佐賀県の海食洞「七ツ釜」について

佐賀県唐津市の海岸には、「七ツ釜」という海食洞があります。

「七ツ釜」(ななつがま)は、7つの海食洞があるということから、「七ツ釜」と名付けられたと思われますが、実際には7つ以上の洞があります。
「七ツ釜」の洞窟を作っている岩石は、玄武岩ですが、その昔に、火山によって流れ出したマグマが玄武岩となり、さらに海水で急速に冷却されたことで、五角形や六角形の柱状に固まる柱状節理(ちゅうじょうせつり)が発達しています。
そして、玄海灘の荒波がその玄武岩を浸食し、現代の海から続く海食洞窟を作りあげたと言われています。
「七ツ釜」の上部は天然の芝で覆われ、休日を過ごすのには丁度よい散策地だそうです。
近くには波戸岬、立神岩があり、天気のいい日には遠く壱岐・対馬も遠望することができるそうです。
そして、「屋形石の七ツ釜」(やかたいしのななつがま)として、1925年に国の天然記念物に指定され、日本初の海中公園にも指定されています。
この「七ツ釜」の観光方法は2通りあるそうです。
まずは、遊覧船で海上から「七ツ釜」を観光する方法ですが、玄海国定公園の駐車場から徒歩5分ほど、海に下る道を進むと4月下旬~10月の土日祝日に限って、屋根付きボートの上にイスが並んだタイプの「七ツ釜遊覧船」が運航されています。
乗船料1000円で、「七ツ釜」のすぐ近くから発着するので無料駐車場も使えて、車でアクセスする方には便利ですが、期間限定の上、平日は残念ながら利用できません。
平日も土日・祝日も毎日運航しているのが、呼子港から運行される「マリンパル呼子・イカ丸」で、イカの形をした客室とデッキのあるユニークな遊覧船です。
乗船料1600円で、ボートタイプではないので波が大きな日でも、洞窟の近くまで運航してくれる上、呼子大橋などの近隣の海上観光スポットも観賞できるそうです。
荒波で有名な玄界灘ですから、洞窟の中までは入れないこともあるそうですが、波が高くなければ、2~3つほどの異なる洞窟の中に入れます。
横幅が広いものから、狭く長い洞窟まで形状は様々です。
もう1つの観光する方法として、「七ツ釜」の上には、歩いて観賞できる玄海国定公園があり、遊歩道が整備された散策コースや、座ってゆっくり眺められる展望台が用意されています。
展望台から見下ろした「七ツ釜」は、波が洞窟にぶつかり、美しく砕け散る迫力ある様子を楽しめるそうです。
「七ツ釜」を周遊するように設けられた遊歩道は、断崖の先端にある展望台へと続いています。
柱状節理もじっくり観賞でき、詳しい説明も書かれています。

七ツ釜/佐賀県
観光スポットから見た「七ツ釜」です。
左側の柱状節理は、垂直に立ち上がっていて、自然にできたものとは思えないくらいの均一性があります。

 
この写真で、一番右にある洞窟が一番最大で、間口と高さが約5m、奥行110mだそうです。
遊覧船などで神秘的な洞窟の中に入り、間近で観賞することができます。

 
遊覧船は、「七ツ釜」の洞窟の中へと進んでいきます。
全く一定ではない柱状節理の岩石を間近で見ることができます。

大分県、緒方平野の真ん中にある「原尻の滝」

大分県豊後大野市緒方町原尻の大野川水系緒方川にある「原尻の滝」を紹介します。

「原尻の滝」(はらじりのたき)は、大野川の支流である緒方川の水流によって阿蘇の溶結凝灰岩が崩落してできた滝で、市名勝に指定され、日本の滝百選にも選ばれています。
緒方平野の真ん中に突如現れた、幅120m、高さ20mの滝です。
別名では「東洋のナイアガラ」とも称されているそうですが、確かに形状はよく似ています。
平野に位置するため気軽に立ち寄ることができ、間近で滝を見ることが出来るそうです。
滝を形造っている岩は、先に述べた溶結凝灰岩大きな一枚岩だそうで、9万年前の阿蘇山の大噴火によって起きた火砕流によりもたらされたそうです。
火砕流は冷えて固まる際、収縮し多くの亀裂を生みました。
この亀裂は縦方向にのび、柱を並べているように見えることから「柱状節理」と呼ばれ、この滝の大きな特徴になっています。
そして、滝上から滝つぼを見下ろす崖の縁まで容易に近づくこともできるそうです。
そして、滝つぼには、節理に従って崩落した凝灰岩が多数見られ、滝ができる過程を実際にふれることができる場所となっているそうです。
滝の上流には、緒方平野左岸を灌漑する緒方上・下井路(用水路)取水口や、平野の右岸を灌漑する三区井路の取水口が設けられています。
また滝の約500m上流には、1923年(大正12年)に建造された、緒方川を渡るための5連のアーチ式石橋の「原尻橋」が建設されています。
滝の右岸には、一宮八幡社、二宮八幡社が設けられ、左岸には三宮八幡社が設けられており、年に一度、三社の祭神が集う「緒方三社 川越しまつり(市指定無形民俗文化財)」が滝上の川岸で行われます。
御輿が渡る川中には、神の道として鳥居が立てられています。
川越しまつりは、緒方三社建立の発願者である豊後武士「緒方三郎惟栄」を慰霊するもので、彼が手がけたとされる緒方下井路の取水口にも御輿が入ります。
そして、滝の下流には木造の吊り橋「滝見橋」が、また、すぐ上流には沈下橋がそれぞれ架けられており、これらの橋を通って滝の周りを一周する遊歩道も整備されています。
また、滝壺の岸まで降りたり、滝壺をボートで遊覧することもできるそうです。
滝のすぐ下流左岸には、「道の駅原尻の滝」があり、滝を見学する際にはその駐車場が利用可能だそうです。
「原尻の滝」周辺の水田には、休耕期に約50万本のチューリップが植えられ、開花期の4月に緒方チューリップフェスタが開催されています。

「原尻の滝」の画像検索結果
まさに小規模な「ナイアガラの滝」です。
日本の滝は、渓谷に多いので、自然にできた滝で、このような平地の中にある形状の滝はほとんど見ることができません。

「原尻の滝」の画像検索結果
右側から写した写真ですが、少し雰囲気が違って見えます。

原尻の滝2
この写真は、ちょっと水流が少ないのですが、水流が多い時は、100m以上の水のカーテンができて、まさに圧巻だそうです。

原尻の滝11
これが川の中の鳥居です。
滝の右岸には一宮八幡社と二宮八幡社が設けられ、左岸には三宮八幡社が設けられています。
年に一度、三社の祭神が集う「緒方三社川越しまつり」が原尻の滝上の川岸で行われます。
御輿が渡る川中には、神の道として鳥居が立てられています。
緒方三社川越しまつりは、緒方三社建立の発願者である豊後武士・緒方三郎惟栄を慰霊するもので、彼が手がけたとされる緒方下井路の取水口にも御輿が入ります。

原尻の滝16
滝の下流には木造の吊り橋「滝見橋」がかかっています。
「原尻の滝」の目前なのでよく見えます。
竣工は、1992年3月で、橋長90m、標高約170mです。 

しまなみ海道の来島海峡大橋の魅力

しまなみ海道で最大の規模を誇る来島海峡大橋を紹介します。

大島から、武志島、馬島を中継して今治へと繋がった来島海峡大橋は世界初の3連吊橋で、自然景観を活かしたつくりで優美なものです。
約9年の歳月をかけ、平成11年5月1日に開通しました。
橋上からは、瀬戸内海国立公園の景勝地として有名な来島海峡の眺めが楽しめます。
来島海峡は、昔より「一に来島、二に鳴門、三とさがって馬関瀬戸(関門)」とうたわれたように最大の海の難所で、鳴門海峡・関門海峡と並ぶ日本三大急潮流の一つです。
また、来島海峡は、九州方面と関西方面を結ぶ瀬戸内海航路のちょうど真ん中に位置し、交通の要衝となっています。
外国船も含め、コンテナ船、タンカー、貨物船、クルーズ客船、自衛艦、潜水艦など、さまざまな種類の船が行き来する国際航路です。
自歩道を歩いて馬島へ降り橋を間近に見る事もできます。
来島海峡大橋の両側には小型バイク道と自転車歩行者道が設けられていて、橋の上から瀬戸内海を眺めることもできます。

来島海峡大橋
今治市の糸山公園から見た来島海峡大橋です。
手前の橋が馬島で、奥には武志島、中渡島も見え、向こう側の大きい島は大島です。

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大島からは、来島海峡急流観潮船が出ています。
この写真は、私が乗った船「くるしま」ですが、瀬戸内の多島美や日本三大急潮流の一つとして有名な来島海峡の急流を間近に体験できます。
そして、「橋くぐり」と言って、来島海峡大橋を海上から臨み、日本一の海事都市「今治」の象徴である造船所群を湾内からも見学しました。
さらには、歴史的にも戦国時代の村上水軍の居城跡「来島」(くるしま)や、明治時代に建てられた芸予要塞の砲台跡が残る「小島」(おしま)なども回る1時間くらいの船旅です。

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来島海峡大橋の迫力を体感できるお勧めは橋の下からだそうです。

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中渡島の沖から来島海峡大橋を望んでいます。

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このあたりは、大島側の来島海峡大橋です。

アンカレイジ
橋のケーブルを固定する巨大なおもり「アンカレイジ」と呼ばれるコンクリートの塊です。
「アンカレイジ」は、海底から約90m、海面からは約60mの高さがあり、使用されたコンクリートは15万㎥とミキサー車5万台分にもなります。
また、来島海峡大橋に使われた鉄の重さは約10万トンです。
コンクリートの量もおよそ48万㎡でコンクリートミキサー車10万台分にもなります。

順中逆西 
「順中逆西」と呼んでいますが、馬島を境に、馬島と小島の間を西水道、馬島と中渡島の間を中水道と呼び、大型船舶はこのどちらかを通航するように決められています。
それぞれの水路は一方通行になっており、潮の流れの向きによって通航できる水路が変わります。

しまなみ海道サイクリング
なんといっても、来島海峡大橋の最大の魅力は、自転車・歩行者専用道路があることです。
本四連絡橋の中で唯一、自転車・歩行者専用道路があり、平成22年には日本経済新聞のおすすめサイクリングコースで、堂々の全国1位に選ばれました。
急潮流や、渦潮、多島美で有名な瀬戸内の島々をながめながら、自転車や徒歩でゆったりと渡ることができます。
毎年、サイクリングやウォーキングのイベントが数多く行われ広く人気を集めています。

 
来島海峡大橋のスケッチ図です。
私は、今から30年ほど前に、武志島の地質踏査や、海上ボーリングでこの付近が仕事場でしたが、橋が出来るとこうも景色が違うのかと思うくらい、海の青さや、空の青さまで違って見えます。
その当時は、急流で苦労ばっかりしていると思っていたので、海や空までどんよりとして見えたのでしょうか。
今は、その急流でさえ観光になるなんて、不思議な縁を感じます。

北海道の樽前ガローの景観

北海道苫小牧市に樽前ガローがあります。

樽前ガローは、苫小牧市の自然環境保全地区に指定されている樽前山麓の林間にあります。
切り立った岩が特異な景観を見せているそうで、ビロードの絨毯のように岩肌には深緑の苔が張り付いています。
自然林のため、観光地には普通にある階段等の整備がされていません。
樽前ガロー橋とガロー橋それに公園の3か所など、どこからも川面まで降りれる場所がありません。
川のそばに行く場合は、木の幹に捕まりながら降りるしかないそうです。
「ガロー」とは、両岸が崖の川底を水が流れる地形のことだそうです。
樽前ガローは、60種以上の苔が自生しているそうです。
新緑の季節になる6月には、深い川底まで初夏の日差しが届くようになり、一年で最も美しい景観を見せてくれるそうです。

樽前ガロー
樽前ガローは樽前山の南側にあります。
樽前川が切り立った崖の間を流れ下る絶景を見ることができます。
約6㍍の高さの崖は苔や樹木が覆い、美しい渓流と緑が溶け合ってとても美しいそうです。
でも、この写真を見る限りでは、四国の渓谷なら当たり前に見られる景色のような気がしますけれど。

スロベニア南西部のピランの町並み

スロベニア南西部のピランの町並みを紹介します。

ピラン(スロベニア語: Piran)またはピラーノ(イタリア語: Pirano)は、スロベニア南西部のピラン湾やトリエステ湾に面した町で、スロベニア領のイストリア半島では3つの著名な町の中の一つです。
町には、オレンジで統一された中世の建築物や、文化的な遺産が豊富に残っており大規模な野外博物館のようになっています。細い通りには小さな家々が建ち並び、その魅力から多くの人を惹き付けています。
ピランはこの地域の行政的な中心で、スロベニアの一大観光地でもあります。
ピランはピラン半島の先端に位置する町でピラン湾に面しています。
クロアチアとは南側の国境で接しており、イゾラとコペルの自治体と接します。
東側はトリエステ湾とアドリア海を介しイタリアと接しています。
最高地点はバレトヴェツ・プリ・パドニで標高289mです。
町の東側は北側の海岸線に沿ってフィエサなど旅行者用の休暇地があります。
そして、ピランとフィエサはビーチに沿った遊歩道で結ばれています。
ピランは温暖湿潤気候で、暖かい夏と寒く冷たい雨の降る冬がやって来ます。
雪は年3回程度で降雪も微量です。
年間22日程度は30℃を超え、冬は0℃以下になることはありません。
オレンジで統一された屋根と、真っ白な家々の壁がアドリア海の海にとても映えています。

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ピランはスロベニアの一大観光地であり、風光明媚な港町です。
クロアチアと南側国境で接し、東側はアドリア海を挟んでイタリアと接しています。
ありのままのスロヴェニアの港町の空気を感じられるところだそうです。
写真で見るだけでも美しさがひときわ目立っています。
大変素晴らしい所なので、ぜひ行ってみたいところの一つです。

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写真の右端にある聖ユーリ協会は、ピランの街を一望できる場所にあります。
写真で見ると、突き出た半島に、ぎっしりとオレンジの屋根屋根が詰め込まれているようです。
ピランで1番の観光名所はタルティーニ広場だそうで、この名前は、ピランが生んだ作曲家のタルティーニからきています。
この広場にも彼の銅像が建ち、広場に面して彼の生家もあります。
聖ユーリ協会は、タルティーニ広場から5分程度です。
ここから眺めて、特に美しいのはアドリア海に落ちる夕陽だそうです。
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