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全国の名水百選⑦

全国の名水百選をまとめてみました。
今回は、中国をリストアップしました。(番号は北海道からの通し番号です)

(63)、天(あめ)の真(ま)名井(ない) 
住所:鳥取県西伯郡淀江町 
飲用の不可:可 
名水の種類:火山山麓湧泉 
概要:
清浄な水に付けられる最大級の敬称である「天の真名井」と呼ばれています。
古代から絶えず湧出し、生活に不可欠の水源として遠い昔から大切にされ、地域住民のふれあいの水辺として親しまれています。
水量2,500トン/日で、生活用水、農業用水などに利用されています。
水温は14℃前後と年中一定で、夏は冷たく冬はあたたかくおいしい水です。

(64)、雄(お)町(まち)の冷泉(れいせん) 
住所:岡山県岡山市 
飲用の不可:煮沸したら可 
名水の種類:その他湧泉 
概要:
岡山市内を流れる旭川の伏流水が湧出しているもので、「備前おてまえ」と呼ばれ今から300年程前の江戸時代貞享3年(1686年)、岡山城主であり備前藩主であった池田光政侯が、息子綱政に命じて整備させたもので、池田家の御用水として使われていました。
当時は番所と水奉行を置いて井戸を監視し、一般人は見ることもできなかったと言われています。
その後岡山市に上水道が布設されるまでは、雄町水として配水されていました。
平成9年、水くみ場などを備えた公園「おまちアクアガーデン」が整備されました。
水質は選定当時と変わらず、良好な状態を保っており、カルシウム・マグネシウム等 (硬度)が最適値とされる50mg/l前後で推移しています。
水量は日量60トンが公園内モニュメントから吐き出されています。

(65)、塩釜(しおがま)の冷泉(れいせん)
住所: 岡山県真庭郡八束村 
飲用の不可:可 
名水の種類:火山山麓湧泉 
概要:
この湧水は中国山地の大山・隠岐国立公園内の蒜山三座(上蒜山、中蒜山、下蒜山)の真中、中蒜山山麓標高520mの裾の谷間から湧き出しています。
水の透き通った小池は東西12m、南北5m、約60㎡のひょうたん型で、水温11度、湧水量毎秒300㍑、水温・湧水量とも四季を通じて変わりません。
この冷泉を“今やこの泉こそ高天原なる天の真名井である。”と高天原伝説と結びつける話もあります。

(66)、岩井(いわい) 
住所:岡山県苫田郡上斎原村 
飲用の不可:可 
名水の種類:その他湧泉 
概要:
どんな天候でも変わらぬ水量で岩の下から浸み出して流れているので、岩井と名付けられました。
子宝の水と呼ばれる水温8℃の冷水で、美と健康・子宝に恵まれるとして語り継がれており、岩井滝不動に詣るものが足を止めて心を清め登って行きます。
由来としては、その昔、子宝に恵まれない中左エ門夫婦が滝の不動様に願かけをしたところ、「これより21日間岩井の清き水を飲むがいい。きっと子宝に恵まれるであろう。」というお告げを聞いたそうです。
それから中左エ門は21日間岩井の水汲みに精を出し、翌年の7月10日の朝、めでたく可愛らしい女の子を授かったという伝説があります。
このことから岩井滝の祭りを7月10日に定めたそうです。
大きく突き出た岩盤が岩屋を形成し、滝の裏側から流れ落ちる景観を眺めることが出来ることから「裏見の滝」とも呼ばれています。

(67)、天川(てんかわ)の水(みず) 
住所:島根県隠岐郡海士町 
飲用の不可:煮沸したら可 
名水の種類:その他湧泉 
概要:
奈良天平のころ僧行基が隠岐行脚で当地を訪れたとき、うっそうとした木陰の洞窟から流れ出る湧き水に霊気を感じ、ここに建物を建てて聖観世音菩薩をまつり、清水寺と号し、この水を天川(天の恵みという意味の天恵の水)と名付けました。
そのころからこの地方では湧水井戸を川と呼び、いつのころからか池をつくり石仏がまつられています。
ここは県指定文化財である観音像を有する清水寺境内にあり、水は境内の池に注ぎその周りは木々で囲まれています。
また、道路を挟んだ目の前には田園風景が広がっています。

(68)、壇(だん)鏡(ぎょう)の滝(たき)湧水(ゆうすい) 
住所:島根県隠岐郡都万村 
飲用の不可:煮沸したら可 
名水の種類:その他湧泉、爆布 
概要:
ここの水は長寿の水、勝者(女神)の水、火難防止の水としても有名で、780年の歴史ある島の闘牛大会や隠岐古典相撲大会に出場する関係者は、必ずこの水を大会前日(深夜)、先を競って迎え、清めて大会に臨む慣習が今もなお続いています。
また、以前山焼き火入れ等を行う際には必ずこの水で清め、御守として利用するとともに、島内でも長寿者が多いところから長寿の水(万病に効く水)としても重宝がられ、今でも参拝には、水入れを持つものが少なくありません。

(69)、太田(おおた)川(がわ)(中流域(ちゅうりゅういき))
住所:広島県広島市 
飲用の不可:不可 
名水の種類:河川 
概要:
西中国山地国定公園の冠山をその源とし、全長103kmの広島市の母なる川の太田川はその後、瀬戸内海に注いでおり、下流でデルタを形成しています。
河岸緑地や親水公園の整備など良好な河川景観の形成を意識した水辺や河川の整備が積極的に行われています。
現在の広島平野をかたちづくったものは、太田川の氾濫の繰り返しでしたが、昭和47年に太田川放水路が整備されてからは、目立った洪水被害は発生していません。
太田川上流は急峻な山間を蛇行しながら支流を集め、河床には礫なども見受けられます。
可部地先は一転して平野が広がっており、以前は田園地帯でしたが、現在は宅地化が進行しています。

(70)、出合(であい)清水(しみず) 
住所:広島県安芸郡府中町 
飲用の不可:不可 
名水の種類:その他湧泉 
概要:
この水は榎川の上流水分峡の奥から地下を通って扇状地の扇端部に湧き出ており、東川の泉と呼ばれ、水天宮を祀り、昔から人々に大切にされてきました。
「出合清水」は東川の泉とも呼ばれ、使用にあたっての定めがあり、湧水のある岩の下では飲み水に、次の囲いは米や野菜の洗い水に、最後の広い囲いは一般の洗濯用に使用されていました。
現在は湧水も少なくなり、以前のように飲み水としては使われなくなりましたが、歴史的遺産として姿を残しています。
芸藩通志に古歌として「あきの国 出合の清水 鷲の森 阿弥陀がみねに いつくしま山」と詠まれています。
この出合清水は海抜6メートルに当たり、背後に近郷最高の海抜662メートルの呉娑々宇山を源に水分峡(出合清水の北東約1.5km)の奥から地下を通って湧き出ているといわれています。
近隣住民の生活用水として水天宮を祀り大切に保管されてきました。

(71)、桜(さくら)井戸(いど) 
住所:山口県岩国市 
飲用の不可:煮沸したら可 
名水の種類:その他湧泉 
概要:
この水は古くから地区の飲料水、灌漑用水として重要な役割を果たし、瀬戸内海を往来する船舶の飲料水に用いられてきました。
「玖珂郡志」によれば、初代岩国藩主吉川如兼(広家)が当地に隠居した1622年頃、この桜井戸の水と京都御所の「柳の水」とを比較したところ遜色ない水であったと伝えられています。
また、史跡「名水櫻井戸」由来記によれば、有名な茶人で浅野家の家老上田宗箇宗匠が如兼公に招かれたおり、この水をこよなく愛(め)でられたそうです。
そして以後は近郊の有名な茶会の席には好んでこの水を用いるようになったと言われています。
また、いつからともなくこの水を若水として汲むと長寿の薬になるという伝説も生まれている。と記されています。

(72)、寂地(じゃくち)川(かわ) 
住所:山口県玖珂郡(くがぐん)錦町 
飲用の不可:煮沸したら可 
名水の種類:渓谷 
概要:
錦川の支流宇佐川の最上流で西中国山地国定公園内にあり大昔、このあたりいったいの里人を苦しめる「大蛇」がいたと言い伝えられています。
七尾七谷に体を横たえ、一度動けば峰の草木は倒れ、その息吹に花や木は枯れ果て里人を悩ませていました。
ある日、「寂仙坊」と名乗る旅の僧が現れ里人の災いを救わんと、「大蛇」退散の祈祷を続け、見事に「大蛇」を退治したことから、「寂地の高僧」と呼ばれる伝説となっています。
豊富な湧水は古くから地元住民の飲料源や特産物であるわさび栽培に利用されています。
付近一帯は西中国山地国定公園に指定され、ブナの原生林に覆われています。
なかでも「寂地川」周辺は特別保護区となっています。
また、「寂地川」にある「五竜の滝」は日本の滝百選にも選定されています。

(73)、別府(べっぷ)弁天(べんてん)池(いけ)湧水(ゆうすい) 
住所:山口県美祢郡(みねぐん)秋芳町(しゅうほうちょう) 
飲用の不可:煮沸したら可 
名水の種類:カルスト湧泉 
概要:
カルスト地域に見られる水色の美しい湧水池であり、生活用水や養鱒用として利用されています。
伝説では、昔、今を溯る奈良時代、堅田の長林を開墾したいと願って、日夜工夫していた別府の長者飯田石見守の夢枕で、老翁に二つの鎌で林を切り開けと教えられ、目が覚めてみると鎌だけが残っていました。
教えられた通り長林を切り払い農地を開拓はしたものの、肝心な水が無く困っていた処、その夜に諏訪明神のお告げが有り、「これより北にある弁財天を勧請して祭りをすれば必ず神の恵みがある。」とのことであり、さっそく社を建立して祭りや神楽を奉納した処、その夜に俄に水が噴き出したと伝えられています。
年間を通じて水温14.5℃、カルシウム含有量が20PPmと適量であるため、人間の味覚に大変美味しく感じさせます。
湧出量は毎秒約168リットルです。

全国の名水百選⑥

全国の名水百選をまとめてみました。
今回は、近畿をリストアップしました。(番号は北海道からの通し番号です)

(52)、十王村(じゅうおうむら)の水(みず) 
住所:滋賀県大津市 
飲用の不可:可 
名水の種類:その他湧泉
概要:
県東の彦根市にあるこの湧水は湖東三名水のひとつとして古くから知られ、古来清水として住民の配慮が払われています。
また、水源池の中央には、六角形のお堂があり、お地蔵さまが祭られていて、おそらく水源池の水神が竜神として祭ったものだと考えられています。
いつ頃からかは不明だが、「母乳の地蔵尊」として地域の人たちに信仰されています。
一時は湧出量も減少していたのですが、現在は再び豊富な水量に回復しています。
 
(53)、泉(いずみ)神社(じんじゃ)湧水(ゆうすい) 
住所:滋賀県坂田郡伊吹町 
飲用の不可:煮沸したら可 
名水の種類:カルスト湧泉
概要:
伊吹山麓に源を発し、石灰岩の岩間を縫い神社境内に湧き出したもので、ミネラルを含んだ清く、美しく、うまい水です。
平均気温11℃の冷水で、1日の流水量は約4,500トンと豊富で良好な水質です。
この水は、天智天皇がこの地を弓馬繰練場と定められ、人々が住居を構えた際、湧き水がでて川を形成したとされ、以後「天泉所」と呼ばれ、大清水と改名されました。
伊吹三名水の一つ日本武尊の居醒の水・小栗助重が病の平癒を祈願された命乞いの水として由緒深いものです。
昭和60年7月に環境省より、「名水百選」に選ばれ、「泉神社湧水」として認定されました。 


(54)、磯(いそ)清水(しみず) 
住所:京都府宮津市 
飲用の不可:可 
名水の種類:浅井戸
概要: 
四面海水の中にありながら、少しも塩味を含まない清浄な淡水が湧出しているところから、古来より不思議な名水として喧伝されています。
その昔、和泉式部が「橋立の松の下なる磯清水都なりせば君も汲ままし」と詠ったと伝えられています。
付近は、特別名勝で日本三景の天の橋立があり、眺めれば神秘の造形に感動を覚え、渡れば白砂青松の美しさに魅了されます。

(55)、伏見(ふしみ)の御香水(ごこうすい) 
住所:京都府京都市 
飲用の不可:可 
名水の種類:地下水
概要:
昔、諸国を回ってきた猿曳が息も絶え絶えにここへたどり着いたとき、肩に乗っていた猿がこの水を飲ませると忽ち元気になったといわれています。
現在でも霊水として、病気平慰、茶道、書道用に持ち帰る人が多く、また「御香宮」の名の起源となった水で、「伏見七名水」のひとつとして有名でした。 
京都の食文化、酒を支える名水です。

(56)、離宮(りきゅう)の水(みず) 
住所:大阪府三島郡島本町 
飲用の不可:可 
名水の種類:地下水
概要:
水無瀬神宮は、後鳥羽・土御門・順徳の三上皇を祭る神社です。
後鳥羽上皇に仕えていた水無瀬信成・親成親子が、後鳥羽上皇御造営の水無瀬離宮跡地に御影堂を建立し菩堤を弔ったのがはじまりとされ、これにちなんで「離宮の水」と名付けられました。
「離宮の水」は、御影堂建立時に、神饌として用いられた神聖な水でしたが、茶道の歴史が始まるとともに、茶の湯としても利用されるようになりました。
境内には、江戸時代初期の様式で造られ、国の重要文化財の指定を受けた「灯心亭」があります。

(57)、宮(みや)水(みず) 
住所:兵庫県西宮市 
飲用の不可:可 
名水の種類:浅井戸
概要:
西宮市から神戸市東部にわたる灘地方は清酒の生産地として全国的に有名です。
従来、清酒は夏を越すと火落ちといって、味が悪くなるのが一般的であったのに、灘地方で生産されたものは秋晴れといって、味が一段と芳醇になります。
天保11年(1840年)、現在の神戸市で酒造業を営む山邑氏は、気候、風土に変わりがない同じ灘地方において、西宮の酒だけが秋晴れすることに着目して、西宮のえびす神社近くの井戸水を、酒造用水として汲んで帰り、試みにこれで仕込んだところ美酒を造ることができました。
それ以来、これを聞き伝えた各地の酒造家が競って宮水を使うようになったと言われています。 
西宮市南部の久保町、鞍掛町、石在町及び東町にわたる約500m四方の地域にある浅井戸から汲み上げられています。
酒造会社が浅井戸から汲み上げて酒造用水に使用しているので一般利用はできません。

(58)、布引(ぬのびき)渓流(けいりゅう) 
住所:兵庫県神戸市 
飲用の不可:不可 
名水の種類:渓谷、爆布
概要:
六甲山に源を発する布引渓流は、神戸市の中央部を流れる生田川の一部であり、布引の滝、布引貯水池等の水資源が存在しています。
雄滝、夫婦滝、鼓滝、雌滝という美しい滝からなる布引の滝は、三大神滝と呼ばれ、古来より和歌等に多く詠まれ、竜宮城、龍神にまつわる神秘的な言い伝えも残されています。
また、平安の昔から景勝地として多くの人が訪れている様子が書物にも描かれています。
布引貯水池は生田川の上流(布引渓流)を堰き止めて設けられた水道水源で、明治33年に誕生しています。
なお、渓流の水は「腐らないおいしい水」と船乗りの間で評判となったコウベウォーターとしても有名です。

(59)、千種(ちくさ)川(がわ) 
住所:兵庫県西北部 
飲用の不可:ラドンの泉は可 
名水の種類:河川
概要:
本河川は、ダムがない自然河川で、兵庫県、岡山県、鳥取県の県境江浪峠に源を発し、県西南部を南流しながら播磨灘に注いでいます。
流域面積は約750㎞2、流路延長は約70kmに及び、南北に細長い典型的な羽状流域を形成しています。
また極めて清流で人工改変度が小さく、本川や支川の上流山間部には、今なお美しい自然景観を残しています。
川沿いにはこれらを活かしたキャンプ場、オリエンテーリングコースなどの野外活動施設が整備されています。
  
(60)、野中(のなか)の清水(しみず) 
住所:和歌山県西牟婁郡(にしむろぐん)中辺路町 
飲用の不可:可 
名水の種類:その他湧泉
概要:
野中坂巻山の中腹は水に不便なところですが、ここだけは、どんな日照りにも絶えたことがなく水が湧き出、付近住民の飲料水や生活用水として利用されてきました。
江戸時代初期には、古今和歌集詠み人知らずの中に「いにしへの野中の清水ぬるけどもとの心を知る人ぞくむ」と詠まれ、既に有名だったようです。
今では、歴史の道「熊野古道」沿い、県指定文化財の名木「野中の一方杉」のある継桜王子社の真下に位置する熊野の名所です。

(61)、紀(き)三井寺(みいでら)の三井(さんせい)水(すい) 
住所:和歌山県和歌山市 
飲用の不可:煮沸したら可 
名水の種類:その他湧泉 
概要:
西国二番札所として知られる紀三井寺は、約1230年前、唐の僧、為光上人により、開基されました。
三井水とは「清浄水」「楊柳水」「吉祥水」の三つの井戸から成っており、寺の名はこれに因んで名付けたとされています。
幸福を呼ぶ水と貴ばれた名水で、井戸の銘は初代紀州藩主徳川頼宣の命により儒学者李梅渓がつけたといわれています。
万葉にも詠われた名草山の中腹に抱れ、景勝地、和歌の浦を望む温暖な海辺の山麓に位置しています。

(62)、洞(どろ)川(がわ)湧水群(ゆうすいぐん)
住所:奈良県吉野郡天川村 
飲用の不可:可 
名水の種類:カルスト湧泉
概要:
本湧水群は熊野川の最上流部霊峰大峯山麓に位置し、ごろごろ水、神泉洞及び泉の森からなっています。
ごろごろ水:この付近はカルスト地形で有名な地区で、地中の水路を流れる水がゴロゴロと音をたてて流れる事から、“ごろごろ水”と命名されたと言われています。
神泉洞:洞窟から流れる清冽な水は、水源も流れて行く先も定かではなく、昔から神秘の流れ“神の泉”として村人からの信仰的なものとして、保全されています。
泉の森:村の入口、鬼門に当たり、御神木の奥にある洞穴から清水が湧出し、この水を“神の水”として保全しています。
村内の利用にとどまらず、村外より採水に訪れる方は年間季節を問わず5万人に達し、多くの人々に親しまれています。 

全国の名水百選⑤

全国の名水百選をまとめてみました。
今回は、東海をリストアップしました。(番号は北海道からの通し番号です)

(45)、長良川(ながらがわ)(中流域(ちゅうりゅういき))
住所:岐阜県美濃市など 
飲用の不可:不可 
名水の種類:河川
概要:
郡上市高鷲町大日ヶ岳にその源を発し、中流域の美濃市、関市及び岐阜市を貫流し伊勢湾に注ぐ一級河川です。
流域にはダムがなく自然環境にも恵まれ、春はサツキマスが遡上し、夏は鮎が銀鱗をおどらせ、秋はモミジガニの姿が見られます。
ほとりにそびえる金華山には、椎の原生林やシダ類の群生が茂り、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロなど60種類以上の鳥たちも生息し、ヒトツバ、モチツツジなどの草花に出会うこともでき、まさに自然の博物館さながらです。  

(46)、養老(ようろう)の滝(たき)・菊水(きくすい)泉(せん) 
住所:岐阜県養老郡養老町 
飲用の不可:煮沸したら可 
名水の種類:カルスト湧泉、爆布
概要:
養老山麓の大自然を取り入れた県営養老公園の中にあり、この養老公園は春の桜や新緑、また、秋の紅葉と年間を通して花木を楽しめる公園です。 
「菊水泉」は養老神社境内にあり、8世紀の初めこの地方に住む孝子源丞内が山で水を汲んで持ち帰り老父にすすめたところ、酒になったという話が都に伝えられ、奈良の都の元正天皇は「万病に効き老いを養う若返りの水」と西暦717年、元号を「養老」と改め、孝子節婦を表彰し、この地方の人々の税を免除した、という伝説話があるります。
菊水泉から湧き出た水を目的とした観光客も多く訪れます。

(47)、宗祇(そうぎ)水(すい) 
住所:岐阜県郡上八幡市 
飲用の不可:不可 
名水の種類:その他湧泉
概要:
八幡市は保水力に優れた水の町で、室町時代の連歌の達人である飯尾宗祇がこの湧水の傍らで庵を結んで愛用したことから「宗祇水」と呼ばれるようになりました。
「水舟」という独特の水利用形態が昔からあり、これは今なお10ヶ所に現存し、住民が組合を組織して保全しています。
清流長良川の最大の支流である吉田川が近くを流れ、水辺に下りて遊んだり川沿いを散策するなど昔ながらの川遊びができます。
昔は、飲用や野菜の洗浄に利用されていましたが、現在では生活用水としては利用していません。  

(48)、柿(かき)田川(たがわ)湧水群(ゆうすいぐん) 
住所:静岡県駿東郡清水町 
飲用の不可:場所により可 
名水の種類:火山山麓湧泉
概要:
約8,500年前の大爆発で大量の溶岩を噴出して出来たのが三島溶岩流といわれています。
その三島溶岩流の間を通って、富士山の東斜面に降った雨や雪解け水が約40km離れた清水町の国道1号線の直下から湧き水となって現れています。
富士山周辺には同じように水が湧き出ているところがありますが、その中で柿田川の水量が最も多く、「東洋一の湧水」と呼ばれています。
また、柿田川は湧水を水源としていることから、かつては泉川、地域は泉郷と呼ばれていた市街地の真ん中でこつ然と湧き出した水は、集まって川幅30~50m、延長約1200mの河川となって狩野川と合流しています。
このように、水が地下から突然湧き出してそのまま河川となっている柿田川は、その流域に豊かな自然環境をつくり、貴重な生態系を維持しています。
飲料水、工業用水、農業用水に利用され、その量は、飲料水として日最大約19万トン、工業用水として日最大約11万トン、農業用水として約0.6万トンにも達しています。 

(49)、木曽川(きそがわ)(中流域(ちゅうりゅういき))可児川合流点より
住所:愛知県犬山市まで 
飲用の不可:不可 
名水の種類:河川
概要:
木曽川が現在の流路になったのは、天正14年(西暦1586年)木曽川史上最大の洪水と言われる「天正の洪水」以降のことで、それ以前はいくつもの支流に分かれ濃尾平野を流れていました。
この「天正の洪水」により集中して流れた流路が「木曽川」と言われており、天正18年(西暦1590年)には、豊臣秀吉が木曽川左岸(犬山から長島まで)の築堤をしました。
この堤防は度々決壊していましたが、その後の慶長12年(西暦1607年)、徳川義直(家康の第9子)が尾張藩主になると、翌年に徳川家康は、伊奈備前守忠次に木曽川左岸の築堤を命じます。
この築堤は、犬山から伊勢湾まで50kmの工事をわずか2年で完成させ「お囲み堤」ともいわれ、尾張を洪水から守るとともに、西国の大名に対する一大防御線を築きました。
また尾張藩では美濃側に対して、この堤防より3尺低くするよう圧力をかけたといわれています。
木曽川の最終渓谷で、上流部では山林に囲まれ、チャート(角岩)の懸崖や奇岩・巨岩を望むことができます。

(50)、智積(ちしゃく)養(よう)水(すい) 
住所:三重県四日市市智積町 
飲用の不可:不可 
名水の種類:その他湧泉、用水
概要:
四日市市智積町は、昔から「旱損所」といわれ、日照り続きには水が枯れ、逆に豪雨時には怒濤の如き上流から水の襲来を受けるため、穀物収量への影響は死活問題として、川上の菰野町と川下の智積町とは争いが絶えませんでした。
したがって、農業用水や生活用水の保全については、恵みの水のありがたさを日常生活を営むなかで語り継いできました。
そのような背景のもと、菰野町から清水として湧き出て智積町に至る1.784km、幅1~2mの川を町の宝として引き継いできました。
毎日の米とぎや洗濯、洗顔、入浴に至るまで幼い頃から川の水を使ってきたため、人々はいつからともなく用水ではなく、暮らしを支える「智積養水」と呼ぶようになりました。
四日市市の隣町である三重郡菰野町内の蟹池に源を発する寺井川が智積町地内を流れ、生活用水および農業用水として利用されています。 

(51)、恵(え)利(り)原(はら)の水(みず)穴(あな) 
住所:三重県志摩郡磯部町 
飲用の不可:煮沸したら可 
名水の種類:カルスト湧泉
概要:
天照大神が隠れ住まわれたと伝えられる伝説の場所で、天(あめ)の岩戸とも呼ばれる伝説の霊水です。
水穴の近くには雨乞いにご利益があると言われている水神が祀ってあります。
現在の参道は大正時代に真珠王の御木本幸吉が、一人でも多くの方に訪れて頂けるように改修したと言われています。
一帯が石灰岩の岩山で、伊勢神宮林等の樹木で覆われた空間となっています。
周囲は透き通るように清らかな空気に満ちており、水穴からあふれる冷たい水と神々しい木立の清浄感のリラクゼーションが味わえます。
流れ出た水は、満々と水をたたえる神路ダムへと注がれ、雄大な神宮林が生み出す清らかな水を集め、志摩半島の水瓶として利用されています。
また、近くには‘おうむ岩’や皇大神宮(内宮)の別宮の伊雑宮があります。 

全国の名水百選④

全国の名水百選をまとめてみました。
今回は、甲信をリストアップしました。(番号は北海道からの通し番号です)

(39)、八ヶ岳(やつがたけ)高原(こうげん)南麓(なんろく)湧水群(ゆうすいぐん) 
住所:山梨県北巨摩郡(きたこまぐん)長坂町、小淵沢町 
飲用の不可:煮沸したら可 
名水の種類:火山山麓湧泉 
概要:
三分一湧水、大滝湧水などいくつもの湧水群があり、富士山、甲斐駒ケ岳を一望できる景観を有しています。
利水が不安定な地域なので、これらの湧水は重要な役目を果たしています。
また、湧水に因んだイベントなども多く催されています。
大滝湧水付近には、面積1500坪を有する同地内には大滝神社があり、社記には武淳川別名(たけぬかわわけのみこと)がこの地を御巡視されたおり、清水の湧出をご覧になり、農業の本、国民の生命、肇国の基礎と称賛せられ、ここに祭祀したと記されています。
また、古くから伝記として井戸水が濁った時、この湧水を井戸水に注入すれば清澄となるといわれいています。
湧水後背地の山林は滝山と称し、江戸時代に水源かん養のため甲府代官が民有地を買い上げ、御留林として湧水の保全を図りました。
三分一湧水は、江戸時代前半、府本の6つの村で3方向に分水し使用していました。
分水池の様子は大変美しく、水分石は先人の知恵、400年の歴史があります。

(40)、白州(はくしゅう)・尾(お)白川(じらがわ) 
住所:山梨県北巨摩郡白州町 
飲用の不可:不可 
名水の種類:渓谷 
概要:
南アルプスの駒ケ岳が源流で、南アルプスの天然水はこれが一番です。
古来、白州山中に白黒で尾が白い神馬が住み、その霊験は白黒(善悪)を明らかにし、人界を律すると伝えられ、その神馬が棲む霊境を源とする川であることから尾白川と呼ばれています。
上流は、千丈滝・噴水滝・神蛇滝・不動滝等に代表される渓谷美が素晴らしく、その後はのどかな集落を通り、台ヶ原地内では一部国道20号線沿いを流れています。


(41)、忍野八(おしのはっ)海(かい) 
住所:山梨県南都留郡忍野村 
飲用の不可:不可 
名水の種類:火山山麓湧泉 
概要:
忍野八海の湧水は、富士山に降った雪や雨が富士山内で数十年も伏流し、やがて清冽な水となって湧き出たもので、富士の御手洗とも呼ばれています。
富士講の開祖長谷川角行の富士八湖修業になぞらえ、八海巡拝が大正末期まで盛んに行われていた。市川大門の大我講開祖友右衛門は、江戸末期にすたれゆく信仰をなげき、八海に八大竜王を祭り、それぞれの八つの湖に竜王名と歌を刻んだ銘石碑を建立、その再興を図ったと伝えられています。
古くより国の天然記念物に指定され、忍野八海にちなんで、毎年8月8日に忍野八海祭りが開催されています。

(42)、安曇野(あずみの)わさび田(だ)湧水群(ゆうすいぐん) 
住所:長野県安曇郡(あずみぐん)豊科町 
飲用の不可:可 
名水の種類:扇状地湧泉 
概要:
県内随一の湧水地である安曇野では、北アルプスの雪解け水を集めた清流を利用して、古くから新田の開墾や用水・堰の開削を行ない、広大で豊かな田園風景を形成して来ました。
また、伏流水は豊富な湧水となっており、大正時代からわさびの栽培に用いられ、その排水は虹鱒養殖に使うなど、水を循環利用してきました。
ここは、犀川、穂高川、高瀬川が合流する複合扇状地の末端地域に位置し、日本一の規模を誇る大王わさび農場を始め、多くのわさび田が散在しています。
犀川河畔には11月から3月まで800羽程のコハクチョウが飛来越冬します。
また、古くから信濃の大社として有名な穂高神社は、人形で飾りつけたお船同士が激しくぶつかり合う「お船祭り」でも有名です。
安曇野は道祖神の宝庫と言われ、豊科地域133体、穂高地域125体などの道祖神はバラエティに富んでいます。

(43)、猿庫(さるくら)の泉(いずみ) 
住所:長野県飯田市 飲用の不可:可 
名水の種類:その他湧泉 
概要:
飯田市の北西に高くそびえる風越山山麓の円悟沢に湧出している猿庫の泉は、昔から茶の湯に適すことで知られ、応永年間(1394~1428)には茶道を極めた城主がいたとされています。
文化文政(1804~1830)の頃には、時の飯田城主掘公が城内に数奇屋を建て、毎朝家来に馬を駆けさせこの水で茶の湯を点てたという故事も残っています。
茶道家の不蔵庵龍渓宗匠(ふぞうあんりゅうけいそうしょう)が茶に適した水を求め、諸国を遍歴中についに風越山麓松川渓谷にこの泉を探し当てた…という話は、今も語り継がれ、市民はもとより、ここを訪れる多くの人々に親しまれています。
名水百選に選ばれる前から、地域の方々により大切に守られています。

(44)、姫川(ひめかわ)源流(げんりゅう)湧水(ゆうすい) 
住所:長野県北安曇郡白馬村 
飲用の不可:不可 
名水の種類:その他湧泉
概要:
信濃川水系に属する青木湖と分水嶺を隔てた山あいの小さな平坦部から、水温8度の清冽な水が多量に湧き出て直接姫川が発祥するという全国的にも珍しい例です。
県指定自然環境保全地域であり、自然採勝園として整備されています。 
全長58kmの川の源流である姫川源流は、福寿草の群落や数多くの湿生植物が生息しています。
また、近くの親海湿原にはミツガシワやカキツバタの群生が見られます。

全国の名水百選③

全国の名水百選をまとめてみました。
今回は、北陸をリストアップしました。(番号は北海道からの通し番号です)

(27)、杜々(とど)の森(もり)湧水(ゆうすい) 
住所:新潟県栃尾市 
飲用の不可:可 
名水の種類:その他湧泉
概要:
古来この森は神の棲む聖域として守られてきました。
湧水は昔から飲料水や灌漑用水として地元の生活を支え、現在も錦鯉の養殖や冬季の融雪に役立っています。
また、樹齢数百年の巨木が立つ杜々の森は、52種もの多数の鳥類が生息し、新潟県の自然環境保全地域特別地区に指定されています。 

(28)、竜(りゅう)が窪(くぼ)の水(みず) 
住所:新潟県魚沼市 
飲用の不可:指定の場所なら可 
名水の種類:火山山麓湧泉
概要: 
昔、干ばつのために食料に困った村人が龍の卵を盗み、卵を割ろうとしたところ怒った母龍が村に仕返しにやってきたが、「子供だけでも助けて欲しい」という村人の心に打たれ、3日3晩雨を降らし続け、この地を作ったという竜神伝説の地です。
水質・水量は、選定当時とほぼ変わらず、良好な状態を保っており、水質は、ミネラルの含有量(蒸留残留物)が適度に含まれ、硬度が低く(軟水)、臭気度は無く、残留塩素値も低く、水温は年間を通して7~8度と変化が少ない等々「おいしい水」の要件を満たし、極めて良質です。

(29)、黒部(くろべ)川(がわ)扇状地(せんじょうち)湧水群(ゆうすいぐん) 
住所:富山県黒部市 
飲用の不可:可 
名水の種類:扇状地湧泉
概要:
日本一大きな扇状地である黒部川扇状地の扇端部には、清澄な水に恵まれた湧水地帯が広がっています。
点在する「共同洗い場」は古くから生活水として人々を潤し、また「杉沢」には湧水で育った沢スギが群生するなど貴重な自然を残しています。 
黒部の名水の源となる黒部川は、北アルプスの中央部に位置する黒部奥山の鷲羽岳に源を発し、立山連峰と後立山連峰の間に2,000m近くにも及ぶV字形の深い谷を刻み、急勾配の中を短時間で北流しています。
水に溶けにくい硬い岩の間を流れるため、その水質はカルシウムや鉄などの成分が少なく、軟水であり、清らかです。

(30)、穴(あな)の(ん)谷(たん)の霊水(れいすい) 
住所:富山県中新川郡上市町 
飲用の不可:可 
名水の種類:その他湧泉
概要: 
日本版ルルドの泉と呼ばれ、「穴の谷の霊場」の参道から108段の石段を下った谷間に薬師観音堂があり、そこに祀られた薬師如来像横から尽きることなく湧き出る水は、難病に効く霊験あらたかな霊水とされ、日々参詣者が絶えることはありません。
不純物の混入がほとんどないため腐りにくいとされ、酒、みそ、醤油などの製造にも利用されています。
その昔、穴の谷の洞窟には白蛇が棲むとされ、人々は近寄ることを恐れていましたが、江戸時代、美濃国の白心法師がこの地で修行して以来霊場として知られ、多くの修行僧や参詣人が全国から訪れるようになりました。

(31)、立山(たてやま)玉(たま)殿(どの)湧水(ゆうすい) 
住所:富山県中新川郡立山町 
飲用の不可:可 
名水の種類:その他湧泉
概要:
日本最高所の名水(2500m)で、立山黒部アルペンルートの立山トンネルの開通により、標高2450mの室堂に噴出した湧水です。
霊峰立山の主峰雄山直下から湧くその豊かな水は、2~5℃と非常に冷たく、多くの登山客や観光客ののどを潤しています。
水量は一日2トン、水温は真夏でも2~5℃という冷たさで口当たりが柔らかく美味しい湧水です。
この湧水は、立山連峰の万年雪が地中に染み込んだ後、250年もの間(一説による)地中に埋まっていたため、花崗岩や変成岩によって不純物がろ過されミネラルを適度に含んでいます。
周辺の室堂平には、立山火山の爆発で出来た火口湖の「みくりが池」、水蒸気を上げ硫黄の塔が立つ「地獄谷」、石仏が並ぶ「玉殿岩屋」などがあり、雲上の景観を満喫できます。

(32)、瓜裂(うりわり)の清水(しょうず) 
住所:富山県砺波市 
飲用の不可:煮沸したら可 
名水の種類:その他湧泉 
概要:
およそ600年の昔、綽如上人がこの地で休息された際に、連れた馬の蹄が突然陥没し、その跡から清水がこんこんと湧き出て、との水の冷たさに瓜が自然に裂けたということから、綽如上人は自らこの水を「瓜裂清水」と命名したといわれています。

(33)、弘法(こうぼう)池(いけ)の水(みず) 
住所:石川県石川郡鳥越村 
飲用の不可:煮沸したら可 
名水の種類:その他湧泉
概要: 
釜清水地区のくぼみの岩穴の底から湧き出る清水(おう穴泉という珍しいタイプ)で、その形状から「釜池」とも呼ばれ、白山市指定文化財でもあります。昔、弘法大師が親切な老婆に感謝し、お返しに手にした錫杖を岩に突き刺したところ、水が湧き出たという伝説があります。
池の周辺には手取峡谷があります。

(34)、御手洗(みたらし)池(いけ) 
住所:石川県鹿島郡田鶴浜町 
飲用の不可:可 
名水の種類:その他湧泉
概要: 
聖武天皇の東宮(皇太子)の眼病のご治療に使われたと伝えられている霊泉です。
能登半島国定公園の一部である七尾湾のすぐ近くにあり、赤倉神社境内(県指定の「憩の森」)の一角にある池です。
赤蔵山の杉林を水源涵養林とするこの池は、別名「赤倉神社のお池」と呼ばれています。
真夏日でも池のほとりに足を運ぶと、冷気を肌に感じる絶好の避暑地になっています。
戦国時代、戦いに敗れた武将が愛馬諸共入水した底なし池と言われ、元旦の未明に赤い鞍が浮き上がることから「赤蔵」の地名が生まれたと語り伝えられています。
うっそうとした巨木の下、幾多の歴史と伝説を秘めながら枯れることなく湧き出る豊かな水は、赤蔵権現の御手洗池として四季折々の姿を水面に漂わせ、訪れる人々の喉を潤し、安やぎを与えています。

(35)、古和(こわ)秀(しゅう)水(ど) 
住所:石川県鳳至郡(ふげしぐん)門前町 
飲用の不可:煮沸したら可 
名水の種類:その他湧泉
概要: 
総持寺の開祖である瑩山禅師が竜神のお告げによって知らされたという1321年以来の霊水です。
「子には清水(しゅうど)、大人には酒になる」という伝説からコワシュウドと名付けられました。
この霊水は、お茶の水として愛用されて以来、総持寺では仏前の献茶・献湯の水として供されているほか、付近の住民も仏前のお水やお茶用の水として愛用しています。

(36)、御清水(おしょうず) 
住所:福井県大野市 
飲用の不可:可 
名水の種類:盆地型湧泉群
概要:
御清水は、かつて城主の飯米をかしぐ(炊く)のに用いられたことから、敬意を表して「御清水」あるいは「殿様清水」と呼ばれています。
城下町だけではなく水の町でもある泉町と呼ばれるこの一帯は、江戸時代には武家屋敷が建ち並び、家中の人々が生活用水として御清水を使っていました。
武家屋敷の人々はしつけも厳しく、常にこの清水を清潔に保ち、上流から順番に飲料水、果物などを冷やすところ、野菜などの洗い場などと定めて使用していました。
この名残が、現在も不文律として地域の住民たちに受け継がれています。
夏冷たく冬暖かい地下水は、飲み水などに利用され、地域の社交場となっています。

(37)、鵜(う)の瀬(せ) 
住所:福井県小浜市 
飲用の不可:不可 
名水の種類:河川
概要: 
その昔、白黒の2羽の鵜が岩から飛び出し、留まった樹の跡から甘水が湧き出し、香水が満ち溢れたのが湧水のはじまりという記録が残っています。
毎年3月2日の夜、東大寺二月堂の「お水送り」の神事が行われ、春を呼ぶ行事として有名です。
遠敷川の中流に存在し、上流域は林野庁選定の「水源の森百選」に選定されるなど、豊かな森を源とした清浄な河川です。
周辺には、国指定重文の神宮寺本堂・仁王門や若狭姫神社、若狭彦神社など古寺古刹が点在し、白石神社には、天然記念物の椿が群生するなど歴史と自然にあふれています。

(38)、瓜(うり)割(わり)の滝(たき) 
住所:福井県遠敷郡(おにゅうぐん)上中町 
飲用の不可:可 
名水の種類:その他湧泉
概要: 
八大龍王が湧き出させたというこの湧水は、一年を通じて水温が変わらず、夏でも水に浸けておいた瓜が割れるほど冷たいという故事から命名されました。
天徳寺の境内奥に広がる森の中を、岩を割って、小さな滝となって流れています。
8世紀に活躍した泰澄大師の昔から冷泉として知られ、また五穀成熟諸病退散の霊験があると信じられ、真夏でも変わることなくこんこんと水が湧き出る森を、古くから人々は神聖な「水の森」として敬っています。
瓜割名水公園内に広がる庭園には約1万株のアジサイが植えられており、6月頃に見ごろを迎えます。
また園内には銀杏・もみじ・桜の木があり四季折々の美しい表情を見せてくれます。
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