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バイカル湖の世界一と悲しい過去

ロシアにバイカル湖があります。

バイカル湖(ozero Baykal)は、ロシア中東部,東シベリア南部にある大きな湖です。
ブリヤート共和国とイルクーツク州にまたがって北東-南西方向に延びる細長い湖で、長さ 636km、幅は平均 48km、最大 79.4km、周囲 2100km、面積 3万1500km2の三日月状の湖です。
面積 3万1500km2は琵琶湖の約47倍あります。
このバイカル湖ですが、
①世界最古の湖
②世界一の透明度の湖
③世界一深い湖
と3つの世界一を持つ巨大な湖です。

まず、世界で最も古い古代湖です。
古代湖とは、多くの湖が数千年から数万年で堆積物によって埋められていき消滅してしまう中、10万年以上存続し続ける特殊な湖のことを言っています。
そして、世界で古代湖として認められている湖は20か所だそうです。
バイカル湖は、この古代湖の中でも最古であり、3000万年に海から離れて孤立して徐々に淡水化を進めていったと考えられています。
そして、バイカル湖の湖底は、今もプレートの活動の影響で、その幅も深さも広がり続けているそうです。
まさに、バイカル湖は生きた湖と言えると思います。
また、バイカル湖は世界最古の古代湖であるため、ここにしか存在しない生物があふれています。
3000万年前には海だったのですが、約2500万年前に海溝が陸封されて淡水化したと考えられています。
徐々に淡水化したからか、本来海の生き物だった生物が、多く淡水化しているのが特徴の一つです。
チョウザメ、オームリ(サケ科の一種)などが生息するほか、バイカルアザラシという世界で唯一の淡水性アザラシをはじめ固有種が多く見られます。
現在でも、まだ未発見となっている生物が多く存在しているだろうと考えられていて、調査が続けられているそうです。
その一方で、周辺の都市化、工業化などの影響から、有害排水流入などの環境破壊が起こり、固有種の一部は絶滅の危機にあるともいわれています。
実際に、魚やアザラシの集団死などが起きていることから、生態系の乱れが指摘されているそうです。
また温暖化の影響もあり、湖に張る氷の厚さも年々薄くなってきています。

次に透明度ですが、水深40mと言われています。
世界の淡水全体の20%がこのバイカル湖に集まっており、場所によりますが、そのまま湖の水を飲める場所もあるそうです。
清澄な水を豊富にたたえる理由は、地質も関係しています。
湖底では、地殻変動が活発なため、振動により化学物質や鉱物が流れ出し、それにより浄化が行われています。
冬のバイカル湖では、透明度の高さから、数十cmから数mという厚さの氷はそのまま湖底を覗くレンズとなるそうです。
数mから数十mの深さの湖底がすぐそこにあるかのようにはっきりと見ることができる場所もあるそうです。
湖では凍結が進むと膨張し、氷と氷が押し合って盛り上がる「御上渡り(おみわたり)」状態も起きるそうです。
氷同士が軋むその音と激しく盛り上がった氷から、日本では神が湖上を渡っている音として知られる現象ですが、バイカル湖のそれは桁外れだそうで、数mもの氷柱が数百mに渡って立ち並ぶ様子はまさに絶景だそうです。
バイカル湖に棲息する1334種もの動物のうち、おおよそ70%が固有種(=特産種)で、先述したバイカルアザラシは世界で唯一淡水に棲むことで知られています。
しかも、バイカル湖特有の甲殻類で、プランクトンの98%を占めるエピシュラによるところが大きいです。
エピシュラは、湖の泥やごみを食べものとして体内に取り込み、消化すると同時にカルシウムを放出して水をろ過しているそうです。

最大水深は1714mでこれも世界一です。
面積は世界最大のスペリオル湖には及ばないものの、貯水量(23×104 km³)も世界最大です。
1996年に世界遺産(自然遺産)に登録されています。

バイカル湖は多くの命も育んできました。
バイカル湖周辺には、人類は、2万年以上前から定住していたと考えられています。
またその中には、北アジア人となってアジア各地へと移動していく北方モンゴロイドとなったと考えられています。
モンドロイドというと、お尻に蒙古斑を持つのが特徴の一つであり、日本人のDNAにも同じモンゴロイドの遺伝子が刻まれているそうです。
遠く縄文・弥生時代に日本へと渡来し、現在の日本人を作りだしたモンゴロイドの故郷、ひいては日本人の故郷が、実はバイカル湖だと考える説もあります。
事実バイカル湖は、ロシアの中でも南に位置し、モンゴルとも近い距離です。
バイカル湖周辺には、モンゴル系ブリヤート族が先住民として暮らしてきました。
11~12世紀頃には、かなりモンゴル化が進んでいたことが、出土品などからも分かってきています。
また、バイカル湖のシャーマン岩は、チンジス・ハーンの迫害から逃れて辿りついたシャーマンが隠れ住んだといわれる場所です。
バイカル湖岸には、今もシャーマン信仰が残されていて、聖地とされる岩や岬、洞窟などではシャーマニズムと仏教の儀式が行われています。
一部は先住民ブリヤートの聖地として観光客の立ち入りが制限されている場所もあります。

このように、美しく、また日本人の先祖が住んでいたかも知れないバイカル湖ですが、実は悲劇が起こった湖としても有名です。
その伝説は次のように語り継がれています。  
1917年2月、帝政ロシアに、革命が起きロマノフ王朝は崩壊しました。
新政権を握ったソビエト政府の革命軍(赤軍))と、ロシア国内で帝政ロシアの復活を目指す白軍との激しい戦いが始まりました。
ドイツをも味方につけた赤軍が有利となり、1919年11月、白軍の拠点であった東ウラルのオムスクが陥落しました。
再起をはかるために、白軍は赤軍の追手のかからぬシベリアの奥地へと移動していったそうです。
白軍50万人と、帝政時代の貴族、僧侶などの女性や子どもを含む亡命者75万人が加わり、軍民合わせて総勢125万人が、東へ東へと大移動し、8000kmもある広大なシベリア横断が始まりました。
その年の季節は冬でした。
気温は毎日氷点下20度を下回り、激しい吹雪などで凍死者が続出しました。
20万の人間が一晩で凍死した日もあったそうです。
それでも、「死の行進」は休むことなく続けられ、3ヵ月後には125万人がたった25万人となってしまいました。
燃料、食料も底をつき、運搬用の馬も次々と倒れたそうです。
残った25万の人々は、それでもなんとか2000km離れたイルクーツクまでたどり着いたそうです。
しかし、人々の前には凍った巨大なバイカル湖がありました。
湖の向こう側にいけば、赤軍の手から完全に逃れられると、最後の力を振り絞って人々は厚い氷に覆われた、巨大なバイカル湖を横断しはじめたそうです。
ところが、前代稀に見る激しい寒波が彼らを襲ったそうです。
猛吹雪により気温は氷点下70度まで下がり、一瞬にして意識を失うほどの強烈な寒さで、人々は歩きながら次々と凍っていき、そして死んでいき、もはや湖面上に生きているものは存在しなくなったそうです。
そうです、バイカル湖の湖面にて、白軍は全滅したそうです。
春が来て雪解けの季節となり、バイカル湖の湖面の氷が溶け出すと、25万の凍死者の屍は、ゆっくりとバイカル湖の水底深くに飲み込まれていったそうです。

このような悲しい過去により、バイカル湖の不思議な「悪魔のクレーター」伝説もあります。
バイカル湖の中央部分には、バミューダのトライアングル地点のように特殊な力が働いているため、そこを通りがかった船は方向感覚や携帯の電波までも失い、船ごとグルグルと渦巻く湖水の中へと引きずり込まれてしまうのだという言い伝えがあります。
先住民たちは、バイカル湖の底には「悪魔のクレーター」があり、そこへと引きずり込まれていると信じ、また、ある者は「行列」や「古代の城」・「古代の船」の姿を目撃すると船が進行方向を見失うそうです。
蜃気楼が発生しそうな霧が出てきたら要注意だそうです。

LakeBaikal
美しいバイカル湖です。
ただし、この写真を見る限りでは、そんなには大きくは見えません。

Beach
冬のバイカル湖です。
美しい風景ですがとても寒そうです。

0502-27
これがバイカル湖の御上渡りです。
凍結が進むと膨張し、氷と氷が押し合って盛り上がる現象ですが、日本の諏訪湖の御神渡りと比べても桁外れです。
数mもの氷柱が数百mに渡って立ち並んでいるそうです。

世界一危険なタイにあるメークロンの線路市場

タイにあるメークロンの線路市場を紹介します。

このメークロン市場は、日本でも危険な鉄道として有名で、テレビでもよく紹介されています。
バンコクから日帰りツアーも多く出ているお手軽スポットですが、鉄道に全く興味のない人でも、タイに訪れたのならメークロンの線路市場で、日本では絶対に見られない、ギリギリ感を感じることができます。
未だにこんな鉄道がまかり通っているのが不思議です。

 
線路脇に数々の商品が並べられている、メークロンの線路市場です。
「線路脇」でも、日本人がイメージするような生易しい線路脇ではありません。
線路から数センチ離れているかどうかというだけでなく、中には、線路脇を通り越し線路内に入っている野菜すらあります。
メークロン市場は、その特異性からもちろん観光客も訪れますが、基本的には地元の人々のための市場です。
品物は主に野菜、肉、魚、お菓子等の食料品です。
観光客向けのテーマパークではない、人々の生活を支える現役の市場の中を線路が通っていることが、この市場の大きな魅力となっています。

 
突如として市場に警笛が鳴ると、店員たちは一斉に店の屋根を片付け始めます。
屋根と言っても雨や陽射しをよける程度の簡素なもので、店員たちは慣れた手つきです。
基本的に時刻表通りに動かないタイの鉄道なので、数時間遅れも珍しくない電車の通過を知る唯一の手段は警笛のみだそうです。
その時に店員がトイレでも行っていたらどうするのでしょうか。

 
警笛が鳴ってから約5分くらいで、本当に、市場のど真ん中に電車がやってきます。

 
屋根を片付けたら、当然商品も全てきれいに片付けるのは日本人ですが、野菜はそのまんまで列車のしたにあります。
ここで働く人たちは、列車に触れないギリギリのラインと高さを知っているからこそできる芸当みたいです。

オーストラリアにあるブンダクリフの大断崖

世界最大の大断崖を紹介します。

オーストラリア南部のグレートビクトリア砂漠に、ブンダクリフの大断崖があります。
高さは60~120mで、全長100kmもある世界で最も長い断崖だそうです。
周辺には面積20000km2もある、ナラボー平原とよばれる乾燥地帯が広がっています。
このナラボー平原は、東京ドーム42万個分もあるそうで、想像もできません。
イギリスとほとんど同じ大きさがあるそうで、オーストラリアの究極のドライブコースにもなっているそうです。
この世界最大の断崖は、石灰岩だけで出来ているそうです。
崖下ではときおりホオジロザメが泳ぎまわっているそうです。

絶景写真 14
断崖の長さが100kmですか。
想像を絶する長さですが、こうして遠くから見下ろすとナラボー平原には全く何もないようですが、断崖の近くには車が走った跡が見られます。
この、断崖ぎりぎりの所も、オーストラリアの究極のドライブコースなのでしょうか。


グレートビクトリア砂漠南部のブンダクリフの大断崖を横から見た写真です。
ここが南の端ですが、この写真を見ると、石灰岩の上に数mの土砂部分が載っているようです。
この土砂部分は、いかにも崩れそうに思えます。

宇宙空間から見たヒマラヤ山脈

宇宙空間から、ヒマラヤ山脈を撮影した写真があります。

絶景写真 23.0
ヒマラヤ山脈は、地球上で最も標高の高い地域です。
エレベストを含む地球上で最も高い8,000 m級の山が14個、7,200 m以上の山が100個以上存在しています。
その全長は2,400 kmにも及んでいますが、宇宙空間からだと、このようにすべてが写っています。
向こう側が海のようですから、中国側から撮影したようです。

d0063814_1581487.jpg
宇宙空間から見たヒマラヤ山脈の氷河の様子です。
8000m級の山々を抱えるヒマラヤ山脈には、数千もの氷河があります。
写真は、NASAの地球観測衛星(EO-1)が、2009年12日25日に撮影したネパールとの国境近くの中国南西部のヒマラヤ山脈だそうです。
写真中央部の大きな氷河を見ると、右端には真冬のため凍った氷河湖が見えます。
また、氷河が皺状になっている所はクレバスです。
この写真は、ヒマラヤが珍しく好天に恵まれた日に撮影されたもので、色は実際のカラーで、撮影範囲は30kmだそうです。

カナダの「キルークレイク」

カナダの「キルークレイク」を紹介します。

カナダ南西部、バンクーバーから東へ400kmほど、ロッキー山脈山系のまん中に、夏場にカラフルで丸い模様が出来る湖があります。
「スポットレイク」、または、本来の原住民の呼び方から「キルーク(Khiluk)レイク」と呼んでいる湖です。
この湖は、夏場になるとほとんど干上がってしまうのですが、その時に湖に含まれていた鉱物が残り、結晶となります。
それが固まり、下の写真のように水分を含んだ部分を丸く囲んでしまい、カラフルなまだら模様が出来るのだそうです。
「キルークレイク」は、いわゆる塩湖だそうです。
含有物は硫酸マグネシウム、カルシウムと硫酸ナトリウム等が主体だそうです。
これは、温泉に含まれているようなものだと思うのですが、この「キルークレイク」はその含有量が非常に高くなっています。
濃い温泉とと同じ状態だと思われ、夏場入浴すると濃すぎて危険だそうです。
ただし、原住民たちは、この湖の水に傷を癒す効果があることを知り、神聖な湖として大事にしていたそうです。

変わった風景13
こうして見ると、不思議な湖です。
カラフルなのは、それぞれの小さな池の水に含まれる鉱物の含有量が違うからなんだそうです。
冬場には一つの湖になるので、その水に含まれる成分は平均化すると思うのですが、それなのに、干上がっていく時点で、それぞれの小さな水たまりに含まれる水の中の鉱物の含有量が変わってくるそうです。
なにか不思議です。
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