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発電のコスト比較

未だに、発電コストだけの比較では、原子力が一番安いと思っている人が多いことにびっくりします。
電力会社の宣伝効果でしょうか?
前のブログの、「コスト高の原子力発電」でも説明しましたが、改めて原子力がいかに高いか説明します。

(1)各発電のコスト比較
発電コストのみの比較では、  
①LNG火力....7.0円/KWH 
②石炭火力....7.2円/KWH
③原子力....7.3円/KWH
④水力....10.6円/KWH
⑤石油火力....12.2円/KWH

(原子力のコストが過小評価された算出方法:電気事業連合会ウェブサイトより)
このように原子力のコストが過小評価された算出方法から見ても、LNG火力発電が一番低コストです。
またた、石炭火力よりも高コストとなっています。
浜岡原発を停める際に、中部電力は、原発1基分を火力発電で代替すると、燃料コストは1日に2億~3億円上昇し、原発の稼働率が1%下がるごとに、営業利益は年26億円押し下げられる計算だと言っていました。
でも、これは、一番コスト高の石油火力との単純な比較から出した数字です。

(2)原子力発電の総費用
原子力発電での総費用には、
①燃料費などの発電に直接要する費用
②使用済燃料再処理費用などのバックエンド費用
③立地費用など国家からの資金投入
④事故に伴う被害と被害補償費用
以上4つの費用が含まれるのが常識です。
でも、電力会社が算定する「料金原価」には、主として①と②しか含まれていません。
先の、各発電のコスト比較も①と②のみの比較です。
③は国家予算の一般会計ならびにエネルギー特別会計から支出され、④は料金原価にきわめて不十分にしか算入されていないというのが実情です(大島堅一『再生可能エネルギーの政治経済学』東洋経済新報社、2010年、55ページより)。
立地費用や、「核のゴミ」の最終処分や事故などを入れると、原子力発電はとんでもなく高コストです。
そして事故があると、これはもう比較として成り立たないほどの費用がかかってしまいます。
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