FC2ブログ

風化岩の呼び方

風化岩について考えたいと思います。
愛媛県の高縄山には花崗岩が分布しています。
この花崗岩、硬いものもあれば軟らかいものもあります。
岩盤の分類だと、風化岩、軟岩、中硬岩、硬岩と言い、これが岩級区分だと、D、CL、CM、CH、B、Aとなります。
風化岩はD級で、CLとCM級は軟岩、CH級は中硬岩、BとA級は硬岩に分けられており、これがおおまかな目安となります。
この風化岩は岩盤が風化により土砂化したもので地質的には「風化残積土」と言います。
ただし、一般的には「真砂土」とか「マサ」とか言っています。
なにか呼び方がまたまちですが、地質的には「風化残積土」であり、その風化の程度で、風化花崗岩とか強風化花崗岩とか極風化花崗岩と呼んでいます。
岩級区分もD級のなかで細分され、DL、DM、DHとなります。
・手のひらでの指圧砕で概ね粉末状や一部砂状となるものがDL級。
・指圧砕で石英カリ長石の粒子細片を残し砂状となるものがDM級。
・指圧砕で石英周辺に長石を残し、各粒子が硬く礫状~砂状となるのもがDH級。
このように分けられています。

真砂土とかマサとか言っている人は土木出身か施工業者に多く、これをひとくくりにして土砂と言ったりします。
まあ、粘土も砂も礫も全部ひとくくりで土砂だからこれも間違ってはいないと思います。

土質出身の人はこのような風化岩を土質名で呼ぶ場合があります。
砂が70%で粘土が10%の場合は粘土混じり砂となり、砂と礫がほぼ一緒の場合は砂礫となります。

ボーリング柱状図に書く場合は、かなり土砂を含んだ岩盤でも岩組織(岩構造)が確認できれば風化岩とかの地質名で呼んでいることが多く、岩組織が全く確認できない場合は土砂にしたり、粘土混じり砂とかの土質名で呼んでいます。
また、岩組織があっても地形的に明らかに不自然な場所とか、ボーリング調査でその岩組織より下層に岩組織が全く確認できない層が確認された時には「流れマサ」とか「移動岩」とか呼んで基盤岩と使い分けをしています。
 
花崗岩の例で説明しましたが、どの岩盤でもほぼ同様のことが言えます。
岩盤が風化により土砂化したものが「風化残積土」。
それが侵食や運搬を重ねて堆積したものが「堆積土」。
岩組織(岩構造)が確認できるものが「風化残積土」で岩組織が全く確認できないものが「堆積土」と言うことになります。
スポンサーサイト



最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム
QRコード
QR