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赤蔵ヶ池の伝説

久万高原町の旧美川村二箆(ふたつの)という集落のの山の頂上付近に、赤蔵ヶ池(あぞがいけ)という池があります。
美川地区の沢渡・二箆・筒城の3つの集落に囲まれていて、標高約870mの山頂のくぼ地にできた、周囲575m、面積10,470平方mの湧き水による池です。
道路が終わってから10分以上は歩かなければいけません。
このように人里離れた山中にあるだけに、一種独特の不気味な雰囲気をたたえています。
そして、この赤蔵ヶ池には「怪鳥ヌエ」伝説にまつわる物語が語り継がれています。

(1)「怪鳥ヌエ」とは?
平安時代末期の源氏の武将源頼政が、若かりしころ、皇居に飛来して天皇を悩ませた「怪鳥ヌエ」を退治した話は『平家物語』によってよく知られていますが、そのぬえが住んでいたのが他ならぬこの赤蔵ヶ池であった、というのです。
「怪鳥ヌエ」は、この池から雲に乗って京の空へ往来して行ったといわれています。
ちなみに『平家物語』には、源頼政の射た矢によって「頭は猿、躯は狸、尾は蛇、手足は虎」のような恐ろしげな怪獣が射落とされた、と記しています。
ただ『平家物語』は、そのぬえがどこに住み、どこから飛来したなどということを明記しているわけではありません。
確かに赤蔵ヶ池は今も山中に不気味に静まりかえっていて、「怪鳥ヌエ」が棲息しているといわれれば素直に納得しそうな雰囲気があります。

 
「怪鳥ヌエ」とはこんな形?

諸説によると、「怪鳥ヌエ」は、赤蔵ヶ池に住んでいたとも、源頼政の母が息子の立身出世を思いやった挙げ句に化身したとも、伝えられています。

(2)「双生ヤダケ 」について
「怪鳥ヌエ」の最後は母が送った矢竹で退治されたとも言い伝えられています。
この矢竹ですが、「双生ヤダケ 」として有名で、ここの矢竹は節のそろった竹が二本ずつできるので双生矢竹、夫婦竹といわれています。
これが地名にも由来し、二箆とは二箆フタツノで、箆は矢竹の意味です。
そして、その二つの矢竹が地名となりました。
この「双生ヤダケ 」ですが、
①笹の一種で竹の種類ではありません。
②皮が竹のように落ちないでいつまでもついています。
③一節から枝が左右に出る、どの枝も同じ方向で出るので扇形をしています。
④葉がしのべ竹より広くてつやがよい。
このような特徴があります。

(3)自然の中の赤蔵ヶ池
また、この赤蔵ヶ池には、西日本では希少種とされている「ジュンサイ」の自生、「ドブシジミ」が生息している事等があり、町の文化財としてだけではなく、自然環境保護の観点からも貴重な池となっています。

DSCF0134 
赤蔵ヶ池はなにか神秘的な池です。
頂上付近にあるのに何故か干上がらない。
これも、「怪鳥ヌエ」の仕業でしょうか?
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