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災害の要因となる主な火山現象

トンガのフンガトンガ・フンガハーパイ火山の噴火では、大変な災害となっている様子ですが、災害の要因となる主な火山現象には、大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流、溶岩流、小さな噴石・火山灰、火山ガス等があります。
 特に、大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流は、噴火に伴って発生し、避難までの時間的猶予がほとんどなく、生命に対する危険性が高いため、防災対策上重要度の高い火山現象として位置付けられており、噴火警報や避難計画を活用した事前の避難が必要となっています。
ここに主な火山現象について調べてみました。

①大きな噴石
噴石とは火山の火口から噴き飛ばされてくる石を噴石と言います。
ふつう数センチ位の大きさですが、大きい物では1メートルを超え、小さい物でも勢いよく飛んでくると家の屋根や壁を突き破る事があります。
火口から2キロ以内に飛んでくる事が多いのですが、風に乗ってもっと遠くへ飛ぶ場合もあります。
「大きな噴石」とは、概ね20~30cm以上の、風の影響をほとんど受けずに弾道を描いて飛散する噴石のことだそうです。
噴火に伴い風の影響を受けずに弾道を描いて飛散するものは、避難までの時間的猶予がほとんどなく、生命に対する危険性が高いため、防災上の観点から、「大きな噴石」と呼んでいるそうです。

②火砕流 (pyroclastic flow)
火砕流とは、火山現象で生じる土砂移動現象の一つで、火山灰、火山ガス、溶岩片などが一団となり、高速で山の斜面を流れ下る現象のことです。
一般に高温で、最高時速150キロメートルを越えることがあります。
火砕流は、安山岩、デイサイト、流紋岩など粘り気の高いマグマの噴火によってできた火山で発生することが多いのですが、玄武岩の火山においても発生することがあります。
気体と固体粒子からなる空気よりもやや重い密度流で、「熱雲」「軽石流」を含めて「高温のマグマの細かい破片が気体と混合して流れ下る現象」の総称です。

③融雪型火山泥流
融雪型火山泥流は、雪が積もった火山で、噴火に伴う火砕流などの熱によって雪が融けて大量の水が発生し、土砂や岩石を巻き込みながら、高速で斜面を一気に流れ下る現象のことです。
流速は時速数十kmに達することがあり、谷筋や沢沿いを遠方まで流下することがあります。
積雪期の噴火時等には融雪型火山泥流の発生を確認する前に避難することが必要となります。

④溶岩流 (lava flow)
火山の噴火に伴って、地下のマグマが液体の溶岩として地表に噴出し、流下する現象、およびその結果、地表に残された地形のことで、高温でドロドロに溶けた溶岩(マグマ)が斜面を流れ下る現象です。
高温な溶岩に触れた木は燃え、沼地や川に溶岩が流れ込むと水蒸気爆発を起こします。
速度は遅く、流れている間に先端が冷えて固まりガラガラと崩れながら押し寄せてきます。

⑤小さな噴石・火山灰
降灰とは噴火によって火口から空中に噴出された「火山灰」や「小さな噴石」が地表に降下する現象ですが、直径2mm以下の細かい物を「火山灰」、直径数cm程度の風の影響を受けて遠方まで流されて降るものを「小さな噴石」と呼んでいます。
1932年にアメリカのウェントワースC. K. Wentworthらが定義したそうで、「火山灰」を火山砂(さ)と狭義の火山灰に細分することがあり、気象庁は直径0.2mm以下を火山灰としているそうです。
また、広義の「火山灰」の同義語として火山塵(じん)の語を使う人や、「火山灰」を火山灰(直径0.2mm以上)と火山塵(直径0.2mm未満)に細分する人もいるそうです。
つまり、火山砂、火山灰、火山塵の使い分けは学界でも一定していないそうです。
「火山灰」には、地下のマグマに直接由来したもの、同じ火山体を構成していた岩石の砕片、さらに、その火山とは無縁の基盤岩の砕片などがあります。
降灰予報とは、日本において、火山の噴火により広い範囲に「火山灰」や「小さな噴石」が降ることが予想されるときに発表される予報のことです。
国内すべての火山を対象として、気象庁が2008年3月31日から発表を開始しました。
気象庁が火山活動に関して発表している噴火警報や噴火予報とは別の情報として発表されています。
また、このほかには火山ガス予報があります。

⑥火山ガス
地下のマグマに溶け込んでいた揮発性成分が、気体となって地表に噴出するもののことです。
火山の噴火はその圧力を原動力として引き起こされ、それに伴って溶岩などが噴出します。
固形物を伴わずにガスだけを放出するのを噴気と呼んでいます。
「火山ガス」は、平常も火口、噴気孔、温泉などから徐々に噴出されることが多いのが特徴です。
「火山ガス」の主成分は水蒸気であり、水の沸点以下の温泉ガスを除くと、95~99.5%をも占めています。
そのほか、二酸化炭素、一酸化炭素、二酸化硫黄、硫化水素、塩素、フッ素、窒素、水素などのいくつかを含んでいます。
噴気の温度・量や組成の変化は、噴火予知の手掛りになりうるそうです。
噴気孔には、火山ガスから凝固・析出した種々の昇華物ができていることが多く見られます。
気象庁が火山活動に関して発表している情報として火山ガス予報があります。
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