FC2ブログ

中国の「白水台」について

中国の「白水台」を紹介します。

当ブログで、トルコの「ヒエラポリス-パムッカレ」という世界遺産を去年の7月頃に紹介したことがありますが、その絶景と本当によく似た絶景が中国の「白水台」です。
「白水台」は、雲南省シャングリラ県南東の三壩郷白地村に位置し、シャングリラからの距離はおよそ100kmの所にあります。
標高2380mのその場所は、石灰分を豊富に含む地下水が湧き出し、長い年月をかけ棚田状の大地を形成した美しい景勝地として知られている場所です。
総面積は約3平方kmで、中国で最大の石灰華段丘と言われています。
「白水台」は中国雲南省の世界遺産「雲南保護地域の三江併流群」の一部として、世界遺産に登録されています。
およそ5,000万年前にユーラシア大陸とインド亜大陸が衝突したときにできた複雑な地形の間を縫うように、アジアを代表する3つの大河が交わらずに流れる様子が、豊かで美しい自然環境を作り上げています。
「白水台」はナシ族語で「スプズ」と言い、段々大きくなる花の意味だそうです。
伝説によれば、天神はナシ族に耕し方を伝えるため、この段々畑を作ったと伝えられています。
「白水台」は「仙人が遺した畑」とも呼ばれる所みたいです。

「白水台」の中央には、繋がった十数個の池に透き通った池水がたまり、とても綺麗で「天池」と呼ばれています。
水中の石灰分が沈積してできた純白で綿雪のような段丘は、千枚田のように一段一段、下へ広がり、中の炭酸カルシウムの結晶はキラキラと輝き、素晴らしき銀色の世界を彷彿とさせます。
池群のやや左に、新月のような水溜りがあり、油を流したように水は滑らかで静かに溢れ出し、仙女の鏡台と譬えられています。更に下には、妊婦に見える真っ白い石があり、現地では生殖の神として崇められているようです。
「白水台」の周囲では樹木が茂り野花が咲き誇り、変幻自在に空を行く雲と山と白水台棚田の青く澄んだ水のコラボレーションは、まさに絶景!遠くから眺めると、透き通った清流は、宛ら巨大な漢白玉(重厚な白色が美しい大理石)の彫刻のような「白水台」の表面を、こぼした牛乳のように流れ落ち、見事で壮観な景色です。
「白水台」向かいの上柏峰の麓に鍾乳洞があり、大昔は竜神を祭る場所でしたが、トンパ教の教祖丁巴什羅の弟子「阿明什羅」はここで修業したことから、「阿明霊洞」と称されています。
象形文字「トンパ文字」は、阿明什羅により、ここで誕生したと言われています。
白地村から東へ少し歩くと、高さ60mの白地滝が目に入ります。
谷川が勢いよく流れ落ち、息をのむ美しさです。

綺麗な景色だけでなく、「白水台」はトンパ文化発祥の地としても知られています。
「トンパ教の聖地」なる場所だけに、宗教活動や民俗の行事が数多く行われています。
言い伝えでは、トンパ教の教祖?丁巴什羅がチベットから仏教を習い帰る途中、ここの美しい景色に惹かれて、壇を設けて布教したそうです。
毎年旧暦2月8日に、ナシ族の伝統祭り-「朝白水」が行われ、各地からナシ族の人々がここに集まりまるそうです。
そして、歌や民族舞踊、ピクニックなどで賑わい、来年の豊作を祈るそうです。
「白水台」は温暖多湿な気候に属し、年平均気温は11.4℃、迪慶(デチェン)高原の人気ある景勝地です。
チベット族、ナシ族、ペー族、リス族などがここで暮らし、特色ある民族文化、民家、民族衣装、飾り、民芸品なども見逃せないそうです。

白水台
「天池」と呼ばれる中央部は特に美しく、白いあぜ道には粉雪のような結晶が降り注ぎ、黄色や青、緑とカラフルな色へと変化したプールには、清く透明な水が絶えず流れ込んできます。
上から下へと水しぶきをあげ流れ落ちる川。その水しぶきが作り出す波紋と水のゆらめきが「白水台」が、今なお生きて成長しているかのように見えます。


まさに絶景です。
石灰分を豊富に含む地下水が湧き出し、長い年月をかけて白く光る棚田を作り上げた「白水台」は、上に行けば行くほど白くなり、目にまぶしいほどの光を放ちます。
「白水台」の頂上部はちょっとした平地になっています。
森の奥の湧き水が平地を縦横無尽に流れ、やがて石灰の川となり不思議な景色を作り出しています。
石灰の川の間の、ちょっとした土台を見つけて根を下ろす植物もまた、「白水台」の真っ白な世界に色を添えてくれています。

スポンサーサイト
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム
QRコード
QR