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サンゴ礁について

サンゴ礁について調べてみました。

サンゴ礁(サンゴしょう、珊瑚礁、さんご礁、Coral reef)は、造礁サンゴの群落によって作られた地形の一つで、熱帯の外洋に面した海岸によく発達しています。
そして、サンゴ礁はその形態により、大まかに裾礁、堡礁、環礁の3つに分けることができます。

①裾礁
裾礁(きょしょうfringing reef)は、岸サンゴ礁とも言われ、海岸部に接して発達しています。
つまり、火山島などの島または陸地の周縁に接して発達しているもので、陸地とサンゴ礁との間に礁湖はみられず、平坦なサンゴ礁の礁原が続き、その一部は低潮時に干出します。
その幅は砂浜のある緩斜面や風浪の弱いところで広く、磯の部分や風浪の強いところ、また海水の濁りやすいところで狭くなっています。
これは、サンゴ礁の発達段階の初期に相当するもので、次第に堡礁に移化すると考えられています。
外礁(サンゴ礁の縁)に囲まれた礁の内部は浅い礁池(しょうち)となり、上空から見ると水色に見えます。
現在の日本のサンゴ礁のほとんどが裾礁です。
②堡礁
堡礁(ほしょうbarrier reef)は、沖サンゴ礁とも言われ、海岸からやや離れた沖合いに存在するサンゴ礁です。
外礁が防波堤のように環状に島を取り囲み、礁と島の間にやや深い礁湖(しょうこ・ラグーン)があるもので、基盤陸地の沈降または海面の上昇によって裾礁が変化したものです。
熱帯地方の火山島の周囲には、サンゴ礁が形成され、火山島がゆっくりと沈降するにつれて、サンゴが上方に成長し続け、その結果堡礁が形成されます。
これとは別に、後氷期の世界的な海面の上昇によっても堡礁が形成されます。
堡礁の形態は環状のもののほか、大陸に沿って細長いリボン状の平面形を示すものもあります。
また、断面形は非対称的な特性を示します。
礁湖の水深は80m以下で一般に浅く、サンゴ質の小突起による微起伏がある程度で緩やかです。
堡礁面は海面に近い平坦な面で、満潮時に海水に覆われることもあります。
堡礁の沖側は急斜して水深が数千mの深海に達しています。
大陸に接した堡礁の事例としては、オーストラリア東岸の大堡礁(グレート・バリア・リーフ)が有名ですが、ニュー・カレドニア諸島、フィジー諸島などにも見られます。
また、チモール海、スンダ海の陸棚には、通常の堡礁のほかに沈水堡礁が認められています。
③環礁
環礁(かんしょうatoll)は、礁の中央に島がなく、環状の外礁と礁湖のみがあるものです。
やや小高い部分もありますが、輪郭の大部分は海抜数m程度で、波で砕かれた岩片が打寄せられて現れた礁原が、環状を呈しています。
礁原の幅は 100mぐらいで、大波のときには礁原が洗われることもあります。
中央の礁湖はごく浅いのですが、礁原が切れた水道で外海と通じています。
外海側の環礁の斜面は、かなりの深さまで 45°以上の傾斜のことがあります。
環礁は、おもに太平洋南部とインド洋に分布し、大きなものは径が 60kmをこえるものもあり、マーシャル諸島に特に多く見られます。
環礁の成因については、C.ダーウィンが 1842年に発表した説があります。
ダーウィンは火山島のまわりの裾礁が沈降し、火山島から離れた堡礁となって成長し、中央部の火山島も海面下に没して環礁ができたと考えました。
そして、近年の各地のサンゴ礁試錐調査や人工地震による調査で、この考えを裏づける資料が得られています。
試錐ではフナフチ環礁が約 350mまで、ビキニ環礁が約 800mまで、全部がサンゴ礁などの石灰岩であることがわかりました。
1960年のエニウェトク環礁試錐では約 1300~1400m下に玄武岩が出て、火山島が確認されました。
一方人工地震による調査では、ビキニ環礁も約 1300mの深さに火山島があるとみられています。
環礁は、主に亜熱帯に分布しています。
最も北にある環礁は北西ハワイ諸島のクレ環礁で、最も南にある環礁はタスマン海にあるエリザベス礁です。

このようなサンゴ礁の形態の違いは、島の沈降もしくは海面の上昇によると考えられています。
堡礁や環礁の形成過程については、裾礁を抱える島が地殻変動や侵食により沈降し堡礁や環礁に変化したとする沈降説と、最終氷期の海水準変動によって生じた裾礁が海面の上昇により堡礁や環礁に変化したとする氷河制約説とがあり、共に一定の評価を得ています。
特に沈降説は、チャールズ・ダーウィンによるもので、現在ではプレートテクトニクスと連動しています。
サンゴ礁が隆起や海面降下により島となる場合もあります。
宮古島や沖永良部島などがその例で、島が全体的に平坦な形となるのが特徴です。
また、北大東島と南大東島は島の中央が凹んでおり、周囲を囲むように高い部分があります。
これは、隆起した環礁であると考えられています。
また、パラオなどはサンゴ礁内に大きな鍾乳洞がありますが、鍾乳洞は陸上でなければ形成されないので、かつてそこは陸上だったことになります。
これはサンゴ礁が海面の降下で海面上に現れ、侵食を受けて鍾乳洞ができ、再び海面が上昇したときに海底となったもので、現在島となっている部分は侵食されずに残った部分だそうです。
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