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真夏でも涼しい「鳴沢氷穴」

真夏でも涼しい「鳴沢氷穴」を紹介します。

「鳴沢氷穴」は、山梨県南都留郡鳴沢村に立地する溶岩洞穴で、総延長156m、幅1.5-11m、高さ1-3.6mあります。
平安時代初期の貞観6年(864年)に、富士山の北西山麓で、側火山である長尾山で大規模な噴火活動が発生しました(貞観大噴火)。
この貞観大噴火で噴出した膨大な溶岩が、徐々に冷え固まる際に、内部の高熱なガス体や冷え切らない溶岩が抜け出すことで形成された空洞の一つが、この「鳴沢氷穴」だと言われています。
内部は非常に低温で、年間の平均温度は摂氏3度程度だそうです。
地下21mの「木の池」では、氷柱や玄武岩質溶岩群を見ることができるそうです。
氷穴内には氷の貯蔵庫があります。
この貯蔵庫は、かつて江戸時代には献上するための物品として、大正時代には冷蔵庫の氷など、様々な用途で使われていたそうです。
現在は用途が無いため、毎年冬に四角い氷を作り再現しているそうです。
国道139号から車道により青木ヶ原樹海へ入った場所にあり、西隣にある「富岳風穴」とともに、1929年12月17日に、旧文部省が、富士山麓の天然記念物に指定されました。
「鳴沢氷穴」は、年間を通して氷柱があるそうです。
高さも、1mくらいの所もあるので、大人はヘルメットを被らなければ必ず頭をぶつけるそうです。
またヒールの女性には、スタッフの方から「レインブーツに履き替えて」と声がかかかります。
階段には竹の手すりがありますが、掴んだ方が安心なほど急です。
ロングスカートやショルダーバッグは、洞窟の中で邪魔になり手を塞ぐので、リュックが無難です。
また洞窟の入り口からかなりひんやりしていて、中にいるのは15分ほどですが、寒いのが苦手な方は、夏でもパーカーなど羽織った方が賢明です。
当然、半袖、短パンでは肌寒くてゆっくり楽しめないかも知れないそうです。
もう一方の洞窟である「富岳風穴」からは車ですぐです。
徒歩でも20分くらいです。
駐車場は100台ほど停まれ、チケットは350円(小学生200円)ですが「富岳風穴」も行くなら600円で共通チケットが購入できるそうです。
6~7月が最も見頃だそうで、足場や照明も整備されているそうです。
ただし、「鳴沢氷穴」は竪縦穴式洞窟なので、「富岳風穴」と比べてかなり斜面がきつくなっています。
この「鳴沢氷穴」は、神奈川県にある江ノ島の洞穴までずっと穴が伸びている、という逸話もあるようですが、真相は穴があまりに長く深すぎるので、確かめられないのが現状のようです。

溶岩流中に認められる空洞を全て溶岩洞穴といたしますと、成因的には、様々な洞穴のタイプがあります。
①フィーディングパイプ型溶岩洞穴(富岳風穴がこのタイプです)
②ショーレンドーム型溶岩洞穴(鳴沢氷穴がこのタイプです)
③ブリスター型溶岩洞穴
④溶岩スパイラクル型溶岩洞穴
⑤溶岩樹型溶岩洞穴
⑥地下河川浸食型溶岩洞穴
⑦プレッシャーリッジ型溶岩洞穴

図:鳴沢氷穴のでき方
「鳴沢氷穴」のタイプです。
噴火の際、巨木などが溶岩流にのみ込まれ、徐々に冷めて溶岩が収縮する際、内部の高熱のガス体や溶岩が噴き出して残した空洞がこの洞窟です。
「鳴沢氷穴」は不規則型洞穴で変化にとんだ竪縦穴形式です。

図:富岳風穴のでき方
「富岳風穴」のタイプです。
流れ出る溶岩流の上部が内部より先に冷えて固まりますが、下部の溶岩流はそのまま流れ続け、その際に上部と内部との間に隙間ができ、固まった空洞が横穴式の洞窟です。
「富岳風穴」はY字型の横穴形式の洞穴です。

鳴沢氷穴2
「鳴沢氷穴」の入口です。

鳴沢氷穴1
天然の氷柱は冬にできて、初夏まで見ることができます。

鳴沢氷穴 ルートマップ 富岳風穴とならび富士山麓の代表的な溶岩洞窟の一つ。内部の気温は平均3度と低く、一年中氷におおわれていることから、この名がつきました。 天井からしみ出した水滴が凍ってできた氷柱は特に見ものです。4月ごろに最も成長し、年によっては直径50cm、高さ3mという巨大なものが見られます。氷穴は風穴の東方約800mにあり、竪穴環状形で総延長は153m。幅1.5m~11m、高さは1m~3.6m。環状になっているため、内部を一周することができます。 総延長150m 所要時間6~7分 平均気温3℃
「鳴沢氷穴」のルートマップです。
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