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中生代白亜紀ベリアシアンについて

中生代白亜紀は、1億4500万年前から6550万年前までの長い期間と言われていますが、この白亜紀の中でも12階に細分されています。
今回は、この中のベリアシアンについて調べてみました。

ベリアシアン(Berriasian、ベリアス期)は、白亜紀全体のうちで最も古い「期」と呼ばれる地質時代区分です。
ジュラ紀末期のチトニアン(チトン期)に次ぐ時代で、バランギニアン(バランジュ期)の前にあたります。
期間は、1億4500万年 から 1億3980万年前までの520万年間です。

ベリアシアンは1869年のHenri Coquandによる文献に記載されており、フランスのアルデシュ県にあるベリアス村にちなんで名付けられたと言われています。
イギリスのパーベック累層はベリアシアンのものであり、それまではパーベックとウェルデンがこの時代の基準として用いられていました。
ベリアシアンの始まり(白亜紀の始まりでもある)は慣習的にアンモナイトの一種であるBerriasella jacobiの出現によって定められてきました(GSSP:国際境界模式層断面と断面上のポイントによる)が、期の基準を明確化し、よりはっきりとした層序の区別をつけるために国際地質科学連合(IUGS)によって再検討がなされています。
Nannoconus steinmanniiのような石灰質の微小な化石から、繊毛虫の一種であるCalpionellids、アンモナイト、花粉学や古地磁気学による情報が用いられていますが、特にchron m18rという地磁気の記録が明白であるそうです。
テチス海が存在していた地域において、ベリアシアンはアンモナイトに基づいた4つの層に分けられています。
ここでいうテチス海 (Tethys Ocean, Tethys Sea) とは、パンゲア大陸の分裂が始まった約2億年前ないし約1億8000万年前から、新生代第三紀まで存在していた海洋で、テーチス海、古地中海とも呼ばれていました。
場所は、ローラシア大陸とゴンドワナ大陸に挟まれた海域で、現在の地中海周辺から中央アジア・ヒマラヤ・東南アジアにまで広がっていたと言われています。
また西側にも広がっておりカリブ海まで達していたそうです。
ここでいう4つの層とは、
・Thurmanniceras otopeta
・Subthurmannia boissieri
・Subthurmannia occitanica
・Berriasella jacobi
です。
ベリアシアン末期(バランギニアン初期)にはCalpionellidのCalpionellites darderiが初めて現れています。
Calpionellites darderi(カルピオニテス・ダルデリ)は、 下部白亜系層序学の重要な指標化石であるそうで、絶滅したプランクトン性の 真核生物とのことです。
この化石はアンモナイトのThurmanniceras pertransiens (ツルマニア・ペルテリアンス)よりもわずかに下から見出せるそうです。
この時代の古生物を列記します。
①哺乳類 (Mammalia)
・アルビオンバータル (Albionbaatar) ・・・・生息時代:ジュラ紀後期~白亜紀前期、発見地:ドーセット(イングランド)です。
・ボロドン (Bolodon) ・・・・生息時代:白亜紀前期、発見地:ドーセット(イングランド)、スペインです。
・エクプレポウラクス (Ecprepaulax) ・・・・生息時代:白亜紀前期、発見地:ポルトガルです。
・ジェラードドン (Gerhardodon) ・・・・生息時代:ジュラ紀後期~白亜紀前期、発見地:ドーセット(イングランド)です。
・イベロドン (Iberodon) ・・・・生息時代:白亜紀前期、発見地:ポルトガルです。
②鳥類 (Aves)
・ユーロリムノルニス (Eurolimnornis)
・ガロルニス (Gallornis)
・パラエオクルソルニス (Palaeocursornis)
・ウィレイア (Wyleyia)
③竜盤目 (Saurischia)・・・・竜盤類(りゅうばんるい、Saurischia)のことで、恐竜の2つのグループのひとつです。
もうひとつのグループ鳥盤類とは骨盤の恥骨の向きによって区別されています。
一般にリンネ式の分類では目のランクとして扱われています。
③-1獣脚亜目 (Theropoda)・・・・獣脚類の恐竜は二足歩行をし、ティラノサウルスのような陸生動物史上最大級の体躯を誇る大型肉食恐竜、および、ヴェロキラプトルのような軽快な身体つきをした小型肉食恐竜を含む多様なグループです。
・ドロマエオサウロイデス (Dromaeosauroides)
・エンバサウルス (Embasaurus)
・ヌテテス (Nuthetes)
③-2竜脚形亜目 (Sauropodomorpha)・・・・プラテオサウルスに代表される原竜脚下目 とディプロドクス、ブラキオサウルスなどに代表される竜脚下目で構成されています。
恐竜の出現する三畳紀後期から白亜紀末期に至るまで長期間にわたり大いに繁栄を続けたグループです。
更にアラモサウルスなどのごく一部の属はK-Pg境界の後も暫く生き延びた可能性があることが化石から示唆されています。
・アルゴアサウルス (Algoasaurus)・・・・ジュラ紀後期もしくは白亜紀後期に現在の南アフリカに生息していた竜脚類恐竜の属の一つです。
化石は南アフリカ、ケープ州にある上部カークウッド累層、チトン期-バランジュ期の地層から発見されています。
・ガルベオサウルス (Galveosaurus)・・・・ジュラ紀後期から白亜紀前期にかけて生息した恐竜の絶滅属の一つです。
化石はスペイン、テルエル県のガルベで発見され、属名はそれに由来し「ガルベのトカゲ」という意味です。
・ペロロサウルス (Pelorosaurus)・・・・巨大な草食の恐竜で、体長は約16 mであったとされています。
最初に発見された竜脚類の一つであり、白亜紀前期、1億3800万年前-1億1200万年前に生息していました。
化石はイングランドとポルトガルで発見されています。
・トゥリアサウルス (Turiasaurus)・・・・竜脚類恐竜の属の一つで、現在までのところスペインのジュラ紀-白亜紀境界付近である1億4000万年前の地層から発見されました。
・ゼノポセイドン (Xenoposeidon)・・・・白亜紀前期のイングランドに生息していた竜脚類の属の一つで、単一の異常な形状をした部分的な脊椎骨のみで知られています。
④鳥盤目 (Ornithischia)・・・・恥骨が後ろを向く骨盤を持つ恐竜の仲間で、剣竜、曲竜、角竜、さらにカモノハシ竜をはじめとする鳥脚類等が含まれています。
ほとんど全てが植物食の恐竜で占められ、三畳紀後期から白亜紀末に至る非常に長い期間にわたって生息していたそうです。
鳥類も恥骨が後を向くため、この名称がついているそうです。
・エキノドン (Echinodon) ・・・・発見地:スワネージ、ドーセット(イングランド)です。
ヘテロドントサウルス科で、二足歩行の草食恐竜で全長60センチメートル前後です。
多くの鳥盤類と異なり、上顎に1本か2本の犬歯のような歯を持っていたそうです。
④-1装盾亜目 (Thyreophora)・・・・装盾類とも言い、鳥盤目に属する草食恐竜の分類群です。
中生代ジュラ紀から白亜紀の終わりまで生息していました。
一般的な特徴として装甲を身にまとっているものが多いのが特徴です。
・ヒラエオサウルス (Hylaeosaurus)・・・・白亜紀前期にイギリスに生息していた曲竜類の草食恐竜の一種です。
名前は「森のトカゲ」という意味です。
これまで発見されている化石は部分的であり、頭骨や尻尾は未発見だそうです。
・パラントドン (Paranthodon)・・・・ 発見地:カークウッド累層、ケープ州(南アフリカ)です。
全長4メートル、全高1.8メートルです。
ステゴサウルスの仲間で、ケントロサウルスに似た頭骨が見つかっています。
④-2鳥脚亜目 (Ornithopoda)・・・・鳥脚類は、イグアノドン、ヒプシロフォドン、パラサウロロフスなどに代表される、主に二足歩行の鳥盤目に属す草食恐竜の分類群です。
分類学上は亜目の階級を与えられ、鳥脚亜目となります。
中生代ジュラ紀前期から白亜紀末までの間、南極大陸を含むほぼ全世界に分布していたそうです。
・オーウェノドン (Owenodon)
・ヴァルドサウルス (Valdosaurus) ・・・・発見地:ワイト島(イングランド)、ニジェールで、ドリオサウルスの仲間です。
⑤翼竜目 (Pterosaulia)・・・・翼竜 は、中生代に生息していた爬虫類の一目、翼竜目に属する動物の総称です。
初めて空を飛んだ脊椎動物だそうです。
・プラタレオリンクス (Plataleorhynchus)
⑥ワニ形上目 (Crocodylomorpha)・・・・肉食性で水中生活に適応した爬虫類の総称です。
中生代三畳紀中期に出現して以来、初期を除く全ての時代を通して、ニシキヘビ等の大蛇と並び、淡水域の生態系において生態ピラミッドの最高次消費者の地位を占めてきた動物群です。
・ダコサウルス (Dakosaurus andiniensis)・・・・中生代ジュラ紀後期から白亜紀初期にかけて生息したワニの絶滅した属で、爬虫綱 - ワニ目 - 中鰐亜目に属しています。
メトリオリンクス、ゲオサウルスなどに近縁な海ワニの仲間です。
学名は「猛烈に引き裂く爬虫類」を意味しています。
・ゲオサウルス (Geosaurus)・・・・中生代ジュラ紀に生息した海生ワニ類で、爬虫綱 - ワニ目 - 中鰐亜目に属しています。
学名は「大地のトカゲ」を意味し、命名者はジョルジュ・キュヴィエだそうです。
・ゴニオフォリス (Goniopholis)・・・・後期ジュラ紀から前期白亜紀にかけて、北米とヨーロッパに分布していたそうです。
・リスボアサウルス (Lisboasaurus)
・ステネオサウルス (Steneosaurus)
⑥-1タラットスクス亜目 (Thalattosuchia)・・・・ジュラ紀前期から白亜紀前期にかけて生息したワニ目のうち、海生種と半海生種からなるグループです。
そのため、このグループは俗に海ワニと呼ばれています。
ワニ目の中でも水中生活によく適応した分類群であり、一部の種はサメのような尾鰭と鰭状の手足を発達させ、完全な水中生活へと移行したそうです。
・マキモサウルス (Machimosaurus) ・・・・生息時代:ジュラ紀キンメリッジアンから白亜紀バランギニアン、発見地:オーストラリア、イングランド、ドイツ、ポルトガル、スイスです。
・ステネオサウルス (Steneosaurus) ・・・・生息時代:ジュラ紀トアルシアンから、発見地:イングランド、フランス、ドイツ、スイス、モロッコです。
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