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環太平洋火山帯で頻発する火山噴火

キラウエア火山の噴火の続編と、環太平洋火山帯で頻発する火山噴火について調べてみました。

キラウエア火山が噴火して溶岩の流出が始まったのは1カ月以上前で、これまでに約20平方キロが溶岩に覆われていたのですが、同島カポホにある同州最大の淡水湖であるグリーンレイクで最初に蒸気の煙が現れたのは2日午前10時頃だったそうです。
そして、午後3時には、ハワイ郡消防当局から米地質調査所(USGS)に、湖は溶岩で埋め尽くされ、湖水はもう存在しないとの確認があったそうです。
グリーンレイクは遊泳スポットとして人気で、水深が61mもある湖があっという間に消滅するのはものすごい威力です。
ハワイ島では4日にも、活発な火山活動が続くキラウエア火山から溶岩がおよそ700メートル四方にわたり湾に流れ込み、有毒な煙が発生しました。
そして5日には、潮だまりで名高いカポホ湾が溶岩で埋め尽くされました。
この煙は溶岩が海水に触れることによって発生したもので、ガラス性の粒子など有毒な物質も含んでいて、健康への影響も懸念される「レイズ」が含まれている場合もあります。
下の写真の白い煙が「レイズ」です。
「レイズ」とは、1000℃以上ある溶岩流(ラバ)が海水に触れて化学反応を起こすことで発生する塩酸ガスや火山性のガラスの微粒子を含んだ有害な煙(ヘイズ)を指します。
つまりラバ(溶岩流・lava)とヘイズ(煙・haze)で「レイズ」(laze)です。
見た目は真っ白で美しくも見えるのですが、「レイズ」が発生すると、目や肌の炎症や肺の損傷、最悪の場合は死に至ることもあるそうです。
2000年にキラウエア火山が噴火した際にも「レイズ」が発生し、溶岩が流れ込んだ場所から100mのところにいた男女2人が、肺の損傷で死亡しているそうです。
ハワイ島では、流れ出した溶岩で、既におよそ120棟の家が焼かれていますが、今回の溶岩流出でさらに数百の家屋が焼失したとの見方を示しましています。

火山噴火はここだけではありません。
中米グアテマラのフエゴ火山が3日と5日、新たに噴火したとのニュースが入ってきました。
3日の大噴火による死者数は、これまでに確認されただけでも75人、行方不明者は少なくとも192人に上るそうですが、3日の大噴火による被災地で救援・捜索活動に当たっていた当局者やボランティア、報道陣も新たな噴火で避難を余儀なくされたそうです。
フエゴ火山は最初の噴火で、高さ約10キロまで火山灰などを噴き上げた。火山のふもとにある多数の集落が、火山灰や泥に埋まったそうです。
地元当局によると、3日の噴火で170万人が影響を受け、3000人以上が避難したそうです。
グアテマラ国立地震学研究所のエディー・サンチェス所長さん、は5日に、「今後数日の間は噴火はないだろう」と述べていたのですが、その後に新たな噴火が発生したそうです。
フエゴ火山2012年に6回噴火していますが、それから5年間は噴火していませんでした。
火山学者ジャニーン・クリップナー博士は、「フエゴは非常に活発な活火山だ。粘度の低い火山物質が堆積している上、火山は雨量の多い地域にある。そのため、豪雨が火山を襲うと、雨が堆積物を押し流して泥流の一部とする。泥流は大量の瓦礫(がれき)や岩石を運ぶ」と、BBCに対して語っていました。

今年に入り、日本列島を含む環太平洋地域で火山噴火が頻発しています。
日本では、桜島(1月~)、草津白根山(1月)、諏訪之瀬島(3月)、新燃岳(3月)、霧島連山の硫黄山(4月)があります。
海外では、フィリピンのマヨン山、インドネシアのシナブン山・ムラピ山、メキシコのポポカテペトル山、ハワイのキラウエア火山などと、今回のフエゴ火山です。
以前から、「リング・オブ・ファイア」つまり環太平洋火山帯(または環太平洋造山帯)のくくりで大地震や火山噴火の発生をチェックすることの重要性がありますが、そのリングの内側に位置するハワイ島なども要注意エリアです。
ハワイのキラウエア火山やマウナロア山で火山活動が活発になった時には、リング・オブ・ファイア上でも火山噴火や大地震が起きやすいそうです。

キラウエア火山噴火の溶岩が淡水湖に流れ込み湖水が蒸発した

キラウエア火山噴火の溶岩が淡水湖に流れ込み湖水が蒸発しました

ハワイ諸島の地図
ハワイ諸島とキラウエア火山の位置図です。

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