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更新世について

地質時代には、いろいろな時代がありますが、今回は更新世について調べてみました。

新生代 第四紀 更新世(こうしんせい、Pleistocene)は地質時代の時代区分の一つです。
【期間】
新生代の第四紀を二つに分けたときの最初の世で、新第三紀鮮新世と第四紀完新世との間に位置します。
約258万年前から約1万1700年前までの期間と言われていますが諸説あります。
かつては洪積世(こうせきせい、Diluvium)ともいい、そのほとんどは氷河時代でした。
この前の時代の鮮新世(せんしんせい、Pliocene)と合わせて鮮新・更新世(Plio-Pleistocene)として扱われたこともありました。
この時代は、前期、中期、後期に分けられ、前期はさらにジェラシアン及びカラブリアンに分けられています。
・ジェラシアン(Gelasian、258万年〜180万6000年前)
ジェラシアンは、鮮新世後期に位置づけられていましたが、2009年6月の国際地質科学連合(IUGS)による勧告により、第四紀更新世前期として定義されました。
・カラブリアン( Calabrian、180万6000年〜78万1000年前)
・中期更新世( Middle Pleistocene、78万1000年〜12万6000年前)
中期更新統、中部更新世、中部更新統とも呼ばれ、名称について、2017年6月に日本の1チームがチバニアン (Chibanian)、イタリアの2チームがイオニアン (Ionian) を申請し、国際地質科学連合国際層序委員会(IUGS-ICS)で検討されていましたが、2017年11月中旬にはチバニアンと命名されることがほぼ確実になったと報じられました。
・後期更新世(Late Pleistocene、12万6000年〜1万1700年前)
現在、タランティアン (Tarantian) の名称がIUGS-ICSで検討されています。
【名前の由来】
ジェラシアンはイタリアのシシリー島、カラブリアンは同じくイタリアのブーツの爪先にあたるカラブリア州地中海沿岸のヴリカ(Vrica)の地層に由来しています。
チバニアンの由来となる千葉セクション(ちばセクション、英: Chiba section)は、千葉県市原市田淵の養老川沿いの露頭で見られる、約77万年前の地層で、この地層が、更新世の前期と中期の境界を示すものとされています。
「千葉セクション」は上総層群国本層中の地層です。
更新世の前期と中期の境界は、地球史上これまでで最後の地磁気逆転(松山‐ブリュンヌ逆転)が起きた時期です。
田淵の露頭で見られる地層は、この時期に海底で堆積した地層で、逆磁極期から過渡期(磁極遷移帯)を経て正磁極期に移っていく様子が、連続して分析・観察できます。
77万年前に起こった御嶽山噴火による火山灰層(白尾火山灰)があり、ちょうど地磁気逆転の時期の目印となっています。
【生物】
ヒト属が進化(原人ほか)しました。
現生人類(ホモ・サピエンス種)も中期に出現しました。
更新世の間にヒト亜族の大半が絶滅し、最終的に現生人類のみが生き残ったようです。
・北京原人
北京原人(ペキンげんじん、Homo erectus pekinensis)は、中華人民共和国北京市房山県周口店竜骨山の森林で発見された化石人類です。
化石の年代は68~78万年前と推定され、北京原人を含むホモ・エレクトスが生きていた時代は更新世とされています。
北京原人はアフリカ大陸に起源を持つ原人のひとつとされていますが、現生人類の祖先ではなく、何らかの理由で絶滅したと考えられています。
石器や炉の跡が同時に発見されていることから、石器や火を利用していたとも考えられています。
また、動物の骨が近くに見つかったことから、それらを焼いて食べていたという説もあります。
・ジャワ原人
ジャワ原人(ジャワげんじん)は、ウジェーヌ・デュボワが1891年にオランダ領であったインドネシアジャワ島トリニールで発見した化石人類に対する通称で、年代は 170 - 180万年前ごろと推定されています。
かつては Pithecanthropus erectus(ピテカントロプス・エレクトス)の学名で呼ばれていましたが、2012年現在はヒト属に分類され、Homo erectus(ホモ・エレクトス)の亜種の一つ Homo erectus erectus(ホモ・エレクトス・エレクトス)と位置付けられています。
・ネアンデルタール人
ネアンデルタール人(ネアンデルタールじん、Neanderthal)は、約40万年前に出現し、2万数千年前に絶滅したとみられるヒト属の一種です。
ただし、新しい学説では、以前の学説よりも約1万年早く、4万年前に絶滅していたと新しい化石年代は示しています。
・ホモ・サピエンス
ホモ・サピエンス( Homo sapiens、「賢い人間」の意)は、現生人類が属する種の学名です。
ヒト属で現存する唯一の種で、ネアンデルタール人などすでに絶滅した多くの旧人類も含んでいます。
ヒト(人、human)とは、広義にはヒト亜族(Hominina)に属する動物の総称だそうで、狭義には現生の(現在生きている)人類(学名 : Homo sapiens)を指すそうです。
「ヒト」はいわゆる「人間」の生物学上の標準和名だそうで、生物学上の種としての存在を指す場合には、カタカナを用いて、こう表記することが多いそうです。
更新世の終わり頃から、大型の哺乳類の絶滅が始まりました(特に北アメリカ大陸で顕著だったそうです)。
これは完新世まで続きました。
マンモス (Mammoth) は、現在は全種が絶滅していますが、約400万年前から1万年前頃(絶滅時期は諸説あります)までの期間に生息していました。
現生のゾウの類縁ですが、直接の祖先ではないそうです。
氷期には、大量の水が氷として陸上に固定されたため海面低下が起こり、海面は現在に比べ100m余りも下降しました。
日本周辺では海面低下の結果、宗谷海峡と間宮海峡が陸橋となり、日本列島はサハリン(樺太)を通じてアジア大陸と陸続きになっていました。
対馬(朝鮮)海峡が陸化した時期があったかどうかは意見が分かれていますが、北方からはマンモスやヘラジカが南下し、南方からは中国の黄土動物群に由来するナウマン象とオオツノジカがやってきて北上しました。
人類もこうした大型獣を追いかけながら、日本に移動してきたと考えられています。
この時代の気候が非常に寒冷であったことは、遺跡に残された泥炭層から亜寒帯や冷温帯の針葉樹の遺存体(カラマツ・アカエゾマツ・チョウセンゴヨウなど)が発見されることに示されています。
【地質】
2008年、国際地質科学連合(IUGS)はグリーンランドの氷床コア(氷床を掘削して採取した円柱試料)における、ヤンガー・ドリアス期(最終氷期から現在の温暖期へ移行するまでの間の一時的に気候が寒冷化した時期)が終わって温暖になり始める時期をもって更新世と完新世の境界としました。
もともとは、イギリスの地質学者ライエルが1839年に、軟体動物化石群に現生種が90%以上含まれる地層を更新統と命名し、更新統の堆積した期間が更新世であるとされていました。
日本では洪積世も更新世と同じ意味で使われることがありますが、洪積層は洪水による堆積物を意味し、元来、北欧の氷河堆積物をこう呼んだことに発しているそうで、現在洪積世の呼称は国際的には使用されていません。
【気候】
大陸の形は現在とほとんど変わらないが、氷期・間氷期の氷床の拡大・縮小による海水準変動に伴って、海岸線の位置が移動しました。
更新世の後期では海水準にして百数十メートルの変動がありました。
海水準が低下した時期は、現在浅い海である海域の多くが陸地となっています。
主な変動を下記に示しました。
・200万年前 - ヒーバー氷期、ヒーバー-ドナウ間氷期
・100万年前 - ドナウ氷期、ドナウ-ギュンツ間氷期
・80万年前 - ギュンツ氷期(ネブラスカ)
・50万年前 - ギュンツ-ミンデル間氷期(アフトニア)、ミンデル氷期(カンザス)
・40万年前 - ミンデル-リス間氷期(イリノイ)、リス間氷期
・25万年前 - 12万年前 リス氷期、
・7万年前 - ヴュルム氷期(ウィスコンシン)(最終氷期)、リス-ヴュルム間氷期(サンガモン) - 北半球に巨大な氷床が発達しはじめました。
カナダおよび米国北部、北西ヨーロッパの大部分を覆い、別の氷床がアルプス山脈とシベリアの一部を覆いました。
南半球ではそれほどでもなかったと考えられています。
南極大陸は第四紀を通じて棚氷に覆われていました。
・2〜1.8万年前 - 最寒冷期
・1.4〜1.2万年前 - 古ドリアス期(小寒冷期)
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