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霧島連山・新燃岳の噴火と危険な火山

先日まで、ハワイ島のキラウエア火山の噴火のニュースでもちきりでしたが、昨日、霧島連山・新燃岳がまた噴火したようです。

宮崎、鹿児島県境にある霧島連山・新燃岳(1421メートル)が、5月14日午後2時45分ごろ噴火しました。
気象庁によると、新燃岳は3月6日、約7年ぶりに爆発的噴火を観測し、活発な火山活動が続いていましたが、噴火したのは4月6日以来だそうです。
噴煙が火口から4500mまで上がったそうですが、噴石は確認されていないようです。
同じ霧島連山の硫黄山も4月19日、250年ぶりに噴火しています。
そして、近くの長江川などから環境基準を超えるヒ素などの有害物質が検出されました。
午後4時までに地下のマグマなどの動きで生じる火山性微動が1回、火山性地震は120回観測されました。

火山の専門家たちは、今年は特に地震と火山活動の多い年になると予測しており、2018年に噴火の可能性があるとして、世界で6つの火山を注視していました。
キール大学(イギリス)鉱物学と岩石学の准教授ラルフ・ゲルティス博士、グラスゴー大学(スコットランド)火山学者のケイティ・プリース氏と、サウスフロリダ大学火山学助教授のウィルベイン・シャルボニエ博士が、甚大な被害をもたらす可能性のある6つの火山を特定していました。
そして、その中に、日本の霧島山とキラウエア火山が含まれていました。
このほかには、
・エーライヴァヨークトル(アイスランド)
・ムラピ山(インドネシア)
・ビジャリカ火山(チリ)
・ポポカテペトル山(メキシコ)
の4つの火山が危険なそうです。
エーライヴァヨークトルは、アイスランドの南東に位置する火山(標高2,110m)で、ノルディック地方最高峰の火山です。
もしエーライヴァヨークトルが1727年以来の大噴火を起こせば、2010年に噴火したエイヤフィヤトラヨークトル火山と同等の被害が予想されています。
エイヤフィヤトラヨークトルが2010年4月に噴出した火山灰の影響で、当時ヨーロッパ全域で交通に混乱が生じたのは覚えています。
ゲルティス博士、プリース氏、そしてシャルボニエ博士は対談の中で「エーライヴァヨークトルは長い休眠から目を覚ましつつある。2017年8月から火山内で地震制微動を観測しており、11月には通常氷に覆われている噴火口の窪みがあらわになった。この現象は通常、火山内部の温度が上がり、表面の氷が溶けることが原因である。」と語っています。
ムラピ山は、ジャワ島にある標高2,930mの火山で、2010年の噴火で400名もの犠牲者を出し、依然として世界で最も危険な火山の一つす。
昨年は同じインドネシアにあるバリ島アグン山が話題に上ることが多かったのですが、真に恐れるべきはムラピ山だと専門家たちは警鐘を鳴らしています。
ムラピ山はその噴火頻度と、裾野の人口密度の高さから、最も危険な火山の一つと言えるそうです。
ビジャリカ火山は、チリで最も活発な火山です。
標高2,847m、麓の町プコンを見下ろすこの火山が最後に噴火したのは2015年3月です。
溶岩と火山灰を数千m上空に噴出し、プコンの全住民が避難しました。
そして今、専門家たちはビジャリカ火山の再噴火を警戒しています。
2017年11月中旬頃から、火山性地震と溶岩溜まりの活動が活発化してきており、溶岩噴泉は150mの高さにまで上がってきているそうです。
ポポカテペトル山は、メキシコシティから70km離れた、標高5,426mの火山で、北アメリカで2番目に大きな火山です。
2000年に噴火して以来16年ぶりとなる2016年に噴火しました。
火山灰を脅威の上空3kmまで吹き上げ、それ以来継続的に噴火しています。
現在メキシコで最も活発な火山です。
噴火は、近くにいたら危険なだけでなく、さまざまな二次災害を招きます。
災害の要因となる主な火山現象には、大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流、溶岩流、小さな噴石・火山灰、土石流、火山ガス等があります。
特に、大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流は、噴火に伴って発生し、避難までの時間的猶予がほとんどなく、生命に対する危険性が高いため、防災対策上重要度の高い火山現象として位置付けられており、噴火警報や避難計画を活用した事前の避難が必要になります。
こうなると、地震と関連した噴火の予知技術もよりすぐれたものにしていく必要があります。
早く、天気予報みたいに、噴火や大規模地震の予知が正確になってほしいものです。


霧島連山・新燃岳の噴火の様子です。
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