鮮新世について

地質時代には、いろいろな時代がありますが、今回は鮮新世について調べてみました。

新生代 新第三紀 鮮新世(せんしんせい、Pliocene)は地質時代の時代区分の一つです。
【期間】
新生代の新第三紀を二つに分けたときの最後の世で、新第三紀中新世と第四紀更新世との間に位置します。
約533万年前から約258万年前までの期間と言われていますが諸説あります。
この時期は、二つに細分されています。
・ザンクリアン (Zanclean、(Gelasian、533万〜360万年前)
・ピアセンジアン(Piacenzian、360万〜258万年前)
かつては、ジェラシアン (258万〜180万年前)も鮮新世に含まれていたのですが、2009年6月30日のIUGS勧告により、更新世に含まれることとなりました。
【名前の由来】
新第三紀の名前の由来は、「中新世について」で説明しました。
鮮新世の鮮は、新鮮の鮮なので、中新世よりは新しいという意味なのでしょう。
【生物】
現代の動物相につながるものがほぼ出現しています。
化石軟体動物はそのおよそ過半数が現生種を占めています。
中新世から鮮新世にかけては草原が広がり、鮮新世の陸上哺乳(ほにゅう)類は以前よりも大形化しました。
中新世に現われた馬メリキップスMerychippusは現在のポニーほどの大きさになり、鮮新世にはヒッパリオンHipparionへと進化しました。
ヒッパリオンは、北アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ大陸の広い地域で生息するようになりましたが、続く更新世末に絶滅しました。
現在の馬エクウスはその後300万年前に出現したプレシップスPlesippusから進化したと考えられ、北アメリカから世界中に生息地が広がりました。
寒冷化に伴い、長鼻目(ゾウ類)などの中新世の温暖な環境で繁栄した生物は多様性を減少させていきました。
類人猿をはじめとする霊長目(サル類)も全体的に生息域や多様性を減少させたのですが、その中から、およそ440万年前には、アフリカで、初期の人類である猿人アルディピテクスArdipithecus(ラミドゥス猿人)に続いてアウストラロピテクスが現れ、彼らは二本の足で立ち上がって歩き始め、森から草原へと生活範囲を広げました。
いわゆるヒトの祖先(ヒト亜族)がこの時代に誕生、発展しました。
南米大陸が北米大陸に繋がったことで、多くの生物の両大陸間の行き来が可能になりました。
これによって北米の生物との生存競争にさらされた南米原産の生物は衰退し、絶滅したものも多くありました。
【植物】
中新世の後期~第四紀更新世にかけて、中新世を特徴づける化石種や第三紀要素が消滅し、新しい分類群が加わることで現在の日本列島の植物相に近づいていきました。
高緯度地方に寒帯系の植物群が出現し、気候の寒冷化が目立ちました。
【岩石】
中新世に引き続き、アルプスからヒマラヤにいたる山系,ロッキー山系,アンデス山系などの隆起が著しく、今日の褶曲山脈の形がほぼ明らかになりました。
これに対して、西および北太平洋の弧状列島地域では、沈降運動が続き海成層が形成されました。
岩石と呼ぶほどの硬質なものはなく、堆積物はサンゴなど生物起源のものは少なく、多くは砕屑(さいせつ)物から成ります。
【気候】
気候は寒冷化しており、南極大陸は中新世よりもさらに氷床を拡大していきました。
北半球での氷床の発達もこの時代に既に始まっていました。
ヒマラヤ山脈などの大山脈の形成、上昇が同時に激しい岩石の浸食を招き、これによって大量のカルシウム塩が海に流入していきました。
このカルシウム塩が二酸化炭素を吸収し石灰岩化していったため大気中の二酸化炭素量は激減していき、寒冷化の進行を促しました。
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