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ハワイ島のキラウエア火山の噴火について(続編)

ハワイ島のキラウエア火山の噴火についての続編です。

5月3日に噴火した米ハワイ島のキラウエア火山では、依然として溶岩流の噴出が続いています。
ハワイ島南東部に位置するキラウエア火山が噴火したのは現地時間3日午前10時ごろです。
アメリカ地質調査所(USGS)によると、プウ・オーオー火口では先月30日に火口周辺に堆積した火山噴出物が吹っ飛び、周辺や東部レイラニ地区の地表に地割れが確認されていたそうです。
その後、キラウエア火山南部を震源とする火山性地震が相次ぎ、5月5日には最大マグニチュード(M)6.9の地震が観測されました。
この地震は1975年以来、ハワイ島で観測された最大規模の地震だそうです。
私は、溶岩流の噴出は、てっきりプウ・オーオー火口か、その近くのカルデラ内だとばっかり思っていましたが、民家に多大な被害を与えている溶岩流の噴出は、プウ・オーオー火口から20kmも離れた南東部のレイラニ地区内での噴出だそうです。
テレビの画像で観るレイラニ地区は、高速道路や住宅用道路など複数の道路に亀裂が広がり、このうち分譲住宅が立ち並ぶマカマエ・ストリートでは厚さ2mもの溶岩流が、ジワジワと海岸に向かって進んでいるようすがとらえられています。
また、ルアナ通りにできたふたつの地割れからは、溶岩が噴水のように噴き上がり、その高さは100m近くに達し、周辺森林が全焼したそうです。
レイラニ地区で新たな亀裂が見つかり、溶岩噴出孔は12個に増えたそうです。
これまでに35軒の住宅が飲み込まれた周辺地区は、一面の焦土と化した様子がみてとれます。
一方、山頂火口の溶岩湖では溶岩量が急速に減少を続けており、1週間で溶岩レベルが220m下がったそうです。
火口湖の溶岩レベルが下がるにつれて、火口を囲む壁が振動し、周辺火口から大量の火山ガスや火山灰が放出されているそうです。
アメリカ海洋大気庁(NOAA)の気象衛星スオミNPPは5月3日に、ハワイ上空に広がる二酸化硫黄を大量に含む噴煙をとらえていました。
二酸化硫黄はひとの目には見えないそうですが、大気中の水蒸気と化学反応を起こすと、酸性雨を降らせ、大気汚染や健康への被害を引き起こす有害物質です。
二酸化硫黄は呼吸器を刺激し、せき、気管支喘息、気管支炎などの障害を引き起こすそうです。
・0.5 ppm 以上でにおいを感じます。
・30-40 ppm 以上で呼吸困難を引き起こします。
・100 ppm の濃度下に50〜70分以上留まると危険です。
・400 ppm 以上の場合、数分で生命に危険が及びます。
・500 ppm を超えると嗅覚が冒され、むしろ臭気を感じなくなります。
高濃度の地域に短時間いるよりも、低濃度地域に長時間いる場合の被害のほうが多いと言われています。
レイラニ地区での二酸化硫黄の濃度は不明ですが、高濃度の火山ガス放出と言われているので、かなり高いものと想像できます。
地面の亀裂は今後も増える可能性が高いそうです。
レイラニ地区の避難住民が帰宅できる目処は立っていないだけでなく、USGSのハワイ火山観測所(HVO)は、「噴火活動は強まっており、これからも断続的に続くおそれがある。現在の活動は、南東部レイラニ地区に集中しているが、噴火活動が長引くと、他の地域も危険にさらされる可能性がある」と警告しています。
ハワイ郡民間防衛局(Hawaii County Civil Defense)は、付近の住民1万人に避難勧告を発令しています。

ハワイ島
ハワイ島南東部の東リフト地帯の溶岩噴出を上空から撮影しています。(USGS撮影 )
この写真だけ見ても、突如亀裂からの溶岩流の噴出だと想像できます。

地割れ
このような亀裂は、日本ではどこでも見かけます。
この下に、すぐマグマがあると想像するだけでものすごく物騒です。

 
亀裂からの溶岩流の噴出です。
キラウエア火山のマグマは、日本のマグマと違って粘り気がないそうです。
だから、溶岩流のスピードも速いそうです。


キラウエア火山の東に位置するレイラニ地区に溶岩流が広がっています。
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