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白亜紀について

地質時代には、いろいろな時代がありますが、今回は白亜紀について調べてみました。

白亜紀(白堊紀、Cretaceous period)は、地質時代の年代区分の一つです。
【期間】
中生代を三つに区分した時代で、中生代のジュラ紀と新生代古第三紀との間に位置し、中生代の最後の紀です。
1億4500万年前から6550万年前までの期間と言われていますが諸説あります。
また白亜紀は、下記のように12階に区分されています。
①前期
・ベリアシアン 1億4500万年 - 1億3980万年前
・バランギニアン 1億3980万年 - 1億3290万年前
・オーテリビアン 1億3290万年 - 1億2940万年前
・バレミアン 1億2940万年 - 1億2500万年前
・アプチアン 1億2500万年 - 1億1300万年前
・アルビアン 1億1300万年 - 1億50万年前
②後期
・セノマニアン 1億50万年 - 9390万年前
・チューロニアン 9390万年 - 8980万年前
・コニアシアン 8980万年 - 8630万年前
・サントニアン 8630万年 - 8360万年前
・カンパニアン 8360万年 - 7210万年前
・マーストリヒチアン 7210万年 - 6550万年前
【名前の由来】
「白堊」の「堊(アク; アと読むのは慣習)」の字は粘土質な土、すなわち石灰岩を意味しているそうです。
石灰岩の地層から設定された地質年代のため白堊紀の名がついたのが由来だそうです。
「白亜」の「亜」は、「堊」の同音の漢字による書きかえです。
【生物】
①地上動物
超大陸パンゲアの分裂が一層進んだのですが、これによって地理的な隔離が起きたため、陸上の生物の多様性を更に高めることとなりました。
地上の動物は、恐竜やワニなどの爬虫類が支配的地位を占め、ジュラ紀に続いて全盛期でした。
地上、海洋及び空を含め多種多様な進化を遂げています。
白亜紀前期まではジュラ紀に栄えた恐竜の系統も依然健在でしたが、白亜紀後期においては、その多くは姿を消しました(広義のアロサウルス類、広義のディプロドクス類、ステゴサウルス類など)。
代わってジュラ紀にはあまり目立たなかった系統の恐竜が新たな進化を遂げ、放散することになります。
白亜紀後期の恐竜及び翼竜の代表的な種は、ティラノサウルス、トリケラトプス、プテラノドンなどが知られています。
しかし白亜紀末期に他の多くの生物と共に恐竜は衰退し、最終的に現生鳥類を除いて絶滅することになります。
また、翼竜類においては特に翼指竜亜目が白亜紀前期に多様化のピークを迎えていましたが(翼竜の中でも嘴口竜亜目は前期を最後に姿を消しました)、白亜紀後期には鳥類の発展と対照的に中・小型の翼竜類が衰え、プテラノドンやケツァルコアトルスなど大型種だけが残る状況となっていました。
有鱗目においてヘビ類が地中性又は水中性のトカゲ類から進化したのも、白亜紀であるとされています。
哺乳類は、この時代に形態を大きく進化させ、胎生を持つようになり、また、有袋類及び有胎盤類への分化を遂げました。
中には恐竜の幼体を襲っていた種もあります。
ただし、それらの形態は、小さな形の種にとどまっていたものが多いようです。
有胎盤類は、白亜紀後期には既に多くの系統へと分岐していたようです。
前時代に恐竜から分岐した鳥類では、この時代に真鳥類が出現しています。
しかし、大勢を占めたのは、古鳥類であり、陸上性では孔子鳥、エナンティオルニス類などが繁栄しました。
なお、海鳥では、真鳥類のヘスペロルニス、イクチオルニスなどが栄えました。
しかし、白亜紀に全盛を迎えたこれらの鳥類の集団は、白亜紀末期にほとんどが絶滅したようです。
この時期に現生鳥類の直系の祖先も出現しています。
多くの目は、白亜紀後期には分化していたようです。
②海洋動物
海洋では1億2000万年前に現在のオントンジャワ海台を形成した大規模な海底火山噴火が南太平洋で発生しました(その2000〜4000万年後には更に二次的な噴火が起きました)。
これに前後して海洋無酸素事変も発生しています。
白亜紀後期序盤に魚竜、海生ワニ類、大型のプリオサウルス類(首長竜の一群)が絶滅したのは、この影響ともされています。
代わってモササウルス類、エラスモサウルス類をはじめとする首長竜などが繁栄しました。
軟骨魚類では現在見られる型のエイ及びサメ、硬骨魚類ではニシン類が現れ、軟体動物では狭義のアンモナイトなどが進化を遂げました。
ジュラ紀中期に誕生した浮遊性有孔虫、及びココリスなどのナンノプランクトンは、この時期に生息域を大きく拡大させ、その遺骸は白亜紀の名称の元となった石灰岩層を形成しました。
【植物】
植物は、主流であった原始的な裸子植物やシダなどが減少し、被子植物が主流となって進化、繁栄を遂げました。
スギなどの針葉樹は現代と同じ形まで進化し、イチジク、スズカケノキ、モクレンなどが現在とほぼ同じ形となりました。
【岩石】
白亜紀の終わりにかけて、パンゲア大陸は完全に分裂し、配置は異なるものの現在ある大陸と同じ構成になりました。
ローラシア大陸は北アメリカとヨーロッパとに分かれて大西洋が広がり、ゴンドワナ大陸は南極大陸、オーストラリア大陸、アフリカ大陸、南アメリカ大陸に分割されました。
インド及びマダガスカルは,まだアフリカと陸続きであったのですが、末期には分裂し島大陸となっていました。
北アメリカ大陸に食い込むようにして形成されていた浅い海は、石炭層に挟まれて陸地となり、海の堆積物を多く残しました。
この他で重要な白亜紀の地層の露出は、中国とヨーロッパとで見られています。
また、インドのデカントラップにある大量の溶岩の地層は、白亜紀から暁新世にかけて形成されたものであることがわかっています。
愛媛県では、白亜紀に中央構造線の運動が始まっています。
四万十帯は、1億3000万年前からの地層です。
和泉層群は、1億年前からの地層です。
広島花崗岩類は8000万年前の地層です。
領家花崗岩類は、7500~8000万年前の地層です。
御荷鉾緑色岩類や三波川変成岩類は、ジュラ紀からの地層ですが、6500~8800万年前まで続いていました。
愛媛県の岩石のほとんどを構成しているのはこの時代でした。 
【気候】
温暖な気候と高海水準とで特徴付けられる時代であったそうです。
他の地質時代と同様に、開始と終了との地層には際立った特徴があるものの、正確な年代については、数百万年程度の誤差が見受けられます。
白亜紀末には、地球史の上で5回目の、規模としては古生代ペルム紀末期の大絶滅(P-T境界)に次ぐ大規模な絶滅が起きました(K-Pg境界)。
この大量絶滅では、陸上生物の約50%、海洋生物の約75%、生物全体で約70%が絶滅したと考えられています。
哺乳類・爬虫類・鳥類の多くが絶滅し、特に恐竜は(現生種につながる真鳥類を除いて)全てが絶滅しました。
また、海洋においても、カメ、カンプソサウルス(チャンプソサウルス)類以外の全ての海棲爬虫類、全てのアンモナイト類が絶滅しています。
しかし、アメリカで、この大量絶滅から70万年後とされる地層からアラモサウルスの化石が発見され、議論を呼んでいます。
この発見は、カナダのアルバータ大学などの研究により確認され、論文がアメリカ地質学協会の専門誌に掲載されました。
白亜紀の終わりを示すK-Pg境界においては、イリジウムが大量に含まれた粘土層が世界中に見つかっています。
これは、6,568万年前にユカタン半島及びメキシコ湾にある巨大なチクシュルーブ・クレーターを作った隕石の衝突によってその破片が地上に降り積もったものと考えられています。
この隕石の落下が引き起こした気候変動が、白亜紀末の大量絶滅に関係しているという学説は、現在では地質学者、古生物学者等の間で広く支持されています。
2010年3月5日には12ヶ国の研究機関による研究チームが同説が絶滅の直接の原因であると結論づけました。
ただし、それ以外の説も依然として存在するそうです。
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