シルル紀について

地質時代には、いろいろな時代がありますが、今回はシルル紀について調べてみました。

シルル紀(Silurian period)は、地質時代の年代区分の一つです。
【期間】
古生代を六つに区分した時代で、オルドビス紀とデボン紀の間にあたり、古生代で 3番目に古い紀です。
約 4億4340万年前から約 4億1920万年前までの期間期間と言われていますが諸説あります。
【名前の由来】
シルル紀の名称の由来は、1835年にイギリスの地質学者ロデリック・マーチソンが、イギリスのウェールズ山地の研究で、旧赤色砂岩層の下位にある海産化石を多産する地層に対して、この地方に住んでいた古代民族シルルの名にちなんで命名したのに始まっています。
この古民族は、シルリア族とも呼ばれていたのでシルリア紀とも呼んでいます。
1950年頃までは、スウェーデンのゴトランド島にちなんでゴトランド紀とも呼ばれていました。
【生物】
古生代型無脊椎動物の全盛期で、とくに、単軸型筆石類は全盛を極め、多くの種が分化し、ウェールズやボヘミアなどで筆石類を用いて地層の詳しい分帯が行われています。
触手動物の腕足類や刺胞動物のサンゴ類も繁栄を極めています。
サンゴ類では、床板サンゴ類に属するクサリサンゴ科、ハチノスサンゴ科などのものが大きな群体を形成し、層孔虫類などとともに礁を形成しました。
このほか、節足動物の三葉虫類および広翼類(ウミサソリの仲間)、棘皮(きょくひ)動物のウミユリ類・ウミリンゴ類などが豊富に知られています。
脊椎動物では原始的な魚類のみが知られ、現生の頭甲類(円口類、ヤツメウナギを含む)に近縁な無顎(むがく)類があげられます。
この時代の終わりには、原始的なあごの器官を有する板皮(ばんぴ)類が出現しました。
棘魚類(きょくぎょるい、Acanthodii)と言われる淡水魚が現れたのもシルル紀だそうです。
【植物】
植物では、最古の維管束植物とされるマツバラン類が当紀末に知られています。
【岩石】
この時代の地層は、イギリスをはじめ、北ヨーロッパ、北アメリカ東部などに分布し、日本でも岩手県、岐阜県、高知県、宮崎県などに分布が知られており、クサリサンゴ類や三葉虫類を産します。
シルル紀の後期はカレドニア造山運動期にあたり、活発な地殻変動があったことが知られています。
愛媛県では、岡成層と呼ばれる東宇和郡野村町岡成から城川町寺野付近にかけてほぼ東西方向に点在する岩石があります。
これは、大陸の上を覆った流紋岩や石灰岩、そして酸性火山砕屑岩であり、石灰岩中には鎖サンゴや蜂の巣サンゴの化石が含まれています。
【気候】
シルル紀を通じて火山活動は不活発であり、気候も安定していたそうです。
陸地は、超大陸ゴンドワナを中心に南極付近に集中し、北半球の大部分は広大な海洋が占めていました。
北アメリカとヨーロッパが衝突したことによりカレドニア造山運動が起こりました。
ローレンシア大陸とバルティカ大陸の接近で浅瀬が広がり、このため、近海の海洋生物の生態系が大きく変化したそうです。
また、末期には氷河が融け、海面が上昇しました。

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