FC2ブログ

カンブリア紀について

地質時代には、いろいろな時代がありますが、今回はカンブリア紀について調べてみました。

カンブリア紀(Cambrian)は、地質時代の年代区分の一つです。
【期間】
古生代を六つに区分した最初の時代で、先カンブリア時代とオルドビス紀の間です。
約 5億9000万年前から約 4億8540万年前までの期間と言われていますが諸説あります。
【名前の由来】
イギリスのウェールズ北部のシルル系(→シルル紀)の下に重なる頁岩,砂岩の一群の地層に対して、1836年アダム・セジウィックが命名したそうです。
ウェールズの北部はかつて「Cumbria」と呼ばれていたそうで、その時の古称「カンブリア」にちなんでいるそうです。
それとは別に、ラテン語の部族の名前に由来しているという説もあります。
この時代の地層が調べられたイギリスのウェールズ地方に、かつて「キムル」という名前の部族が住んでいたそうで、「キムル」をラテン語に訳すと「カンブリア」になるそうで、その彼らの名前にちなみ、カンブリア紀と名付けられたそうです。
まあ、いずれにしてもイギリスのウェールズ地方が由来なのは間違いないと思われます。
【生物】
現生の無脊椎(むせきつい)動物の主要な門が、分類学的所属の明確にできない多様な無脊椎動物とともに大放散をとげ、この紀の終わりまでに出そろっています。
カナディアン・ロッキー山脈の高地に露出するバージェス頁岩層からは、カンブリア紀に無脊椎動物に爆発的放散が起こったことを示す多種多様な化石が発見されています。
脊椎動物では、コノドント類やナメクジウオの仲間の原始的魚類が出現しています。
また原索動物の筆石(ふでいし)類は当紀の終わりに知られています。
無脊椎動物門では、石灰質の外殻などの硬組織をもつものが一斉に出現し、先カンブリア時代に比べ化石の産出量が著しく多くなっています。
なかでも節足動物の三葉虫類と、海綿動物と腔腸(こうちょう)動物の中間的性質をもつ古杯類(古盃動物)が特徴的です。
古杯類は、三葉虫類に先だち当紀のもっとも初期に栄えていたそうです。
三葉虫類は、当紀に知られている化石動物の全属種の過半数を占め、生物地理学的研究や地層の対比上もっとも重要なものです。
【植物】
植物は藻類が発見されているだけで、陸生植物は報告されていません。
【岩石】
堆積物は、頁岩,砂岩が多いのですが、上部には石灰岩を伴うことがあります。
カンブリア紀の地層は、世界中の楯状地(たてじょうち)の周辺に広く分布し、東アジアでは、揚子江盆地、黄河盆地、朝鮮半島に石灰岩や砕屑岩類からなる海成層が知られています。
大きな地殻運動はなかったと想定され、以前には、日本にはカンブリア紀の岩石は存在しないと言われていましたが、2014年になって、野崎さんのチームが宮田川不動滝地下の日立鉱山産銅鉱石から5億3300万年前という年代を報告し、日本最古の地層の年代値が更新されています。
日立市から常陸太田市にかけての山地には古生代・カンブリア紀の地層が約50平方キロにわたって広がっているそうです。
【気候】
気候は全般的に湿潤温暖であったと思われています。
そして、南極、北極には氷河がなかったと考えられています。

宮田川不動滝
5億3300万年前の日立鉱山産銅鉱石です。
スポンサーサイト
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム
QRコード
QR