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猛毒の胆礬について

美しい鉱物ですが、猛毒の胆礬を紹介します。

胆礬(たんばん)は、魅惑的な青い結晶をしています。
これは、銅が硫黄や水などと結合したもので、科学の教科書に美しい結晶が載っていた硫酸銅が化学的な名称です。
銅は過剰に摂取すれば毒性を発揮するとは言え、人体に必須の鉱物です。
しかし他の物質と組み合わさったことで、生物学的に高い利用可能性を有することになりました。
すなわち、水に溶け、動植物に大量に吸収されることによって体のプロセスを停止させ、弱らせたり、命を奪ったりするようになりました。
池などに投じれば藻類を全滅させることも可能で、生態系に大きな脅威を与えることになります。
美しく、希少性も高いため、人工胆礬を生産する企業もあり、市場には偽物が出回り始めています。
結晶系は三斜晶系です。
大型の単結晶は稀で、銅鉱山の坑道の天井に鍾乳石様の塊を形成したり、内壁から霜柱状の結晶が成長するという産状が多く見られます。
人工的に、岩の上に硫酸銅の結晶を成長させたものが観賞用の標本として販売されることも少なくありません。

胆礬
青色透明な鉱物が胆礬(たんばん)です。
銅を産出する鉱山で見つかる硫酸銅の結晶です。
上の写真は、栃木県上都賀郡足尾町足尾鉱山で産出されたものですが、愛媛県の別子銅山でも産出されていました。
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