凝灰岩について

凝灰岩について調べてみました。

凝灰岩(ぎょうかいがん tuff)は、火山灰などの火山砕屑物が緻密あるいは硬化し、固結した岩石で、普通径 2mm未満の火山灰を主としています。
凝灰岩や火山礫岩は堆積岩と混合して多少変質したものであり、一般によく層状になっていると考えられていますが、これらの岩片がどのような機構で固化するかは明確ではありません。
凝灰岩は特定の範囲の粒度の岩片で構成されており、粒度によって粗粒および細粒の種類が区別されていますが、径4mm以下、または径2mm以下の岩片を主とする火山砕屑岩とするなど粒径の異なった区分法があります。
堆積学委員会(The Committee on Sed-imentation)では、
・集塊岩または角礫岩・・・・岩片が32mm以上
・火山礫凝灰岩(lapilli tuff)・・・・粒度が4~32mm
・凝灰岩(tuff)・・・・粒度が0.25~4mm
・細粒凝灰岩(fine tuff)・・・・粒度が0.25mm以下
に区分されています。
また、優勢な構成物の種類によって凝灰岩の種類があります。
・石質凝灰岩(せきしつぎょうかいがんlithic tuff)
火山性凝灰岩で、主要構成物質が、噴出されたときすでに固結した溶岩片の岩石を主とする凝灰岩です。
・結晶凝灰岩( けっしょうぎょうかいがんcrystal tuff)
大部分が結晶と結晶の破片からなる火山性凝灰岩です。
・ガラス質凝灰岩(ガラスしつぎょうかいがんvitric tuff)
構成粒子がマグマの急冷産物である火山ガラスの破片を主とする凝灰岩です。
ガラスの破片は三日月形または凹形を示しますが、これは火山爆発の過程でガラス中に気泡が形成されたためです。
なお、軽石凝灰岩,岩滓凝灰岩もこの一種です。

また、化学組成に基づいて凝灰岩の種類があります。
・ケイ長質凝灰岩
無色鉱物(石英,長石など)を多く含み、色指数が20以下と低く、白っぽい色をした凝灰岩のことです。
・苦鉄質凝灰岩
カンラン石、輝石、角閃石などの苦鉄質鉱物(マフィック鉱物)に富み、長石や石英などの珪長質鉱物(フェルシック鉱物)に乏しい凝灰岩のことです。

よく知っている凝灰岩としては、溶結凝灰岩があります。
・溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがんwelded tuff)
火山灰,軽石,岩滓などが、まだ高温の状態で堆積し、自重のために圧縮されて気泡を失い、破片同士が溶結し合った凝灰岩のことです。
火山灰降下時に、高熱のため一部溶けてガラスになり、火山灰が溶結し合ったもので、溶岩と誤認されたことがあります。
日本では阿蘇火山などで典型的なものが発達しています。
加工しやすいので石材としてよく利用されています。
スポンサーサイト
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム
QRコード
QR