トルコの世界遺産「ヒエラポリス-パムッカレ」

トルコに「ヒエラポリス-パムッカレ」という世界遺産があります。

「ヒエラポリス-パムッカレ」はトルコ西部・デニズリ県にあるユネスコの世界遺産(複合遺産)の登録名です。
この中の「パムッカレ」は、石灰華段丘からなる丘陵地の名前であり、「ヒエラポリス」は、ローマ帝国の都市の名前で、現在では遺跡が残っています。
トルコのデニズリ県に入ると、遠くに見える山肌が、一部分だけ白く輝いているそうです。
その光景はあまりに唐突に、突然現れるので誰もがびっくりするはずだそうです。
山の一部が白いのは、石灰を含む地下水が地熱で温められ、温泉となり、地上に流れ出た時に石灰分が周りのものに付着して残り、沈殿した結果作り上げられた景観だそうです。
「ヒエラポリス」は、紀元前2世紀に建設された古代都市です。
良質な温泉「パムッカレ」の丘の上に、温泉保養地として多くの人々が集まり、都市が形成されました。
「ヒエラポリス」は、聖なる都市という意味があるそうです。
2度の大きな地震で、今は廃墟となっていますが、古代ローマ時代の後1世紀から2世紀にかけて建造された円形劇場、共同墓地、公衆浴場などの立派な遺跡が残っています。
「ヒエラポリス」の遺跡を右手に見ながらしばらく坂道を歩いていくと、「パムッカレ」に着きます。
真っ白な棚田から、キラキラと輝くブルーの温泉が下の石灰棚に静かに流れ落ちる、幻想的で不思議な光景です。
「パムッカレ」とは、トルコ語で「綿の宮殿」という意味です。
綿とあるのは昔からこのあたりが良質の綿花の一大生産地だったそうです。
ここは、二酸化炭素を含む弱酸性の雨水が台地を作っている石灰岩中に浸透し、炭酸カルシウム(石灰)を溶かした地下水となります。
その地下水が地熱で温められて地表に湧き出て温泉となり、その温水中から炭酸カルシウムが沈殿して、純白の棚田のような景観を作り出しています。
棚田の畦の部分は、流れてきた植物片などがひっかかり、これに石灰分が沈着して次第に堤のように成長します。
これは温水が畦を越流する時に石灰分の沈積が化学的に加速するためでもあるそうです。
このような景観が約200mの高さにわたって形成されています。
規模はずっと小さいのですが、同種の微地形が鍾乳洞内にもみられることがあり、これを「畦石池」と呼んでいます。

トルコの世界遺産パムッカレ02
ここが「パムッカレ」ですが、2世紀頃にはローマ帝国の温泉保養地として「ヒエラポリス」という都市が石灰棚の一番上に建設されています。
地震によって現在は廃墟となっていますが、ローマ時代の遺跡がごろごろしているそうです。


世界遺産に登録されている、トルコの「パムッカレ」ですが、まるで人の手によって造られたような、美しい純白の棚です。
大小合わせて100以上の棚のプールがあります。
丘陵地帯の石灰棚が弱酸性の雨によって溶け、地熱によって温泉となり沈殿した石灰が固まった結果、この芸術的な景観が生まれたそうです。
まるで雪景色のようですが、白いのは石灰によるものです。


「パムッカレ」の入り口にはパムッカレ・テルマルがあります。
温泉プールのような、天然の炭酸泉の温泉施設。大理石の柱など、ヒエラポリスの遺跡が足元にそのまま沈んでいます。
もともとは水の神を祭る神殿跡だそうですが、そんな場所を温泉プールとして開放しているのには驚きです。
一番深いところの水深は7mです。
でも、透明な温泉なので、底に眠っている遺跡の柱などがしっかりと確認できます。
水温は人肌ぐらいで、施設内は暖かい空気に包まれています。
果物が豊富なトルコらしく、店内ではたくさんのカットフルーツが売られています。

トルコの世界遺産パムッカレ08
「パムッカレ」とはトルコ語で「綿の宮殿」という意味です。
かつてはこの地域は綿花の一大生産地だったことに由来しているそうです。

トルコの世界遺産パムッカレ07
大勢が、この「パムッカレ」に観光に来ています。
この角度の写真だと高所恐怖症の人には少し怖いかもしれません。

トルコ旅行 パムッカレ 写真 画像
「パムッカレ」は現在景観保護のためほとんどが立ち入り禁止で 一部だけしか入ることができないそうです。
本来は、この石灰棚にはたっぷりのお湯が入っている超絶景だったそうですが、周辺の温泉ホテルの開発ラッシュでそちらにも温泉を供給したことで棚が枯れてしまったところもあるそうです。
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