松山市の「奥道後」について

愛媛県松山市の「奥道後」を紹介します。

「奥道後」は、石手川上流の渓谷に来島どっくグループが開発した滞在型リゾート施設で、ホテル奥道後を中心とした温泉レジャーランドです。
温泉は、湧出量が豊富なので浴槽は全て掛け流しで使用しています。
さらに松山市中心部の銭湯のほか、保養所、旅館も引湯しています。
温泉地の中心は、広大な敷地を誇る「奥道後 壱湯の守」です。
男女各7種からなる浴槽の敷地面積約1508㎡の大露天風呂は西日本最大級の広さで、アルカリ性単純硫黄泉(pH9.4)の泉質で湧出量が毎分約400Lの豊富な源泉を湧き出しています。
そして、「奥道後」では、四季折々で多彩な花々が咲き競います。
春には辺り一面に咲き誇る『桜』をはじめ、遊歩道の『藤棚』、初夏に『さつき展』、秋には『菊花展』、『紅葉』と、一年を通して美しい花景色です。

「湧ヶ淵」の伝説があります。
この界隈は、昔からこの川沿いの周辺に温湯の湧きでているところがあることから「湧ヶ淵」と呼ばれ、数億年の歳月をかけて水の流れが作り上げた花崗岩の渓谷で、奇岩奇跡は大自然の造形の美の深さを物語っており、全国でもまれな景勝の地として知られ、この淵にまつわる伝説として次のような興味深いものが語り伝えられています。
この渕に大蛇が棲み夜な夜な美女に化身して通行人をたぶらかしては、蒼く澄んだ渕に誘いこみ命を奪うなどの害をおよぼしたとの言い伝えがあります。
そこで、湯山菊ヶ森城主三好長門守秀吉の長男蔵人三郎秀勝が一夜ひそかに渕のほとりに潜んで突如水上に現れた美女めがけて鉄砲を打ち込んだところ、天地も崩れんばかりの鳴動と共に渕の水は渦を巻き、その中にのたうち廻る大蛇の姿が見えたそうです。
翌朝、果たして大蛇の死骸が浮かび血の川の流れは三日三晩つづいたそうです。
それ以来怪しい美女は二度と現れなかったそうです。
この大蛇の頭骨と文献はその後、三好家に代々伝えられていましたが、「奥道後」の開発事業が進むにつれて三好家よりこれを譲り受け、奥道後温泉の竜姫宮に神棚を設け供養されているそうです。

夏目漱石の句もあります。
「蛇を斬った 岩と聞けば淵寒し 漱石」


「奥道後」の全貌です。
桜の季節には素晴らしく華やかになります。
中央にはイベント会場があり、写真奥にはホテル本館やロッジが立ち並んでいます。


愛媛県松山市の奥座敷と言われる奥道後温泉からは、かつては松山市街を一望できる杉立山(松山市杉立町)に向けて観光ロープウェイ(奥道後ロープウェイ)が営業していました。
写真の左下にロープウェイが見えますが、中央の鉄塔はこのロープウェイの架線塔です。
奥道後ロープウェイは奥道後の観光開発の一つとして昭和39(1964)年にホテル奥道後が開業しています。
バブル期には多くの観光客で賑わっていましたが、社会情勢の変化と奥道後の観光産業が衰退した事に伴い乗客は激減し、遂に平成21(2009)年12月からは運行休止となり現在に至っています。

奥道後では藤が見頃です♪
奥道後園内の遊歩道には長さ1kmにも及ぶ藤棚があります。
毎年4月中旬~5月上旬になると、色鮮やかな紫色のトンネルができます。


遊歩道をずっと東に歩くと「不動滝トンネル」があります。
「不動滝トンネル」は50mほどの長さがあり、遊歩道と水路が折半しています。
トンネルの出口には破損した門が設けられています。
遊歩道が廃道となっていた平成20年2月現在では、この門が閉鎖ゲートの役割を果たしていました。
対岸から「不動滝トンネル」の出口を見ると、トンネル内水路から流れ出た水は瀑布となって石手川に降り注いでいます。
坑口には「不動滝」と記された看板も設置されており、地図や現地を見る限り、水路トンネルである「不動滝トンネル」を建設した目的は、用水とかではなく、観光目的だと思われます。
竣工したのは昭和30年代半ば頃のようです。

奥道後ロープウェイ08
「不動トンネル」から石手川の断崖を約50mほど進んだ遊歩道の終点には金閣寺を模した「錦晴殿」がありました。
この「錦晴殿」は、奥道後の創設者でもある故坪内壽夫さんが文化庁長官今日出海さんの兄である作家の今東光さんの依頼を受け、昭和36年に着手しました。
文化庁が保存していた図面を元に、文化庁職員の指導を受け、材料、寸法ともにあくまで焼失前の金閣寺を忠実に再現した建造物として高い評価を受けており、奥道後でも有数の観光スポットでした。
しました。金箔9万5千枚を使い、昭和41年に落成したそうですが、平成13年6月の大雨で土砂崩れが起き建物は崩落致しまし、以後は再建されないまま現在に至っています。

奥道後ロープウェイ02
奥道後駅に停車中の「あさなぎ号」です。(平成20年2月18日撮影)
この写真は、廃止される約2年前の奥道後ロープウェイ駅です。
運行時の奥道後ロープウェイは、9:30~16:30まで30分間隔の運転で、運賃は往復1,000円(小人500円)でした。


奥道後ロープウェイは、奥道後温泉から杉立山に向けて敷設されています。
「山麓つつじ園駅」から「山頂望海楼駅」まで、約20分程度の所要時間でした。
山頂では、「白雲楼」というバーベキューの食べれるレストランや喫茶「パーラー」それに動物の放し飼いもしていました。
スポンサーサイト
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム
QRコード
QR