7色に変色する神秘の池「オンネトー」

北海道の阿寒国立公園内にある「オンネトー」を紹介します。

「オンネトー」は、一日のうち7色に変色すると言われている神秘の池です。
池面の色が天候や時間、見る場所により青、緑、オレンヂなどに変化するそうです。
「コロボックル」の仕業かとも言われています。
「コロポックル」(アイヌ語: コㇿポックㇽ korpokkur)は、アイヌの伝承に登場する小人です。
アイヌ語で、一般的には「蕗(フキ)の葉の下の人」という意味であると解されています。
「オンネトー」は、阿寒国立公園の一番の景観だそうです。
四季の景観はそれぞれ美しく、特に紅葉の時期の「オンネトー」は最も美しいそうです。
天候に恵まれた時には、「オンネトー」の緑の池面、その背景に緑・赤・黄の山の木々、さらにその後ろに、噴煙をあげる雌阿寒岳と阿寒富士が快晴の青空の中にそびえたつ絶景だそうです。

「オンネトー」の名前の由来は、アイヌ語で「年老いた沼」あるいは「大きな沼」の意味からきているそうです。
雌阿寒岳の噴火により西麓の螺湾川の流れが止められてできた堰止された池で、池水は酸性で魚類は棲めないそうですが、エゾサンショウウオとザリガニが棲息しています。
先に述べたように、池面が刻々と色を変えることから五色沼の別名もあるそうです。
波のない時は雌阿寒岳と阿寒富士を映し出すそうです。
阿寒湖から近い池ですが、流出河川の螺湾川は西方の十勝方面へと流れています。
近くには、オンネトー湯の滝もあります。
オンネトー湯の滝(オンネトーゆのたき)は、「オンネトー」の南東方向にある2つの滝です。
天然記念物で、日本の地質百選の1つでもあります。
地質は、新生代第4紀更新世における雌阿寒岳火山の安山岩溶岩で、標高800mのところで、落差30mあります。
かつては滝上の池が天然の露天風呂として利用されていたのですが、微生物によって酸化マンガンを生成する現象が発見され保護のため入浴禁止となったそうです。
1953年頃、辺りにはマンガン鉱山があり、3500トンのマンガン鉱石が採掘されています。
北海道大学の教授である針谷さんが、形成中の鉱床であることに気づき、1989年に学術調査が行われ、温泉水から微生物(糸状藻類とマンガン酸化細菌)がマンガン鉱物を生成する「生きている鉱床」であること、それは陸上においては「世界唯一の場所」であることが分かったそうです。
マンガン鉱物の析出は数千年前から継続していると考えられ、近年では年間1トン程度の生成とされています。
1992年には、万国地質学会議の出席者らによる視察し、1995年には、日独共同研究講演会が行われています。
2000年9月6日には「オンネトー湯の滝マンガン酸化物生成地」として国から天然記念物の指定(文部省告示 第144号)を受けました。
マンガン酸化物が沈殿するための3条件があるそうです。
①原水中のMn2+濃度が高いこと
②原水が無菌的であること
③有機物の提供があること
「オンネトー」は、湧き出る温泉水が上2つの条件を満たし、残りの条件は、崖にある糸状藻類が、マンガン酸化バクテリアに有機物を供給することで満たしていると考えられています。
泉源と滝斜面のシアノバクテリア(藍藻類)が光合成によって酸素を放出し、マンガン酸化菌がその酸素と温泉水中のマンガンイオンより二酸化マンガンを生成します。
そして、生成された二酸化マンガンは泥状となり池や滝の周囲に溜まっています。


「オンネトー」です。
緑や水色の池面、その背景に緑・赤・黄の山の木々、さらにその後ろに、雌阿寒岳と阿寒富士とわたあめ雲までが池面に映しだされています。


これも「オンネトー」ですが、上の写真とは池面が全く違います。


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