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オーストラリアの洪水被害

今日のニュースで、オーストラリアの大規模な洪水被害を取り上げていました。

(1)オーストラリア北東部の被害状況
オーストラリア北東部のクイーンズランド州で先月の12月25日から続いている大規模な洪水による被害はさらに拡大しています。
この水害は、被害が出始めたのは、昨年11月と言うので、既に2ヶ月も水害が続いていることになります。
ものすごく長期化しており、依然として復旧のメドが立っていません。
1月10日までに20人の死亡が確認されています。
現地では、住宅の屋根に取り残されるなどした住民に対する大がかりな救助活動が続けられています。
洪水の広がりは、これまでにドイツとフランスをあわせたほどの広大な面積に及んでいると言われています。
こうした中、10日、州の南東部を中心に新たに局地的な大雨が降り、水かさが増えるなどしてこの日だけで8人が死亡し、先に述べたように、洪水で亡くなった人はあわせて20人となりました。
また、行方が分からなくなっている人は72人に上っています。
被災地では、車や樹木が洪水で流され、住宅の多くが水につかっているほか、大勢の住民が住宅の屋根への避難を余儀なくされていて、ヘリコプターによる大がかりな救助活動が続けられています。
オーストラリアの気象当局によりますと、今回の大雨の原因は、南米ペルー沖の海面水温が低くなる「ラニーニャ現象」の影響で、オーストラリア周辺で大雨が降りやすい状態になっているためだということです。
気象当局では、雨は今後数日間は降り続く見込みだとして、厳重な警戒を呼びかけています。

水位は9メートルを超え、被災者の数は年明けの段階で約20万人に上っていました。
また、鉄道や道路が寸断されるなど経済活動への影響も大きく、州当局によると、被害総額は現段階でも約5000億円に上るという予測している。
まだまだ続く大雨のため、行方不明者の捜索や、浸水・孤立した集落への食料配布など救援活動も難航しています。
クイーンズランド州では10日、新たに人口9万人の街が水没し、取り残された住民の救出活動が行われています。

(2)グレートバリアリーフの生態系への影響
環境保護団体の世界自然保護基金(WWF)は11日までに、先月末からオーストラリア北東部クイーンズランド州で発生している洪水が、世界最大のサンゴ礁地帯で世界遺産にも登録されている同州沿岸の「グレートバリアリーフ」の生態系を脅かす恐れがあると警告しました。
WWFは、農地や市街地の洪水により汚染された大量の濁流がそのまま海に流れ込むことで「グレートバリアリーフの水質を著しく悪化させるだろう」と指摘し、サンゴに大打撃を与えるとともに、ジュゴンやウミガメを含む生態系に悪影響を与える可能性が高いとしています。

(3)鉱物資源への影響
オーストラリアは、世界有数の鉱物資源輸出国です。
今回の水害でも、露天掘り鉱山に大きな被害が出ているようです。
日本の製鉄会社を中心に、オーストラリアから石炭を輸入していますが、今回その石炭の産出に支障が出始めています。
洪水災害の大きいクイーンズランド州に炭鉱が有り、浸水被害で完全に採掘がストップしています。
現在、日本企業は対応に苦慮している様子で、資源価格の上昇に拍車をかけています。
鉄鋼各社は、原材料価格の高騰を価格転嫁出来れば良いですが、各メーカーもコスト削減に血眼になっている状況です。
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