スイスの異常な雪不足

異常気象は、今回もヨーロッパを紹介します。

先日、ロシアの首都モスクワで 1月7日に、最低気温が -33℃にまで冷え、過去 120年間で最も低い気温となったことを紹介しました。
ヨーロッパは寒いものだと思ってしまいますが、スイスは1864年の観測開始以来、過去153年間で最も雪の降らない12月になったそうです。
異常な少雨・少雪は、スイス全域に及んでいて、現在もその状態が続いているそうです。
特に、スイス西部では 12月の降雪量がほぼ「0」だったようです。
また、スキーリゾートで有名なアルプス南部などでもほとんど雪が降っていない状態の模様です。
1月8日に、スイス全土で気温も下がり、ようやく初雪が観測されたそうです。
ただし、有名なスキー場の一つである、グラウビュンデン州アローザ(Arosa,Graubünden)にある標高1891mの高地でも、積雪が2cmみだそうです。
幸いなことに、昨年の残り雪(7cm)で地面は見えていないものの、深刻な雪不足に陥っています。
その他の人気スキーリゾート、ヴァレー州サス・フェー ( Saas-Fee,Valis) やグラウビュンデン州ダヴォス(Davos)などでも、雪だまりをおがくずなどで守るなどの工夫がされているのが現状です。
そのため、現在のスイスのスキーリゾートでは、ほんの少しの雪の上で、スキーやスノーボードを「敢行」するというような形となっているようです。
この雪不足は、当然のことですが、スキー場の売り上げにも悪影響を与えています。
今後も雪乞いは続きそうですが、スキーに充分な積雪がなかった場合の苦肉の策として、雪を人工的に作る方法を画策しているそうです。
四国などでは、スキー場に人工雪を降らす設備は当たり前ですが、そんな設備が必要ないだけの大雪が、今まではスイスに降ったのだと思います。
スイスでは2月に入ると学校が「スキー休暇」と呼ばれる休暇に入る州もあるそうです。
学校関係者たちや子供たちも積雪を待っていることでしょう。

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雪・雪崩研究所(SLF) の調べによると、スイス全土で1891年以来の12月の積雪量の少なさを記録し、有名なスキー場の一つである、グラウビュンデン州アローザ(Arosa,Graubünden)にある標高1891mの高地でも、積雪が2cmのみだそうです。
この写真だけ見るとアルプスらしい冬の景色ですが、確かに雪は少ない気がします。


このグラフでもわかるように、2016年12月の降雪量は、たった 2mmで、過去 153年間の 12月の平均積雪量の 90mmと比べると、45分の 1の積雪量となり、場所によっては、それ以上に降っていないそうです。
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