モスクワでの異常寒波

今年の入っての、地球全体での異常気象の一つとして、アフリカのサハラ砂漠に、「メートル単位となる史上最大の積雪」を紹介しましたが、世界の各地ではまだまだ異常気象があります。
今回は、モスクワでの異常寒波を紹介します。

ロシアの首都モスクワで 1月7日の夜、最低気温が -33℃にまで冷え、過去 120年間で最も低い気温となったそうです。
21世紀に入ってからのモスクワで、氷点下 20℃を下回ったのは3回で、
・2002年12月25日 -20℃
・2003年12月25日 -26℃
・2015年12月25日 -20.4℃
となっています。
いずれもクリスマスの日の記録となっているのが印象的ですが、今回の -33℃というのは、それらの記録を大幅に下回っています。
せいぜい-10℃くらいしか経験したことのない私にとっては、-33℃は想像もできない寒さです。
バナナで釘を打つのに最適な温度は-20℃から-40℃程度とのことなので、まさにそれにぴったりの温度です。
また、その温度ではバラの花も砕けてしまうそうなので、今年のモスクワでは、冬に咲く花があれば全滅のようです。
モスクワでの異常寒波は、ロシアだけでなく、ヨーロッパの広い範囲にも及んでいて、この数日、多くの国で記録的な寒さが続いています。
そして、各地で寒さによる死者が増大し続けています。
この寒波は、北極からの冷たい大気の流れによるもので、「極渦」と呼ばれるものと関係する現象といっていいのだと思います。
この寒気にさらされているそれぞれの地域がどのような気温となっているかといいますと、1月5日から 1月7日の間くらいに記録された各国の最低気温は、
・フィンランド -41.7℃
・スウェーデン -41.3℃
・ポーランド東部 -25℃
・スロバキア -42℃
・ドイツ南部 -20℃
・ロシア北部 -54℃
などと、ちょっと考えられないほどの気温となっています。
そして、この寒波で、ポーランド、イタリア、ロシアなどで、低体温などのために多くの人が亡くなっていると報じられています。
また、ギリシャやスペインなどふだんは温暖な地域も大変な寒さに見舞われているそうです。
ヨーロッパのかなり広い範囲で、ちょっとしたミニ氷河期の状態に入っていますが、問題は、この寒気が「一過性ではないかもしれない」ことです。
昨年あたりから、ヨーロッパや北米大陸などには北極からの異常な寒気がたびたびおとずれていますが、今はまだ冬の始まりともいえ、今後も同じような状況が何度もあらわれるようですと、いよいよ氷河期じみた冬の光景となっていく可能性があります。
アジアや他の地域にも、これは多少は影響するとは思います。
さすがに、この寒気が日本列島にまで同じような氷点下 20℃とか 30℃とかの気温をもたらすとはないと思いますが、日本も複数回の寒波に見舞われる可能性はあるそうです。


2017年1月7日のモスクワの様子です。
雪が少ないので、写真で見るかぎり寒そうではないのですがここで-33℃とはびっくりです。


さすがにこの写真は寒そうです。
ただし、四国でもこんなかっこうして歩いている人は見かけますが。
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