空石積と練石積について

石積には、空石積と練石積があります。

空石積は、文字通り石だけで積みます。
角をハンマで割ったり石の形状を上手に組み合わせたりしながら背面土圧に対抗する応力を経験的に考えながら積みます。
石ががっちり組み合わさるため熟練者の積んだものはちょっとやそっとでは壊れませんが、練石積が少しくらい積めると言う人が積んだものは途中の石を引っ張れば簡単に抜けてしまうこともあります。
今では、この空石積が積める職人さんが減ってしまっているようです。
そのせいか、見かけてもほとんど古いものばかりです。
これに対して、練石積は、石を積む際にコンクリートを使用します。
コンクリートで、接する石同士の一体化を図るためいくつかのルールさえ守れば仕上りの美観を優先して施工できます。
少し器用な人であればすぐ積めるようになるそうです。
練石積では、胴込コンクリートも使います。
これは、練石積において石同士を連結するためのものです。通常、石の控長(25cmの石なら25cm)までの部分です。
また、裏込コンクリートも使う場合があります。
裏込コンクリートは、胴込コンクリートからさらに厚くする部分であり、石積の安定計算の結果により、厚いものでは数10cmも厚くします。
このように、現在では安定計算をして断面の大きさを決めることになります。
空石積では、背面土圧に対しての支持力はほとんどないはずなのに、不思議と安定しています。
これも昔の人の経験の成せる技なのでしょうか。

石積にも、いろいろな積み方があります。

①玉石を用いた布積み。
②間知石を用いた布積み
③間知石を用いた乱積み
④玉石を用いた乱積み。
⑤割石を用いた乱積み。
⑥玉石を用いた谷積み。
⑦間知石を用いた谷積み。
⑧野面石を用いた谷積み。
三個の石で常に谷が出来るように積む。

P1210014.jpg
空石積です。
れは、玉石を用いた谷積みですが、きれいに積んでいます。

P1210016.jpg
練石積です。
これも、玉石を用いた谷積みですが、上写真の空石積に比べるとやや技術に劣りがみえます。
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