地質用語(61)

地質用語及び関連用語をまとめてみました。
前回に引き続き、(こ)から始まる用語です。

・硬砂岩 (こうさがん)
硬砂岩は、グレーワッケ(英: greywacke、graywacke、独: Grauwacke)とも言い、砂岩の一種です。
一般に「硬く、暗色で、分級に乏しい角ばった石英・長石・小さな岩片が稠密しており、石基が粘土-細砂よりなるもの」として定義されています。
最初は、ドイツのハルツ山地に産する砂岩の名称であったのですが、砂岩の分類名として広く用いられるようになりました。
砂粒は円磨度が悪く、石英のほかに運搬作用などに対して不安定な岩石片で、長石,有色鉱物を多く含んでいます。
・交差鉱脈 (こうさこうみゃく)
交差鉱脈とは、堆積岩の層面を横断する鉱脈のことです。
・交差褶曲 (こうさしゅうきょく)
交差褶曲とは、二つ以上の褶曲系が交差している場合で、一方が他方より新しい時相のこともあるし、同一変形時相で生じることもあります。
・交差準平原 (こうさじゅんへいげん)
交差準平原とは、形成時期の異なる二つの準平原が交差している場合を言います。
・交差節理 (こうさせつり)
交差節理とは、狭義に用いる時は、火成岩の流理に直交するもので、伸張により生成します。
広義では、引張節理と同じです。
・交差段丘 (こうさだんきゅう)
交差段丘とは、河成段丘面を川の縦断図に投影した時に、時代を異とする段丘面が、互いに交差する現象のことです。
・交差断層 (こうさだんそう)
交差断層は、横断断層とも言い、その地域の一般的な地質構造の方向、たとえば褶曲軸などと、直交あるいは高角度で斜交する断層のことです。
・高山気候(こうざんきこう)
高山気候とは、山岳気候とも言い、温帯で海抜2000メートル 以上、熱帯で海抜3000メートル 以上の高地にみられる気候のことです。
チベット高原・アンデス山脈・アフリカ東部などに分布しています。
気温は同緯度の低地よりも低く、赤道近くの低緯度の高地では、年中冷涼で生活に適し、高地都市が発達しています。
・高山形 (こうざんけい)
高山形とは、起伏量が2000m内外に達するような高くて険しい山地の地形のことです。
・鉱山化粧 (こうざんけしょう)
鉱山化粧(mine salting)は、鉱床の露頭や坑内の鉱体の部分などに、金属の粉や粒子、あるいは高品位の粉鉱を散布したり、埋込んだりすることによって、その鉱山の鉱床が高品位のものであるように見せかけることです。
価格の高い金の鉱山などでよく行われました。
・高山湿草地土 (こうざんしっそうちど)
高山湿草地土(alpine meadow soil)とは、発育は高山森郁闭線以上湿草地植生の下の土壌のことです。
・高山帯 (こうざんたい)
高山帯とは、垂直分布による植物帯の一つです。
森林限界以上で氷雪帯下限の雪線までの地帯で、日本の中部山岳では標高2300~2500mより上部、北海道では標高1500mより上部です。
高山低木林・高山草原・寒荒原などが発達しています。
・鉸歯 (こうし)
鉸歯 (hinge teeth)は、二枚の貝の接続部分のことです。
・光子 (こうし)
光子(Photon)は、フォトンとも言い、光の粒子のことで、光を含む全ての電磁波の量子状態かつ電磁力のフォースキャリア(force carrier)です。
光は干渉や回折の現象を示し、電磁波の1種と考えられていましたが、1905年 A.アインシュタインはプランクの量子仮説を発展させて振動数νの光をエネルギー hν ( h はプランク定数) の粒子とみなすことによって光電効果を説明しました。
・格子 (こうし)
格子とは、いろいろな意味があり、①細い角材や竹などを、碁盤の目のように組み合わせて作った建具。戸・窓などに用いるもの。②寝殿造りの建具である蔀 (しとみ) のこと。③ 「格子戸」の略。④「格子縞 (じま) 」の略。です。
・後視 (こうし)
水準測量でレベルを設置し、ベンチマーク側のスタッフを視準することを前視と呼び、測量対象側のスタッフを視準することを後視と呼んでいます。
・光軸 (こうじく)
光軸とは、光の軸のことで、レンズや鏡の光学中心を結んだ線のことです。
レンズや鏡の位置がズレると光軸がずれ、光軸がずれると、本来あるべき位置で焦点を結ばなくなり、これによって星像が悪化します。
したがって、ズレが発生した場合はこれを修正する必要があります。
・格子欠陥 (こうしけっかん)
格子欠陥(Lattice Defect)とは、結晶において空間的な繰り返しパターンに従わない要素です。
格子欠陥は大別すると「不純物」と「原子配列の乱れ」があり、後者だけを格子欠陥と呼ぶときがあります。
狭い意味では特に格子空孔を指すこともあります。
伝導電子や正孔も広い意味では格子欠陥に含まれます。
・格子像 (こうしぞう)
格子像(lattice image)とは、高分解能電子顕微鏡法を用いて、薄い結晶性の試料からの透過波と回折波を干渉させて得られる結晶の格子に対応する像の事です。
・鉱質土壌 (こうしつどじょう)
鉱質土壌(mineral soil)とは、土壌の主要構成物質が無機質である土壌を言い、無機質土壌とも呼ばれています。
主要構成物が有機物であるか無機物であるかで土壌の性質は著しく異なるため、両構成成分の含有割合によって土壌を大別することが行われています。
・坑室発破 (こうしつはっぱ)
坑室発破(chamber blasting)は、坑道発破とも言い、採掘しようとする切羽面の内側に、断面の小さい坑道を掘り、その中に設けた薬室に大量の爆薬を装填して一時に爆破する発破方法です。
露天採掘場において用いられ、1回に爆破される鉱石の量は 7000~8000tから数十万tに及ぶことがありますが、経済的には4万~5万t程度の場合が最も有利とされています。
・厚歯二枚貝類 (こうしにまいがいるい)
厚歯二枚貝類(Pachyodonta)は、軟体動物門二枚貝綱の一目です。
歯が厚くて強く、独特の殻形をもつ奇形二枚貝で、一般に左殻は大きくて浅海底に固着し、右殻は上側にふた状となります。
ジュラ紀から現世にわたっていますが、白亜紀に最も繁栄しました。
・鉱車 (こうしゃ)
鉱車(mine car; mine tub)とは、鉱山や炭鉱において、主として鉱石,石炭,廃石などを運搬するのに使うトロッコ様の車両のことで、炭鉱では一般に炭車と呼んでいます。
これを何台か連結して列車編成とし、機関車,ロープなどにより牽引します。
形,容積,材質にはいろいろありますが、鉱石や石炭の粉があまり底に残らず、掃除も容易なことから、丸底鋼製鉱車が好んで用いられています。
・向斜(こうしゃ)
向斜(syncline)は、構造地質学において、新しい地層が中心側に来ているような褶曲構造です。
これの対義語は背斜です。
・硬砂岩 (こうしゃがん)
硬砂岩は、グレーワッケ(英: greywacke、graywacke、独: Grauwacke)とも言い、は砂岩の一種です。
一般に「硬く、暗色で、分級に乏しい角ばった石英・長石・小さな岩片が稠密しており、石基が粘土-細砂よりなるもの」として定義されています。
・向斜谷 (こうしゃこく)
褶曲の向斜軸に沿って発達する谷を向斜谷と言い、これと反対に背斜軸に沿うものを背斜谷と言います。
向斜部が谷をなすときには背斜部が山稜をなすので、褶曲構造に順応した平行する山脈と縦谷の列を生じます。
・高重合体 (こうじゅうごうたい)
高重合体は、ハイ‐ポリマー(high polymer)とも言い、高度な重合によって巨大分子となった化合物のことです。
・後獣類 (こうじゅうるい)
後獣類は、哺乳綱の一下綱で、有袋目だけから成っています。
この後獣下綱(Metatheria)は、獣亜綱の一員である全獣下綱の全獣目から、真獣下綱とほとんど同時に中生代ジュラ紀に分かれ出たと推定されています。
真獣下綱と異なり、主として南アメリカとオーストラリアで繁栄しました。
・光楯類 (こうじゅんるい)
光楯類(Aglaspida)は、化石のみで知られる節足動物であり、鋏角亜門に属しています。
やや細長い体の三葉虫様の体長 2~6cm 程度の動物であったとされています。
・鉱床 (こうしょう)
鉱床(deposit、ore deposit、mineral deposit)とは、地殻の局部に、ある特定の有用元素や化合物が、通常の岩石中の平均組成以上に濃集している鉱物の集合体、またはその一部で、採掘して利益をあげることのできるものを言います。
つまり、資源として利用できる元素や石油・天然ガスなどが濃縮している場所のことです。
・鉱床学(こうしょうがく)
鉱床学(economic geology)は、鉱床がどのようにして形成されたかを解明し、人類にとって有用な資源を得る方法を検討する学問のことで、資源工学の一部でも鉱床学を扱っています。
・鉱条 (こうじょう)
鉱条とは、膜状または薄板状の鉱脈や主脈から分岐した微脈のことです。
・公称径 (こうしょうけい)
径には、公称径と実際径(実測径)とがあり、公称径はいわゆる呼び径のことです。
公称径とは、建築物の補強部材や建築物の補強部材などの分野において活用されるキーワードです。
・鉱床賦存地域 (こうしょうふぞんちいき)
鉱床賦存地域とは、鉱床分布の偏在性によって限定される鉱床賦存地域のための総括的用語のことです。
・昂進 (こうしん)
昂進とは、生物の系統進化の上で、多数の新しい形質が獲得され、種々の方向への多様な適応現象が現れる時期のことです。
・広深性 (こうしんせい)
広深性とは、深度についての適応範囲の広い生物の性質のことです。
・更新世 (こうしんせい)
更新世(Pleistocene Epoch)とは、地質時代の年代区分の一つで、新生代の第四紀を二分したときの前半の世です。
洪積世、最新世とも言い、人類の出現した時期で,約 258万8000年前から約 1万1700年前の期間にあたります。
およそ氷河時代に相当し、氷期,間氷期を数回繰り返し、古気候,海水準の変動,生物群の変遷,火山活動などに著しい特徴があります。
坑芯測定 (こうしんそくてい)
・更新統 (こうしんとう)
更新統(the Pleistocene)とは、更新世にできた地層のことです。
・恒信風 (こうしんふう)
恒信風とは、貿易風(trade wind)、熱帯東風とも言い、亜熱帯高圧帯から赤道低圧帯に向かって吹く対流圏下層の偏東風のことです。
北半球では北東貿易風、南半球では南東貿易風と呼ばれる定常的に吹く風です。
両半球とも 5°~30°付近の海洋上で卓越しています。
・硬水 (こうすい)
硬水とは一般的な基準んで301mg/l 以上、WHOの基準で120mg/l 以上の水のことを言います。
日本の水はほとんどが軟水ですが、欧州では硬水が多く見られます。
欧州の地下水などは、石灰質の豊富な地層を、長い時間をかけてゆっくりと流れてくるため、ミネラル成分が水に溶け込んでいます。
そのため、硬水が多く産出されます。
これとは反対に、日本では、河川の距離が短く、川の流れも急であるため、ミネラル成分が多く含まれないため、軟水が多く産出されます。
・鉱水 (こうすい)
鉱水とは、鉱物質を含んだ水を指し、自然界の天然水のことです。
鉱山などから排出する水で、鉱毒を含むものもあります。
・降水 (こうすい)
降水とは、大気中に浮遊している雨滴,霧滴,雪片,氷晶などが地上に落下し、雨,雪,あられ,ひょうなどになることです。
・高水位 (こうすいい)
高水位とは、河川の出水時の高い水位、または、長期間にわたる観測水位の平均よりも高い水位のことです。
・洪水位 (こうずいい)
洪水位は、設計洪水位として使用し、ダムが存在する時期に、200年に1回程度(または既往最大洪水流量)発生すると予想される最大の洪水が発生した時のダム湖の水位の事です。
ゲートは全開になっているものと想定され、自然現象として想定される最高の水位として考慮されます。
・降水強度 (こうすいきょうど)
降雨強度とは、瞬間的な降雨の強さのことで、現在降っている雨がこのままの強度で1時間降り続いた場合に相当する雨量(単位はmm/h)で表します。
・洪水説 (こうずいせつ)
洪水説とは、聖書にいうノアの洪水を地球の歴史上の最大の事実として、化石を洪水によって死滅した生物の遺体しみる説のことです。
・高水量 (こうすいりょう)
高水量とは、日本で使用されている河川流量の指標の一つで、ある地点で毎年1~2回起こる程度の出水時の流量のことです。
・降水量 (こうすいりょう)
降水量は、降った雨がどこにも流れ去らずにそのまま溜まった場合の水の深さで、mm(ミリメートル)で表しています。
降雨量との違いとして、降雨量は、雨だけが降った量ですが、降水量は、雨・雪・霰(あられ)・雹(ひょう)・霜などを全て水に換算した際の量となります。
・神津島 (こうずしま)
神津島は、伊豆諸島の島の一つで、活火山の火山島です。
東京都神津島村に属し、愛称はダイヤモンドアイランドです。
伊豆諸島の中ほどに位置するこの小さな島は、伊豆の島々を造った神々の集会所となったという言い伝えから、「神が集いし島」という意味で名付けられました。
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