水道管・受水槽の汚染について

水道管・受水槽の汚染について調べてみました。

①水道管による汚染
水道管に使っている管の種類には、ダクタイル鋳鉄管(これが6割以上だそうです)、鋳鉄管、鋼管、石綿セメント管、硬質塩化ビニル管があります。
そして、日本の水は欧米に比べ酸性に傾いており、また塩素を多く使用するため益々酸性になります(水道水の約半分はpH7以下の酸性です)。
また、水道管は酸に弱いため、早く腐食することになり、結果的に水の伝導度を高め、金属がイオン化し水道水に溶けこむようになります。
鉄管が腐食し、赤水(水酸化鉄)となって水に溶け出す原因はここにあります。
鉄の健康被害を深刻に考える必要はありませんが、配管が錆びることは鉄以外の物質の溶出を考慮する必要があります。
水道当局は、鉄管の錆びを防ぐため管の内部をいろいろな物質でライニングしています。
錆び止めとしては、亜鉛メッキ、カドミウム、コールタール、モルタルや樹脂ですが、問題はこれら有害物質がはがれたり、水道水に溶けこむことにあります。
でも、これらの事実は公表されていません。
鉛は表面に炭酸鉛の皮膜ができるため、水に溶けないと言われてきましたが、日本のように軟水では溶けることが分かってきました。
鉛は神経毒を有する危険物質であり、その汚染は確実に進行しています。
石綿セメント管は全国で10%ぐらい使われており、アスベストが水道水に溶け込むとの報告もあります。
アスベストを吸引するとガンを誘発することが知られていますが、今のところ水に溶けたアスベストは、疫学調査、動物実験では一応問題なしとされていますが、決して気持ちのいいものではありません。

②受水槽の汚染
マンション、ビルなどの受水槽の汚染も無視できません。
受水槽の水は停滞することが多く、残留塩素がなくなれば細菌が増殖します。
流水中では気にする必要のなかった有害物質がタンクから溶出し、濁り水が出てくることもあります。
FRP(繊維強化プラスチック)製の受水槽は、遮光が十分でないと、中に藻がわくこともあります。
さらに、密閉が十分でないためネズミやゴキブリの死骸が入っていたという話もあるくらいです。
各地の調査でも、小規模の受水槽の半数が「要改善」(横浜市93年)、マンションなどの受水槽の3割以上に問題あり(西宮市94年)などが報告なされています。
受水槽を設置しているビルは、全国で80万箇所あると言われており、そのうち法的管理を義務付けられているものは2割弱で、残りの8割近くの65万箇所が法的規制を受けていません。
その中の25万箇所は新しいビルで、それなりの対策が指導されていますが、残り40万箇所は古いビルで問題を抱えています。
水道法では、その管理を規定しており、定期的な清掃、水質検査を義務付けています。
しかしながら、これら規定を守っていない施設も多く、法的規制があるから安心だとは決して言えないのが実情だそうです。
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