深井戸用ジェットポンプについて

深井戸用ジェットポンプについてのお話です。

井戸を掘るのは水を求めるためなので、手押しポンプや自動ポンプなどのポンプはどうしても必要になります。
ここで、水位が3~5m程度の浅いところにある場合は浅井戸用のポンプで汲くみ上げることができます。
ただし、このポンプは、自然水位が約6m~8mの井戸に限ります。
これ以上の深さになると浅井戸用のポンプは、これより深い水位の井戸水をくみ上げる事はできません。
では、これより深い井戸水を汲み上げるにはどうすればいいのでしょう。
一つの方法として、水中ポンプを使います。
これが一番確実なのですが、30万以上の価格なので高価なのと、井戸径をVP100以上にしないと水中ポンプが入らないので、井戸工事にもお金がかかります。
そこで、深井戸用ジェットポンプが経済的に優れています。
深井戸用ジェットポンプは、浅井戸用ポンプと違いジェットノズルを使用します。
この役割として、ポンプから一度井戸内へ水を送水し、井戸内の吸い込み口からの水と併せて再度、ポンプまで逆送する構造になっています。
先に述べたように、地上にポンプを据え付けた場合では、吸うだけ(正確には吸込管内を真空にする)では井戸水面にかかっている大気圧による限度、約8mよりも高く上げる事はできません。
水面がその吸上可能高さよりも低い場合、吸上可能な高さまでなんらかのアシストが必要になります。
その役目を担うのがジェットとなります。
下の図にもあるように、吸込+圧送(深井戸ジェットポンプ)の2本の配管がジェット部に接続され(イラストA)、圧送された水はジェット内のノズルから高速水を吹き出し(イラストB)、その作用により吹き出し水と吸上水が混合しながら徐々に速度を下げ圧力を上げて揚水作用をすることになります。



深井戸ジェットポンプの用途としては、
①深井戸でも極端に深い井戸ではないこと(揚程は18m程度です)
②水量はごく普通にあれば良い(家庭用で使う程度)
③多少の作動音は気にならない(浅井戸ポンプと同じくらいの音です)
このような場合には利用価値があります。
掘削径もVP50でも施工できるポンプもあります。
深井戸ジェットポンプの耐用年数ですが、10年〜15年位が目安ですが、ジェット部品との兼合いもあります。
5年位でアキュームレータ(タンク)と圧力スイッチ(インバーターポンプでは圧力センサー)の交換をした方が良い場合が多いようです。
深井戸ジェットポンプの価格は、10万円くらいから出回っています。
最小で150Wから最大で1,500Wまで用途に応じた様々な出力(150W・250W・400W・600W・750W・1,100W・1,500W)の製品があり、更に省エネインバーターや外装ステンレスのもの、部品を替えることにより浅井戸用・深井戸用どちらにも対応可能なものとバリエーション豊富です。
出力が大きいほど水量が得られますが、一般家庭では250W・400Wがいちばん多く使われています。
750W以上は電源も200V(単相もしくは三相)が必要になり、状況が許せば水中ポンプの方が効率的となります。
出力(W)が同じならば、メーカー間による価格差はほとんどありません。


深井戸用ジェットポンプ HPJD ジェット付きの写真です。


先端がジェットノズルです。
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