日本の山の地質と植物の違い

日本の山は、美しいとよく言われています。
それにはいろいろな要素が考えられますが、地質について調べてみました。

日本の山の風景を多彩なものにしている一つの要因として、地質の複雑さがあります。
日本列島は地質の博物館と呼ばれるほど、細々とした地質からなっています。
これは日本列島の地質が、基本的にプレートの動きによってもたらされた「付加帯」からなるということに原因がありますが、高山では地質が異なると風化の仕方が異なるため、できる地形や斜面堆積物に大きな違いが生じているようです。
その結果、同じような気候条件であっても、地質によってはっきりと植物が違ってきているようです。
ある文献によると、北アルプスの白馬岳には流紋岩という火成岩が広く分布していますが、この岩は細かく割れるため、不安定な砂礫地ができ、そこにはもっぱらコマクサやタカネスミレが生育しているそうです。
一方、古生層の砂岩・泥岩地域では、大小の岩屑がうまく混じりあうため、表土が安定し、そこには風衝草原ができています。
また北アルプスや中央アルプスに広く分布する花崗岩の場合は、氷河時代の強力な凍結破砕作用によって大きく破砕され、岩塊斜面をつくることが多く、ここでは岩塊の上をハイマツが覆っているようです。
なお地質によっては、蛇紋岩やかんらん岩、石灰岩などのように、その化学成分が違う、植物の分布に影響するそうです。
このような自然の変化が、山の美しさを引き立てているものだと感じます。

私たち地質屋は、岩石や地形勾配など、地質の形成に関するものに対しては細かくチェックするのですが、植物や花に関してはカットしがちです。
愛媛県でいえば三波川帯の緑色片岩や黒色片岩と、和泉層群の砂岩や泥岩とでは明らかに岩石は違っているのですが、そこにどんな花が咲いているのか、どんな草木があるのかは把握していません。
今後、時間があれば調べてみたいと思います。
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