海水に浮くセピオ石

海水に浮く鉱物であるセピオ石を紹介します。
 
セピオ石(せぴおせき)は、セピオライト(sepiolite)とも呼ばれ、繊維状結晶が絡み合って皮のような集合をするマグネシウム粘土鉱物の一種です。
このセピオ石ですが、海泡石(かいほうせき)とも呼ばれ、海水はもちろんのこと、乾燥すると水に浮くほど軽くなるそうです。
結晶自体の比重は2.26なので、水には浮かないはずですが、それにもかかわらず浮くのは、微細な繊維状の結晶がからみ合った内部構造をしていて、隙間に空気を含んでいるからだそうです。
化学組成はMg9Si12O30(OH)6(OH2)4・6H2Oで表され、主成分は酸化マグネシウムと二酸化ケイ素です。
電子顕微鏡で観察すると、長柱状を示すことも特徴です。
モース硬度は2で、色調は、白色,灰白色,淡紅色,淡青色,淡黄色などを呈し、超塩基性岩、石灰岩、苦灰岩、蛇紋岩、スカルン、温泉沈殿物、ドロストーンなどの中に、粗ぼうな粘土状、土状を示す軟らかい脈、塊として産出することが多く見られます。
彫刻がしやすいので、装飾品に使用され、熱を伝えにくい性質もあり、喫煙パイプにも使用されています。
セピオ石に似たものにパリゴルスキー石があります。
これは化学成分と結晶構造が異なりますが、外観や物性はきわめて類似するためセピオ石と区別しがたいそうです。
多孔質で軽いのがイカの甲に似ているところから、英名はイカを意味するギリシア語に由来しているそうです。

セピオ石
セピオ石の微細な繊維状結晶が絡み合った塊状の標本です。
とても軽く「山コルク」と呼ばれることもあるコルクのような外観を持つ鉱物です。
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