大分県にある「愛媛街道」の由来

大分県の佐賀関から大分市に向かう海岸通りの道は「愛媛街道」と呼ばれています。

この「愛媛街道」は、国道197号なのですが、この国道は高知県高知市から大分県大分市に至る国道です。
国道197号の通称が「愛媛街道」なのですが、愛媛県佐田岬半島にある三崎の港から大分県の佐賀関まではフェリーとなっています。
つまり、四国・九州間の豊後水道は海上国道方式で、旧日本道路公団が開設し、後に民間事業者の国道九四フェリーへ移管したフェリー航路によって三崎・佐賀関両港間が結ばれています。
海の上であっても国道なのですね。
この国道197号ですが、高知県高知市から須崎市にかけてと、愛媛県大洲市内の一部では共に国道56号と重複しています。
かつては高知県高岡郡津野町の布施ヶ坂や愛媛県佐田岬半島の区間は悪路として知られていました。
そのため、四国では国道197号のことを数字の語呂合わせで「イクナ(行くな)国道」と呼称されることもありました。
この地域の改築に関しては、権限代行により建設省(現国土交通省)が1970年(昭和45年)から佐田岬メロディーライン、日吉・高研地区、大洲西地区、鹿野川地区の道路改築事業に着手し、今日では愛媛県内の全区間が2車線道路に改良されています。
その一方で、大分県内の区間は「愛媛街道」と呼ばれ、古くから幹線道路として知られていました。
三崎・佐賀関両港間のフェリーは、佐田岬メロディーラインが完成するまでは大変な悪路だったので、とても三崎港からのフェリーは利用する気分になりませんでした。
大分県へ行くのは、八幡浜から別府に行くフェリーを利用していました。
でも、今なら八幡浜港へ行くのと三崎港へ行くのとでは時間は同じくらいです。
それなら、八幡浜・別府フェリーは3時間近くかかるのに対して、三崎・佐賀関フェリーは1時間ちょっとです。
九州がより近くに感じられるようになったのは確かです。

P6080011.jpg
これが大分県にある「愛媛街道」です。
でも、最近見た看板では「佐賀関街道」と変えてありました。
また、別の古い看板は、「四国に橋を架けよう」とも書いてありました。
昔の発想は、「トンネル」でなく「橋」だったのかと少し驚きました。
私たち地質屋の考えの中では、「トンネル」は技術的に可能だと思っていますが「橋」は難しいと思っています。
ただし、中央構造線との絡みもあり、豊後水道を震源とする大地震でも発生すれば、人間の作った愛媛・大分間の「トンネル」なんかひとたまりもないような気がします。
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