アゼルバイジャンの海上油田都市

「石油岩礁」の意味を持つカスピ海上の都市があります。

この都市は、現在のアゼルバイジャンのバクーで、1940年代後半に本格的な地質調査が始まりました。
そして、当時のソビエト連邦は、そこの巨大な油田が眠っていることを再確認し、1950年代に入ると、どんどん開発を進めました。
それが、この不思議な海上油田都市「ネルフトカミニ(英訳すると、「Oil rocks」という意味)」です。
日本では「バクー油田」とも呼ばれているようです。
バクーはアゼルバイジャン共和国の首都で、人口は183万人です。
カスピ海西岸に突き出したアブシェロン半島に位置しています。
市街地は半島南岸のバクー湾に面するように広がった港町です。
アゼルバイジャンはもともとイラン系の民族が住んでおり、歴史的にはペルシャと関係が深く、イラン高原の支配勢力の統治下にあることが多かったそうです。
アゼルバイジャンはカスピ海沿岸にバクー油田を擁し、帝政ロシア時代から1950年代にかけて世界最大の石油産出国でした。
世界中から石油資本が集中し、小さな港町であったバクーは地域最大の都会に変貌しました。
しかし、1960年代初め頃から陸上油田が枯渇し始め、その経済的地位は低下していきました。
20世紀末になるとカスピ海の海底油田の開発が本格化し、再び産油国としての地位を高めつつあり、バクーの経済も石油で成り立っています。
現在では、カザクスタン領の北部,ロシア領の中部、アゼルバイジャン領の南部で油田の開発と採掘が行われています。
1999年に発見された北カスピ海油田は世界有数の巨大油田であることが確認され、その一つのカシャガン油田(推定埋蔵量380億バレル)ではピーク生産時には日量120万バレルを超える計画になっています。

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これが海上都市です。
元々はカスピ海の採掘プラットフォームとして計画されていましたが、30マイル(約48km)の長さを持つ作業用道路は、家々や学校、図書館や商店、その他の建築物へと繋げるために拡張され、道は総距離124マイル(約200km)の長さまでになっています。
この都市には5,000人の住民が住んでいるそうです。

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石油を採掘するプラットフォーム上に都市が建設されています。
こうしてみると、立派な都市で、陸上に建っているような錯覚に陥ります。

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現在は周辺13カ国から33もの石油、天然ガス系の企業が多数参入している、国際的な「海上油田都市」となっています。
この海上都市は、工場だけでなく、住宅、マンション、病院、上下水道などあらゆる設備も整っているそうで、まさに本物の「油田都市」と呼べそうです。

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「油田都市」の中にはマンションだけでなく公園もあります。
この写真では、人が見当たらないようですが、人が住んでいるのでしょうか。

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ここは採掘が終わり、廃墟と化したようです。


BTCパイプラインは延長約1,770kmもあります。
バクー石油は地中海に送られています。
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