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高田渡のアルバム⑦

1983年10月 『ねこのねごと』  高田渡8枚目のアルバムリリース
(LP盤) 徳間ジャパン
収録曲:
(1)おじいさんの古時計 訳詩:保富康午 曲:ヘンリー・クレイ・ワーク
(2)冬の夜の子供の為の子守唄 詞:ジャック・プレヴェール  曲:高田渡
(3)石 詞:山之口貘 曲:外国
(4)ねこのねごと 詞:木島始 曲:高田渡
(5)酒が飲みたい夜は 詞:石原吉郎 曲:高田渡
(6)ライムロック  曲:外国
(7)いつか 詞:高田渡 曲:高田渡
(8)バイバイ 詞:ヴォルク・ビアーマン 訳詩:野村修 曲:高田渡
(9)なまけもの 詞:木島始 曲:高田渡
(10)私の青空  詞:George Whiting 訳詞:堀内敬三 曲:Walter Donaldson

「私の青空」と「石」は、高田渡5枚目のアルバム『石』に収録されていますが、その他はアルバムの中では新しい歌です。
ただし、「おじいさんの古時計」はご存知の歌で子供たちが歌っています。
「ライムロック」は曲だけです。
このアルバムの中で、木島始さんが「ねこのねごと」と「なまけもの」の詩を書いています。
木島始さんは「おなじみの短い手紙」の歌の訳詩もしています。(原詩はラングストン・ヒューズです)
個性のある詩に高田渡の曲がマッチして実にいい仕上がりです。
「ねこのねごと」はすこしスローテンポで甘えた感じを出しています。
「なまけもの」は淡々となまけものの一週間を語るようなテンポのいい曲になっています。
「いつか」は好いですね。
久々の高田渡作詞作曲ですが、哀愁の漂ったいい歌です。
「酒が飲みたい夜は」はおなじみの酒シリーズ(笑)ですが、今回の作詞は詩人の石原吉郎さんの詩を使っています。
石原吉郎さんは激動の過去を持っていて、1939年、応召され、そして翌年、北方情報要員として露語教育隊へ分遣されています。
1941年、関東軍のハルビン特務機関へ配属され、敗戦後、ソ連の収容所に入っています。
1949年2月、反ソ・スパイ行為の罪で、重労働25年の判決を受けましたがスターリン死去後の特赦で、1953年12月、帰国しています。
トータルで10曲で30分未満というこのアルバムは、だらだらと歌わない高田渡らしい短さです。
フレンチ・トラディショナル、テックス・メックスなどさまざまなサウンド・スタイルを取り入れながら、誰にも真似のできない世界を創り出した高田渡の名盤だと思っています。
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