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全国の名水百選⑧

全国の名水百選をまとめてみました。
今回は、四国をリストアップしました。(番号は北海道からの通し番号です)
このうち愛媛県の「うちぬき」「杖の淵」「観音水」は当ブログ「愛媛県の湧泉と古井戸」でも紹介しました。

(74)、江川(えがわ)の湧水(ゆうすい) 
住所:徳島県麻植郡鴨島町 
飲用の不可:不可 
名水の種類:その他湧泉 
概要:
この湧水の水温は夏季は10度前後に下がり、冬季は20度前後に上昇し異常水温と呼ばれる現象が生じています。
そのため冬にスイレンが咲き、中に住む魚も活発に動き回っているが、そのメカニズムはまだ解明されていません。
推定すると、「大正時代、江川上流に堤防が造られ、吉野川本流から分離された。わき水は隣の川島町にある城山付近から本流の一部が地下水となり、砂礫層をゆっくり流れ、長い間温められたり冷やされ、地下の定温層を半年がかりで江川に到達する。」という説が有力です。
四国三郎吉野川がおりなす緑の大地の中にあり、隣にはふるさとの森があります。
付近住民の憩いの場として、また夏には子供たちが水とふれ合う遊び場として活用され、また、1年中四国遍路の休憩所としても大勢の遍路に利用されています。

(75)、剣山(つるぎさん)御神(ごしん)水(すい) 
住所:徳島県三好郡東祖谷山村 
飲用の不可:可 
名水の種類:カルスト湧泉 
概要:
四国屈指の剣山(1955m)山頂付近の高さ50mの石の下から湧出し、昔から病気を治す若返りの水といわれています。
平家ゆかりの祖谷川の源流であり、御神水はミネラル分に富み、持ち帰る人も多く見られます。
剣山国定公園内にあり、観光やレクリエーションの場として親しまれています。
祖谷川の上流は夏でも非常に冷たく、透明度は抜群に良い水です。
四国の屋根と呼ばれる剣山山系は、他では見ることの出来ない植物が四季を通じて見られます。

(76)、湯船(ゆぶね)の水(みず)
住所:香川県小豆郡池田町 
飲用の不可:可 
名水の種類:その他湧泉 
概要:
南北朝時代に南朝方として戦った佐々木信胤が干ばつによる飢餓を救った霊水として仏堂を建立し、この湯船の水を奉り、現世及び後世の冥福を祈ったとされています。
瀬戸内海に位置する小豆島は毎年のように水不足で悩まされていますが、「湯船の水」は干ばつ時にも涸れることがなく、千枚田にも使われ、遍路を潤す貴重な水源として昔から大切に利用されています。
付近の、銚子渓の南麓に位置する湯船山は大樹が茂る森林で、その全域が小豆島指定の天然記念物の対象として保存されています。
代表的樹林としては、ハク、スギ、イブキビャクシン、クス等があげられます。

(77)、うちぬき 
住所:愛媛県西条市 
飲用の不可:可 
名水の種類:自噴井戸 
概要:
水の都と呼ばれる西条市で、市内に広範囲に湧き出る自噴水は「うちぬき」と呼ばれ、江戸時代中期に発祥したといわれています。
河川河口部に位置し、用水路の末端にあたる禎瑞地区が発祥地であろうとされており、同地区にある嘉母神社には「うちぬき音頭」が残っています。
「うちぬきは」、清涼で豊富な自噴水であることから、古くから住民の飲用水、生活用水、農業用水、工業用水などのあらゆる水として利用されてきました。
今でも西条地域の中心部には水道施設がなく、全ての地域住民が地下水を飲用水、生活用水として利用しており、全国的に珍しい昔ながらの「うちぬき」の自噴井も約2,000本あります。
西条の地下水量は、地下水資源調査の結果、自噴地帯の地下には約3億m3の地下水が貯蔵されていると推測されています。
水質については、毎年検査を実施しており、全ての検査箇所で飲用水の水質基準に適合する安全で美味しい水であることが証明されています。
「うちぬき」は、通年で水温変化もなく、ミネラル成分のバランスがいい軟水です。
西条市は、温暖で雨の少ない瀬戸内海気候区に属し、四国山地を背に瀬戸内海に面した町です。
西日本最高峰の石鎚山を中心とした高山群を源とする加茂川によって運ばれた水が、市街地で自噴し、豊かな水が四季を通じて尽きることなく溢れており、水道料金はタダとなっています。

(78)、杖(じょう)の淵(ふち) 
住所:愛媛県松山市 
飲用の不可:煮沸したら可 
名水の種類:その他湧泉 
概要:
今から約1200年余り昔、渇きに耐えかねた弘法大師がこの地を訪れた際、持っていた杖を地面に突き立てて念仏を唱えたところ、水がこんこんと湧き出したとの言い伝えに由来しています。
この弘法大師にまつわる伝説から「杖ノ淵」と命名され、今も泉のほとりには弘法大師の銅像が建てられています。
ここでは松山市指定天然記念物であるテイレギや、スナヤツメを見ることができ、地元住民により「杖ノ淵ていれぎ保存観光協会」(昭和43年設立)及び「杖ノ淵名水の会」(平成7年設立)を設立し、名水周辺の定期的な清掃活動、「ていれぎ」の保存繁植を積極的に行っています。
水質・水量は、選定当時とほぼ変わらず、良好な状態を保っており、下流22haの水田を潤しています。
お遍路さんの通り道に近く、年中、県内外からお遍路さんなど多数の利用者が訪れています。

(79)、観音(かんのん)水(すい) 
住所:愛媛県西予市
飲用の不可:可 
名水の種類:カルスト湧泉 
概要:
鍾乳洞からの湧水であり、肱川に注いでいます。
市の名勝にも指定され、湧き出るせせらぎ以外物音ひとつない静けさと言われています。
天正時代の頃、明間堂山城主兵頭藤右衛門一族の一人が、京都清水に参拝し、満願の日に観世音の御姿を見、城に尊影を安置し、観世音に「御利生に水を・・・。」と念じたところ山の嶺から清水が湧き出したとの伝説が残っています。
観世音は、通称観音山(現在の城の森の下)の観音堂に安置され、祭日に中山観音水御室へ御移していたが、明治末期に焼失し、本尊は焼け爛れた姿となっています。
現在では観音堂跡地には参道石段、手水鉢が残されています。
水量・水質は選定当時とほぼ変わらず日量8000トン、良好な状態を保っており、水質は弱アルカリ(pH8.0)で冷たい水、おいしい水、清い水としての声が多く、天の水、霊水として崇められています。

(80)、四万十川(しまんとがわ) 
住所:高知県西部 
飲用の不可:不可だが源流のみ可 
名水の種類:河川 
概要:
最後の清流と呼ばれる四万十川は、流域面積の85%が森林で、人工改変度が小さい川です。
中流域は流れが激しい蛇行を繰り返し、それは多くの瀬や淵を作り、豊かな自然景観が残っています。
四万十川の由来としては、
①シ・マムタ(大変大きく、美しい川の意)というアイヌ語説 
②梼原町の支流四万川と旧十和村の地名の十川の合成語説 
③多くの谷や支流を集めた川という形状説 
④四万石の木を10回、流送する森林があったという林業説 
などいくつかの説があるが、定説にはなっていません。
天然アユの漁場としても名高く、火を振りながら追い込む火振り漁は独特のものです。

(81)、安徳(あんとく)水(すい) 
住所:高知県高岡郡越智町(おちまち) 
飲用の不可:煮沸したら可 
名水の種類:その他湧泉 
概要:
文治元年(1185年)屋島の合戦に敗れた平知盛一門は悲劇の幼帝・安徳天皇を奉じて四国山中を潜幸の後、80余名がこの地に至り、二十五軒の住を構え、都とした折に、この湧き水を天皇の飲用水として用いたといわれています。
また、これより二百年前、横倉山が日本国霊峰四十八ケ山の一つとなったころ、土佐唯一の修験道場として開山され、修験者の清め水として使用されたとも伝えられています。
町のシンボルである横倉山は、日本最古の化石や、日本唯一の化石「筆石」を産することで知られ、山中には樹齢700年から800年と推定される大杉をはじめ日本でもまれなアカガシの原生林が残っています。
世界的な植物学者「牧野富太郎博士」の研究の山としても有名で、現在でも貴重な植物が自生しており、安徳天皇潜幸伝説や史跡があります。
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