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地下水調査の重要性

①地下水調査の重要性
私たちの住んでいるこの土や岩の下には地下水が流れています。
堆積層でも、岩盤でも、また、水脈が深い場合、浅い場合など多種多様ですが、人々は文明社会を築くため、重要な資源としてこの地下水を利用してきました。
そして、私たちが安心して有効に地下水を利用するため地球物理学・地質学・地理学・水文学・化学・農業土壌学・水理学・地盤工学など多くの分野で研究されてきました。
しかし、最近では工場から出る廃液の地下水浸透、ゴルフ場の農薬散布、リゾート開発、大気汚染と酸性雨などによる複合的な地下水汚染が顕在化する一方で、大規模な都市再開発に伴う 帯水層の遮断の問題が浮上するなど地下水に関する研究分野が大きく広がっており、多くの分野が競合し学際的な色彩が濃厚となっています。
したがって、様々な地下水問題を一つの専門分野だけでは解決できない状況に至っており、このような事情を背景に地下水調査の重要性はますます増加してきています。

②ボーリング調査
地下水を把握する手段としてボーリング調査があります。
ボーリング調査を簡単に説明すると、ボーリング機械で、ボーリングロッドという軸を回転させて、先端のメタルクラウンやダイヤモンドビットという刃先で掘り進む方法です。
メタルクラウンでは土や柔らかい岩を掘削します。
ダイヤモンドビットでは硬い岩を掘削します。
一般的に削孔する孔径は直径66mmが標準的です。
掘っていくと、円柱状に土や岩の標本(ボーリングコア)が採取されます。
このコアは地質を判断するのに大切な資料となります。
それに、このボーリング調査では、地下水位を確認し、また観測しながら掘り進んでいくのが一般的です。
作業開始前に、ボーリングで掘った孔に地下水位計を入れて計測します。
そして、工事の目的によりいろいろな孔内での試験もあります。
例えば、ダムをつくろうとする場所では、その基礎地盤がどれくらいの水を透すのか調べる必要があります。
水をどれくらい透しやすいかを調べるのが、透水試験(ルジオン試験)です。
土質地盤や岩盤内でも試験の方法は異なります。
地下水の把握は、生活のための水としてだけでなく、建物の沈下や排水から地すべりの移動量に至るまで、地下の構造においては重要な要素です。
そして、豊かな水脈は、潤いと恵みだけではなく危険な要素も隣り合わせです。

③地下水の調査方法
地下水の調査方法を下記に示しました。
この他に、地下水検層や電気検層等もあります。

調査法主な対象地盤得られるデータ調査結果の主な用途
間隙水圧測定土質地盤地下水位
間隙水圧pw
排水計画
沈下検討
土圧や有効土被り圧の算定等
現場透水試験土質地盤地下水位
透水係数k
排水計画
浸透流解析等の地下水解析
湧水圧試験(jft)岩盤平衡水位
透水係数k
深い根切りの排水計画
トンネルの湧水量の推定
ルジオンテスト岩盤ルジオン値luダム基礎岩盤の透水性評価
グラウチング計画
揚水試験土質地盤透水量係数
貯留係数等
大規模な排水工法検討
地下水影響予測
地下水流速流向測定土質地盤地下水の流動方向
流動速度
地下水影響予測
汚染物質の拡散予測
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