宝の船「サンホセ号」

コミック本の「ワンピース」に出てきそうなストーリーです。

金、銀、エメラルドなど財宝を満載し、1708年に撃沈されたスペイン海軍の帆船「サンホセ号」ですが、12月月5日に、コロンビアのサントス大統領は、その伝説の沈没船をカリブ海の海底で発見したことを明らかにしました。
「サンホセ号」の捜索は、トレジャーハンターらにより数十年にわたって行われていたそうです。
その間、多くの沈没船が見つかったのですが、「サンホセ号」の沈没地点だけはこれまで不明でした。
「サンホセ号」の残骸を発見したのは、専門家・コロンビア海軍・考古学者による調査チームで、水中音波探知機による映像から、銅製の大砲に「サンホセ号」の紋章が彫られていることを確認し、これが特定の決め手になった模様です。
海底に眠る財宝の価値は最大で170億ドル(約2兆900億円)にも及ぶとされています。

「サンホセ号」が発見されたのは、コロンビア北部の港町、カルタヘナ近海の海底だそうです。
現地メディアによると、カルタヘナで記者会見したサントス大統領は「発見は、われわれの海中の文化遺産にとって歴史的な出来事だ。今後、慎重に船体や積載物の引き揚げを進め、将来的にはこれらを展示する博物館をカルタヘナに建てたい」と言っていました。
アメリカ大陸の植民地で得た財宝の類をスペイン王フェリペ5世のもとに運ぶ船団の主船だった「サンホセ号」は、1708年6月、財宝を奪取しようとする英艦隊との戦闘の末、約600人の乗組員らとともに撃沈されたそうです。
当時、ヨーロッパでは、スペインの王位にフランスのブルボン家からフェリペ5世が迎えられたことをめぐって、「スペイン・フランス対英国・オランダ・オーストリア」の構図でスペイン継承戦争(1701〜14年)が戦われていた最中で、スペインとイギリスは敵対関係にありました。
積んでいた財宝は、古文献などからの推定によると、金貨約1100万枚、プラチナ約2トン、大型収納箱約120個分のエメラルドをはじめとする宝石類などとみられています。
ただし、引き揚げられる財宝類がすんなりとコロンビア政府のものとなるかどうかはわからないそうです。
今回の発見場所はもともと、アメリカのサルベージ会社「シー・サーチ・アーマダ(SSA)」が1981年に「多分ここにサンホセ号が眠っている」(結果的に的中)として、コロンビア政府に探索許可を求めていたそうです。
当初、コロンビア政府は、見つかった場合の財宝類の取り分を同額で折半としていましたが、後にSSAの取り分は5%と変更しました。
これに抗議したSSAはコロンビアとアメリカで法廷闘争に訴え、ほぼ30年にわたって争われてきています。
アメリカでは4年前にSSAの敗訴が決定しましたが、コロンビアではまだ係争中だそうです。
お金が絡むとややこしくなるのはどこの国でも一緒です。


「サンホセ号」は全長150フィート(約46m)、船幅45フィート(約14m)、さらに64門の大砲を装備した大型ガレオン船でした。
写真は「サンホセ号」の積荷の残骸を撮影しています。
見る限りでは、財宝ではなさそうですが。
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