ベントナイトについて

地質調査の会社では、身近な存在のベントナイトについて調べてみました。

ベントナイト( bentonite)は、モンモリロナイトを主成分とする粘土の総称だそうで、地質調査だけでなく、工業や建設業で幅広く利用されています。
鉱物の集合体であるベントナイトは、海底や湖底に堆積した火山灰や溶岩変質することで出来上がった粘土鉱物の一種です。
つまり、ある程度の温度や圧力が数千万年という長い期間にわたって加えられたことで、分子レベルでの構造変化が生じ、生成されています。
ベントナイト という名称は、アメリカ合衆国ワイオミング州のフォートベントン (Fort Benton) 頁岩層にあることから命名されましたが、その成分は地域や場所によって異なります。
成分構成としてはモンモリロナイトという鉱物を主成分とし、他に石英や雲母、長石、ゼオライト等の鉱物を含んでいます。
日本では、酸性を示すものは酸性白土といい、中性からアルカリ性を示すものを限定してベントナイトと呼ぶことが多いそうです。
ベントナイトは、高い粘性や粘着性、それに吸水性や吸着性などの性質により、陶磁器のほか、各種産業に広く利用されています。
水を吸うと自らの体積の10倍以上に膨張し、さらに多量の水と混合すると強力な粘性を発揮します。
それに、長時間おいても沈殿せず、無機物だから公害の心配がありません。
こんな不思議な粘土がベントナイトです。
ボーリング調査では、このような特性を利用して掘削用泥水に利用されています。
また、土木工事用防水材にも利用され、他には化粧品、洗剤、農薬などの添加剤(分散剤、増粘剤)として使われています。
医薬品では軟膏の基材などに使われています。
また粘結剤として様々な製品に用いられ、砂に混ぜて鋳型にも用いられています。
多様な物質を吸着するため、スカルプシャンプーや猫砂にも用いられます。
練炭や豆炭でも吸着性を生かして添加されています。
食品の分野では、ワインや梅酒の濁り除去(澱下げ)に広く用いられているそうですが、他には、膨潤作用による満腹感を期待して非常食の乾パンに添加されることがあるそうです。
ベントナイトは完全無機鉱物なので、それ自体が腐敗することはないそうです。
土壌環境基準や日本薬局方などの基準にも合致し、人体にも環境にも優しい材料であることが保証されています。
地質調査の会社にとっては、ボーリング孔の崩壊防止でしか使わないのですが、こんなにもいろいろな用途があるとはびっくりでした。
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