四国で唯一の天然湖である海老ヶ池

海老ヶ池は、四国では唯一の天然湖です。

海老ヶ池(えびがいけ)は、徳島県海部郡海陽町の室戸阿南海岸国定公園内にある徳島県で最大の湖です。
池に面して広大なピクニック公園である南阿波ピクニック公園があり、面積は10.4ha(0.18 km2)、周囲長4km、最大水深5.5 m、平均水深2.0 m、貯水量0.0004 km3です。
1609年に発生した慶長の大地震による隆起で、それまで海と分離していた窪地だったところが湾の口を礫洲によって閉ざされて湖となったと言われています。
周囲4kmの汽水湖です。
北の端が浅川湾と通じているため淡水・海水が入り交じり、魚の種類が多いのが特徴です。
大蛇の主が住んでいるという伝説があります。
海老ヶ池の大蛇の伝説とは、土佐(現在の高知県)で庄屋を営んでいた夫婦が、子どもを授かりたいと、海老ヶ池に訪れた際、腹痛を起こし、土佐に戻って女児を産み、玉枝と名づけたそうです。
でも、この女児の正体が大蛇であることがわかり、玉枝は育ててくれた礼を言って、空へと舞い上がっていったそうですが、その後、海老ヶ池に戻った玉枝は、毎年大晦日になると、嵐を起こしながら着物を干しに池の端まで上がって来ると云われているそうです。

海老ヶ池では、1980年頃まで、巨大魚であるアカメを専門に狙う漁師もいたと報告されています。
アカメは、四国の清流と呼ばれる四万十川でよく捕獲されています。
生態として、黒潮に面した西日本の太平洋沿岸域だけに分布する日本の固有種です。
種子島・屋久島から静岡県まで記録がありますが、おもな分布域は宮崎県と高知県だそうです。
成魚は沿岸の浅い海に生息しますが、河口や内湾の汽水域に頻繁に侵入することが知られています。
これは餌を探す他にも、浸透圧が低下する汽水域で体についた寄生虫を弱らせて落とすことが目的とも言われています。
食性は肉食性で、おもに小魚を捕食します。
アカメは夜行性で警戒心も強く、夜や雨の日に汽水域へ侵入することが多いと言われています。
産卵については、よくわかっていないそうですが、夏に海域で産卵するとみられています。
稚魚は汽水域に集まり、コアマモなどが生えた藻場で生活しています。
稚魚や幼魚は藻場で頭を下にしてとどまる習性があり、小魚や甲殻類を捕食して成長するそうです。
最大1m30cm以上にもなり、ルビーのように輝く赤い目を持っています。

海老ヶ池の周りには浅川湾岸まで続く遊歩道が設けられており、自然を満喫することができます。
湖の西側には海老ヶ池園地、南阿波ピクニック公園、蛇王運動公園、まぜのおかオートキャンプ場、海南文化村が併設されています。

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空中写真で見ると、海が真近なのがよくわかります。

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海老ヶ池と、遊歩道の状況です。

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海老ヶ池は、野鳥が豊富です。
一年中: ミサゴ、カワセミ、カイツブリ、ヒメアマツバメ、バン、アオサギ、カワウ、ホオジロ、ヤマガラ
夏: オオヨシキリ、アマツバメ、ヒクイナ
冬: ノスリ、ハイタカ、オカヨシガモ、キンクロハジロ、スズガモ、ホシハジロ、オオバン、ジョウビタキ、タヒバリ
などが観察できます。

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案内図もありました。
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