隕石の種類と、希少な「富康隕石」

地球には、たまに隕石が降ってきます。

(1)地球に降ってくる隕石
これは宇宙から降って来るもので、大小さまざまな形を持っています。
日本ではあまり降ってきたというニュースが少ないのですが、実は隕石は常に地球に降り注いでいるそうです。
その頻度は大きさによって異なり、
・100gの隕石⇒全地球で年間約1万9000個
・1kgの隕石⇒全地球で年間約約4100個
・10kgの隕石⇒全地球で年間約830個
と推定されています。
ただし、大抵が大気圏で燃え尽きてしまうそうです。
局所的に大被害が起こり得る衝突は、数百年から数千年に1回で、全地球的大被害の起こり得る衝突は1万年〜10万年に1回の発生確率としています。
ドイツのミュンスター大学の鉱物学者であるアディ・ビショフ博士が語ったところによりますと、地球には隕石が年に大体5個から10個衝突してくるそうです。
2013年ロシアのチェリャビンスク州に落ちた直径17m、重さ約1tとも言われる大きな隕石が大気圏を通過してくるのも5年に1回あるとのことです。

(2)隕石の種類
隕石は、石の成分(けい酸塩鉱物)と金属の鉄(鉄―ニッケル合金)からできており、
①石質隕石・・・・石からできている隕石
②鉄隕石・・・・金属鉄からできている隕石
③石鉄隕石・・・・石と金属鉄が混じった隕石
に分けられています。
さらに、石質隕石は、コンドリュールと呼ばれる直径1ミリ程度の球状構造を含む隕石(コンドライト)と、含まない隕石(エコンドライト)に分類されます。
全隕石の約1%とたいへん少なく貴重な石鉄隕石は、ほぼ同じ量の鉄ーニッケルの合金と珪酸塩鉱物からなり主にパラサイトとメソシデライトに分類されています。

(3)富康隕石について
2000年に、中国の新疆、富康という都市近くで、重量1003kgという信じられないくらいの大きい隕石が発見されました。
「富康隕石」と呼ばれるこの隕石は、21世紀最大の発見の一つと言われ、その理由は非常に稀な石鉄隕石であったからです。
なんとも不思議なルックスをしていて、惹きこまれます。
この「富康隕石」ですが、金よりも美しく煌びやかな輝きを放っています。
しかもスケルトン状態となっており、向こう側の様子が伺えるほど透明度も高いものです。
それだけでなく、地球が誕生したのが46億年前で、この隕石はその頃に降ってきたものだそうです。
産地は火星と木星の間の小惑星帯のようで、太陽系を構成した原子の状態に近い岩のひとつとも言えます。
隕石の原料としては、「パラサイト」という石鉄隕石ニッケルと、ハニカム状に埋め込まれたカンラン石です。
そして、半透明の金色の結晶などになります。

(4)隕石の値段
アポロ11号で人類ははじめて月の石を持ち帰ったと言われています。
月隕石は月から飛んできた石で、南極からは16個が発見されています。
その中の9個は、現在日本が持っているそうです。
火星隕石は、これまで30個ほどが見つかっていて、その半数は南極の隕石です。
火星隕石は、火星に水がある、生命が作り出す物質を含む、などの研究が話題を呼んでいます。
月や火星の隕石は一個数百万円もの価値があるものも多く、アメリカなど世界中のコレクタ-や科学者が希少価値のある隕石捜しをしているそうです。
高価な隕石は、現在はオークションサイトなどで非常に高価にやり取りがされているとの事ですが、なにせ地球上には存在しない好物である為、量産は出来ないし採掘も出来ません。
隕石は、希少さで値段が決まってきますので、例えば鉄隕石だと1g、400円ぐらいで、パラサイト隕石は1g3000~5000円ぐらいです。
月とか火星だと1gあたり7万円以上で、1gあたり110万円以上になるのもあります。
計算すると重さ10kgの隕石だと鉄隕石でも400万円となりますが、なかなか10kgを持っている人はいないようです。
また、重さだけでなく、希少性、断面図の美しさで決まるようです。
アポロが月から持ち帰った石は1g約1000万円(当時の金額)していましたが、これはめずらしさも手伝ったのでしょう。
ネットを見てみると、1万円以下で買える隕石の破片もあります。
一方で、過去には月、それも人類未踏の場所からの隕石と認定されたものに、その希少性から1gで110万円と言う値段がついたものもあったようです。
「富康隕石」も、最大の419.5kgの重さのものが200万ドルでオークションにかけられたそうですが、入札はなかったとのことです。

fukang-meteorite-2[2]
「富康隕石」です。
石鉄隕石の中でもパラサイトという部類であり、丸みのある粗粒状のカンラン岩と、その間を埋める切れ目のない網目状の鉄‐ニッケル合金からなっています。

fukang-meteorite-4[2]
「富康隕石」は、約45億年前に形成されたものが落下したと考えられています。
隕石は欠片となって、様々なグループが保有しているそうです。
最大のものは419.5kgで、200万ドルでオークションにかけられたそうですが、入札はなかったとのことです。
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