地質用語(57)

地質用語及び関連用語をまとめてみました。
今回は、(こ)から始まる用語です。

・コア採取率 (こあさいしゅりつ)
コア採取率とは、試錐の際にコア長を掘進長で除した百分率のことです。
・古芦ノ湖層 (こあしのこそう)
古芦ノ湖層は、箱根火山古期カルデラ湖に堆積した軽石を含む粘土・砂・礫の互層から構成されています。
花粉分析では、現在よりも温暖で、下末吉層に対比しています。
・古有明湾入 (こありあけわんにゅう)
古有明湾入は、北九州炭田地域で、始新世の山ノ神層(朝倉炭田)・銀水層(三池炭田)・赤崎層(天草炭田)の堆積区域です。
南からの湾入で、南北方向の細長い河川のような形の堆積盆地です。
・古異歯亜綱 (こいしあこう)
古異歯亜綱は、古異歯類とも言い、二枚貝 Autolamellibranchiata Heteroconchia の分類群です。
Heteroconchia には他に異歯類が属します。
分類階級は主に二枚貝綱古異歯亜綱とされますが、分類によっては Autolamellibranchiata か Heteroconchia を亜綱とし、古異歯上目または古異歯目とすることもあります。
代表種サンカクガイからサンカクガイ亜綱とも訳します。
・古石狩海 (こいしかりかい)
石狩炭田の石狩層群(上部)と幌内層が同時異相で、それらが同一の海湾に堆積したと考えるとき、その海湾を古石狩海と呼んでいます。
・桂湘かん褶曲帯 (コイシヤンカンしゅうきょくたい)
桂湘かん褶曲帯は、中国台地の一部を成す南華台地の中央部を占めています。
・声問層 (こいといそう)
声問層は、後期中新世中期から前期鮮新世(約二百万年前から約三百~四百万年前までの期間)に堆積したと考えられており、主に珪藻遺骸からなる層理面の不明瞭な珪藻質泥岩を主体とする地層です。
同層は、稚内層の上位に位置し、模式地は、北海道天北地方です。
・網 (こう)
綱は、分類単位として使われています。
生物のおおまかな分類単位は、門、綱、目、科、属、種に分けられています。
・合 (ごう) 
合(conjunction)は、太陽方向にきて、地球-太陽-外惑星と並んだ時を言います。
また、内合(inferior conjunction)は、地球-内惑星-太陽と並んだ時、外合(superior conjunction)は、地球-太陽-内惑星と並んだ時を言います。
・紅亜鉛鉱 (こうあえんこう)
紅亜鉛鉱(Zincite)は、ZnO 、六方晶系に属する亜鉛鉱物の一つで、紅 (べに) 亜鉛鉱とも言い、錬金術材の一つです。
硬度4,比重 5.66~5.69で、亜金剛光沢,オレンジ~深紅色を呈しています。
きわめて局限された産地に多産する鉱物の一つで、アメリカのニュー・ジャージー州フランクリン・ファーネス(Franklin Furnace)およびスターリング・ヒル(Sterling Hill)鉱山の変成層状亜鉛鉱床、マンガン鉱床に多産し、亜鉛の鉱石鉱物となります。
1980年以降に数回爆発したワシントン州セント・ヘレンズ火山の火山噴出物からも確認されています。
多くは塊状集合あるいは粒状をなして産し、少量成分のマンガンは両主要産地のものに広く含有されています。
方解石、フランクリン鉱、珪亜鉛鉱などと共存しています。
日本では、まだ産出は知られていません。
・鋼アーチ支保工 (こうアーチしほこう)
支保工としては、かつては松丸太を組み立てる木製支柱式支保工が用いられていましたが、その後鋼アーチ式支保工に代り、さらに現在ではナトム工法が主流を占めています。
鋼アーチ式支保工は、H形鋼を円形状に曲げ加工して製作した本体と継手板、底板、継ぎ材等の付属品から構成されており、強度が大きくて強い土圧にも耐えられるばかりでなく、空間が広くあいているので大型の機械類を導入できるという利点があります。
また木製支柱式支保工の時代には、土圧によって破壊されたり、偏圧で倒壊したりして、悲惨なトンネル落盤事故となったことも多かったのですが、鋼アーチ式支保工となってからは、このような災害は激減しました。
・好圧性 (こうあつせい)
好圧性とは、高圧でよく生育し、低圧あるいは常圧で生育しない微生物の属性のことです。
・高圧型変成作用 (こうあつがたへんせいさよう)
広域変成帯は、日本の地質学者で、専門は岩石学とプレートテクトニクスの都城秋穂さんにより、高圧型変成帯(低温高圧型,高P/T型ともいう),中圧型変成帯(中間型ともいう),低圧型変成帯(高温低圧型,高T/P型)の三つのタイプに分類されています。
そして、それぞれ高圧型変成作用(またはヒスイ輝石‐石英タイプ),中圧型変成作用(ラン晶石‐ケイ線石タイプ),低圧型変成作用(紅柱石‐ケイ線石タイプ)をうけた変成岩帯となっています。
・高圧中間群 (こうあつちゅうかんぐん)
高圧中間群は、都城秋穂さんにより区分した変成相系列の一つです。
ジェラード輝石-ラン閃石型とラン晶石-珪線石型の中間のもので、四国の三波川結晶片岩地域などがこれに属すると考えられています。
・高圧物理学(こうあつぶつりがく)
高圧物理学(high pressure physics)とは、高圧下での物質の性質を研究する物理学の分野のことです。
高圧物理学は 1908年 P. W.ブリッジマンさんの研究から始まりました。
高圧力の実現と高圧下での測定技術の多くは P. W.ブリッジマンさんの創案によるものです。
現在達成された最高圧力は長時間静的圧力では 170GPa,短時間動的圧力では 1000GPa程度です。
・高アルミナ玄武岩(こうアルミナげんぶがん)
高アルミナ玄武岩(high-alumina basalt)は、Al2O3が17%以上含まれる玄武岩のことで、日本の地球科学者の久野久さん(専門は火山岩岩石学)が命名しました。
・紅安鉱(こうあんこう)
紅安鉱(kermesite)とは、比較的数の少ない酸素を含む硫化物のことです。
系統分類上は硫化物に入れられ、原子配列上、輝安鉱との部分的な類似性もありますが、現在では独立して類似物がない形で取り扱われています。
自形はb軸方向に伸びた柱状あるいは長板状で、しばしば毛状あるいは房状になります。
浅~深低温熱水性アンチモン鉱床中に産しています。
二次鉱物とされていますが確証はなく、むしろ特殊な条件で造られた初生鉱物と判断される産状のものが多く見られます。日本では、鹿児島県日置郡吹上町(現、日置市吹上町)の日ノ本鉱山(閉山)などから報告されています。
・広域噴出(こういきふんしゅつ)
広域噴出は、デルーフィング(deroofing)とも言い、広域噴火に伴って、マグマ溜まりの屋根部分が沈降することを言います。
・広域変成作用 (こういきへんせいさよう)
広域変成作用とは、造山運動や埋没作用によって特定の火成岩を熱源とせずに広い地域にわたって岩石が変成される作用のことです。
プレート境界及び、プレート衝突帯の地下深部で起こると考えられています。
物理的要因としては高温と圧力が主なので、動力熱変成作用とも言います。
地殻の広い範囲に影響を与える変成作用なので、局所変成作用が火成岩貫入の周辺部に限定されることと区別されています。
広域変成作用のある地域の岩石は、低度の変成作用から高度の変成作用のものに累進的に変化することが多いのが特徴です。

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