「風が吹けば桶屋が儲かる」について

「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざがあります。

「風が吹けば桶屋が儲かる」(かぜがふけばおけやがもうかる)は日本のことわざだそうです。
このことわざの意味として、ある事象の発生により、一見すると全く関係がないと思われる場所・物事に影響が及ぶことの喩えです。
でも現代では、「可能性の低い因果関係を無理矢理つなげてできたこじつけの理論・言いぐさ」を指すことのほうが多いと思います。
別の言い方で、「風が吹けば箱屋が儲かる」とか「大風が吹けば桶屋が喜ぶ」などの異形もあると文献にはありましたが、私は聞いたことがありません。
このことわざの由来としては、江戸時代の浮世草子『世間学者気質(かたぎ)』巻三(無跡散人著、明和5年、1768年)に初めて出てくるそうです。
ただしここでは、「桶」のかわりが「箱」になっています。
また、『東海道中膝栗毛』二編下(享和3年、1803年)にも出てきていますが、ここでも「箱」になっています。

「風が吹けば桶屋が儲かる」のストーリーとして、
①風が吹く
②砂が舞い上がる
③砂が目に入る
④失明する人が増える
⑤失明した人は三味線を習う
⑥三味線の需要が増える
⑦革に使うため、猫が大量に捕まえられる
⑧ネズミが増える
⑨桶をかじる
⑩桶屋が儲かる
このようなものだそうです。
なにか、こじつけの印象しかないのですが、「風が吹けば桶屋が儲かる」確率を計算している文献もありましたので紹介します。
①大風で土ぼこりが立つ確率→0.1(10日に1日)
②土ぼこりが目に入って、盲人が増える確率→0.001(1000人に1人)
③盲人が三味線を買う確率→0.01(100人に1人)
④三味線に使う猫皮が必要になり、猫が殺される確率→1(1匹に1匹)
⑤猫が減ればネズミが増える確率→0.5(2回に1回)
⑥ネズミは桶を囓る確率→1(1回に1回)
⑦桶の需要が増え桶屋が儲かる確率→1(1回に1回)
この確率はすべてがいい加減な気がしますが、それでもこれで計算しますと、
0.1×0.001×0.01×1×0.5×1×1 = 0.0000002
つまり、1000万回のうち2回は桶屋が儲かるとしています。
ただし、これでは大風が1000万回吹くまでに約136,986年かかり、そのうち2回が儲かるという計算です。
そして、儲かる金額については不明で、100円儲かるのか、100万円儲かるのかの定義はありません。
まあ、「風が吹けば桶屋が儲かる」で儲けを出そうというのは、難しいこととして片付けるのが良いと結論づけられているようです。
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