はなみずき通りの「ハナミズキ」

「ハナミズキ」というと一青窈さんの歌を想い出す人は多いと思いますが、これは花の名前です。

「ハナミズキ」(花水木、学名: Cornus florida)は、ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木で、「アメリカヤマボウシ」とも言います。
「ハナミズキ」は、アメリカを代表する花木で、カナダのオンタリオ州からアメリカのマサチューセッツ州、テキサス州、メキシコ北東部にかけて分布しているそうです。
正式な和名は「ハナミズキ」ではなく「アメリカヤマボウシ」だそうですが、私たちは、別名である「ハナミズキ」のほうが身近に知っています。
松山には街路樹が「ハナミズキ」ばっかりの「はなみずき通り」があります。
正式な道路名は、都市計画道路千舟町古川線と言うのだそうですが、精農橋あたりの古川北一丁目から椿神社の裏参道にぶつかる信号の古川南四丁目間の2km程度の通りです。
10年くらい前に、松山環状線と外環状線とを結ぶバイパスとして松山市によって整備されました。

「ハナミズキ」は、先に述べたようにアメリカの花ですが、歴史としては1912年、当時の東京市がアメリカに桜を贈り、そのお返しとして1915年にアメリカから白花種が寄贈されたのが、はじめとされています。
さらに2年後の1917年には赤花種が贈られたそうです。
ただし、当時贈られた木はほとんど残っていないそうです。
「ハナミズキ」の名前の由来は、花のきれいなミズキという意味です。
また、「アメリカヤマボウシ」の名は、アメリカ原産で日本の近縁種のヤマボウシに似ていることからつけられたそうです。
ヤマボウシ(Cornus kousa)は日本にも分布する落葉樹で、庭木などに利用されています。
花の姿も似ていますが、ヤマボウシは苞の先端がとんがるので花どきは容易に見分けが付きます。
英名はドッグウッド(dogwood)もしくはフラワリング・ドッグウッド(flowering dogwood)と言うそうです。
これは木を煎じた液で犬の皮膚病を治療した事にちなむと言われています。
また他の説として、dogは古英語で短剣を意味するdaggeのことで、材質が固く武器などに利用されたからだとも言われています。

近年は、丈夫で育てやすく、若木は枝のまとまりもよく、比較的場所をとらないので、家のシンボルツリーや街路樹に広く利用されています。
今の季節の、春に八重桜の咲く頃に、枝いっぱいにかわいらしい花を咲かせます。
花びらは正確には苞(ほう)と呼ばれる葉っぱです。
苞は丸みがあり、先端がくぼんでいることが多いそうです。
花の本体はその中心に丸く集まった部分です。
花色は白が基本で、他にピンク、紅色があります。
花後には光沢のある楕円形の小さな実を付けて秋に赤く熟します。
晩秋には紅葉して冬は落葉します。
春に新芽を出して夏まで生長し、秋までには翌年開花する花芽が枝先に作られ、目で確認できるようになります。
植栽されているものは樹高3~4m程度でおさめているものが多いですが、生長すると10mを越します。
また、水平方向に枝を伸ばしやすく、成木になると存外に枝が長く伸びて幅のある樹形になります。
花の大きなもの、苞が重なり合ったもの、葉に斑が入るものなど様々な園芸品種があります。
また変異種や枝変わり種も多く知られます。
比較的よく見られる品種には、以下のようなものがあります。
①チェロキー・チーフ・・・・ポピュラーな紅花種で、育てやすいのが特徴です。
②レッド・ジャイアント・・・・紅花の大輪花で、美しい花です。
③クラウド・ナイン・・・・純白の大輪花で、花が咲きやすく清楚な雰囲気です。

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「はなみずき通り」です。
道路の両側の街路樹は「ハナミズキ」ばっかりです。

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古川町にあるので、「古川はなみずき通り」とも呼んでいます。

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白い「ハナミズキ」です。
クラウド・ナインという品種だと思います。

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赤い「ハナミズキ」です。
これは、チェロキー・チーフという品種です。
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