ロケット発射実験から60年

「日本の宇宙開発の父」と呼ばれている糸川英夫さんが行った国産初のロケット発射実験から60周年を記念するイベントが、昨日(4月11日)、行われました。

今から60年前の4月12日に、糸川英夫さんが、戦後、資金も物資もない中、試行錯誤を重ねてたどり着いたのが、ペンシルロケットの水平発射実験だったそうです。
そして、これが日本の宇宙開発がスタートした瞬間でした。
東京・国分寺市とJAXA=宇宙航空研究開発機構などが共同で行うこの企画展では、ペンシルロケットと呼ばれる長さ23センチの超小型ロケットが展示されています。
企画展では、5年前に小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星「イトカワ」の微粒子も展示しているそうです。
この小惑星の名前も、糸川さんにちなんでつけられたものだそうです。

「ゼロ戦」の次ぐらいに有名な戦闘機「隼」の設計者から、突然畑違いのバレリーナになって、占星術やチェロ、バイオリンまで、86歳で亡くなるまでチャレンジ一筋でした。
晩年はテレビのクイズ番組「平成教育委員会」で観かけました。
セミレギュラーの生徒として出席していました。
このときのエピソードがありました。
「平成教育委員会」は、生徒を君付けで呼ぶのが取り決めになっており、番組出席に際し、先生役である北野武やほかの番組関係者らが糸川さんに対してを君付けで呼んだ際、糸川さんの関係者から(糸川さん本人からではありません)「糸川先生を君付けで呼ぶとは何事だ!!」という抗議を受けたそうです。
しかし番組側は、「特別扱いはできない」とその抗議は受け付けず、他の生徒と差別せずに「糸川君」と呼び続けたそうです。
私も、本などでよく知っていたので、当時は少し違和感を覚えました。
でも、あの番組で糸川さんの温厚な人柄を知ることができて改めてすばらしい人だと感じたしだいです。

著書・編著には次のようなものがあります。
『航空力学の基礎と応用』(共立出版 1942年)
『宇宙を散歩する』(竜南書房 1957年)
『ロケット』(日本放送出版協会 NHKブックス 1965年)
『現代の冒険4 宇宙への遠い道』(責任編集 文藝春秋 1970年)
『逆転の発想』(プレジデント社 1974年)
『前例がないからやってみよう』(光文社 1979年)
『糸川英夫の細密占星術』(主婦と生活社 1979年)
『ケースD 見えない洪水―』(グループ「未来捜査局」と共著 CBSソニー出版 1980年)
『独創力』(光文社 1982年)
『第三の道・インドと日本とエントロピー』(CBSソニー出版 1982年)
『糸川英夫の入試突破作戦』(文藝春秋 1983年)
『荒野に挑む』(ミルトス 1989年)
『復活の超発想』(徳間書店 1992年)
『逆転の知恵』(同文書院 1992年)
『八十歳のアリア 四十五年かけてつくったバイオリン物語』(文春ネスコ 1992年)
『セオリー・ゲームからの脱出』(青春出版社 1993年)
『糸川英夫の創造性組織工学講座』(プレジデント社 1993年)
『一日一発想366日』(講談社 1993年)
『21世紀への遺言』(徳間書店 1996年)
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