平和のシンボル「陽光桜」

松山でゆかりの桜としては、平和のシンボルと言われている「陽光桜」があります。

「陽光桜」(ヨウコウザクラ)を開発したのは、愛媛県東温市出身の故高岡正明さんです。
元教師だった高岡さんは1909生まれで2001年に亡くなっていますが、送り出した教え子たちが戦場に散ったことを悼み、鎮魂の旅に出た沖縄で寒緋桜(カンヒザクラ)と出会い、この桜が生まれることにつながりました。
自責の念から、私財をなげうって25年以上の歳月をかけて改良に改良を重ねて開発し、寒さや暑さに強い品種となっています。
そして、世界各地に贈り続けた苗は約5万本に上っているそうで、今は高岡さんの息子さんが引き継いで贈っているのだそうです。
東北では、津波が来た高さの所に植えられたのは有名な話ですが、今年も花をつけているそうです。
映画化もされるそうです。
高岡正明さんの生涯を描く感動のヒューマンストーリー映画「陽光桜―YOKO THE CHERRY BLOSSOM―」の県内ロケが3月25日、松山市で始まり、高岡さん役の主演・笹野高史さんと息子役の的場浩司さんが撮影に臨んでいます。
初日は地元住民が「陽光桜」を植樹した垣生山でロケがあり、家業を顧みず桜の新種作出を続ける父に息子が声を荒らげるというシーンを撮影していました。
桜に込めた思いを明かすきっかけとなる重要なシーンで、笹野さんと的場さんが熱のこもった演技を披露しました。
2015年の劇場公開に向けて製作される映画となるそうです。

「陽光桜」はバラ科サクラ属の落葉小高木です。
「里桜」の天城吉野(アマギヨシノ)と寒緋桜(カンヒザクラ)との交配によって作出されました。
樹高は5mから8mくらいです。
葉は楕円形で、互い違いに生え(互生)ています。
葉の先は尾状に尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)があります。
葉の表面は濃い緑色で艶があり、毛は生えていません。
葉の裏面は淡い緑色で艶はなく、葉脈上に毛が生えています。
開花時期は3月から4月です。
染井吉野(ソメイヨシノ)よりも少し早く咲くようです。
この「陽光桜」とは逆に、松山市伊台にある西法寺の「薄墨桜」は、開花時期がソメイヨシノよりは遅く咲きます。
一重咲きで、寒緋桜(カンヒザクラ)の紅色が残されています。
花径は4、5cmくらいある大輪で、3、4輪が下向きについています。
別名を紅吉野(ベニヨシノ)とも言います。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味しています。
学名は、Prunus 'Youkou-zakura'です。


ずいぶん大きい「陽光桜」です。
松山ではよく見かけます。

ヨウコウザクラ080330c-l.jpg



















ソメイヨシノよりは濃いピンク色です。
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