伊予市の珍しいトンネル

伊予市双海町に珍しいトンネルがあります。

伊予市から海岸へ出て長浜へ向かう道は道路が整備されて現在はあまり使っていないトンネルがあります。
伊予市側は、丸い煉瓦のアーチなのですが、出るときは四角の石組という変則的なトンネルです。
このトンネルは、昔の地名をとって上灘隧道とか、小網隧道とか言われています。
大正5年頃竣工とか、大正9年竣工とかの古いトンネルで、延長37m、幅員3.5m、高さ4.0mであり、土木学会の近代土木遺産に認定されています。

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長浜への道は、現在では国道378号線になっています。
右側の二車線道路が国道です。
左側の擁壁下の側道で、遠くに見えるのが上灘隧道です。
国道378号線は、直線道路なので、油断すると一気に通り過ぎていってしまいます。

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トンネルの手前には藤棚があります。
道路の上が藤棚なんて、このごろの道路ではほとんど見かけませんね。

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伊予市側では、下部7段が石組で、笠石とアーチ環も石組で、上部の内部は煉瓦巻きです。
入り口の右側に、円柱状の石組のものがあり、これは花壇ではないかと思われます。

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ここが真ん中付近のトンネルです。
向こう側が伊予市側で、アーチですが、手前は四角です。
このトンネルは、海に突き出た岩山に掘られたものだったそうですが、昭和53年頃に海側は埋め立てられ、さらに小網東橋も架橋して新しい国道378号が完成しました。
このため、現在では通行量の少ない旧道になっています。

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長浜方向からの入り口です。
四角の石積みになっています。
長浜側の四角い部分は、落石防止用のロックシェード(洞門)のようにも見えますが、天井部分の厚みがないので落石には対応できそうもありません。
なにはともあれ、石積みで囲って、コンクリートで蓋をしている構造です。
何故、すべてアーチにしなかったのかは不明ですが、施工当時の海岸や、海に突き出た岩山に影響を受けているのは想像できます。
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