地質用語(55)

地質用語及び関連用語をまとめてみました。
前回に引き続き、(け)から始まる用語です。

・懸濁液(けんだくえき)
懸濁液とは、固体粒子が液体中に分散した分散系のことです。
・懸濁重液 (けんだくじゅうえき)
懸濁重液は、磁鉄鉱,ケイ素鉄(フェロシリコンとも言いケイ素と鉄の合金です),石英のような高比重物質の粉末を水中に懸濁させることによって得られる、見掛け比重が1よりも大きい懸濁液のことです。
・懸濁物質 (けんだくぶっしつ)
懸濁物質は、水中に浮遊し、水に溶けない固体粒子のことです。
工場排水試験法(JIS K 01202-14)では2mm目のフルイを通過して、ろ紙またはその他のろ過器で水と分離できるものを懸濁物質としています。
浮遊物質で、水の汚濁物質を示す指標の一つであり、これが多くなると光の透過を妨げ、植物の光合成に障害を与えます。
また、堆積すると河底生物に悪影響を及ぼします。
・原炭 (げんたん)
採掘されたままの石炭は、炭層に含まれていたはさみや炭層と一緒に掘り取られた上下の岩盤に由来する岩石分(分析をすれば灰分であらわされる)が混入しており、この状態のものを原炭と言っています。
原炭のままでは岩石分が多くて使用上不利なので、選炭工程でこれを岩石分の少ない精炭と、岩石分が主で少量の石炭分が混入した廃石に分けています。
・鍵単層 (けんたんそう)
鍵単層は、鍵層とも言い、岩相とか構造または化石群集などに顕著な特徴があるために、広域にわたり同一層準として追跡できる層を言います。
地層の横の広がりを調べる野外での地質調査によく利用され、特徴のない均質な岩相が厚く分布する場合に鍵単層は重宝されるますが、このような地層対比に使われるものとして、特異な化石層,火山灰層,海緑石層などが有名です。
・間知石 (けんちいし)
石積みに使用される四角錐形の石材のことで、底面が表に出るように積み、石垣,護岸,擁壁などに日本では古くから用いられています。
・原地形 (げんちけい)
原地形とは、火山活動によって形成された火山や、海底が隆起してできた海岸平野など、地形輪廻(りんね)の出発点として想定される地形のことです。
・現地性 (げんちせい)
現地性とは、その場所から移動せずに形成された岩石に関する語のことで、土壌,化学的沈澱岩,付着して増大した石灰岩などが含まれます。
・原地性花崗岩 (げんちせいかこうがん)
原地性花崗岩とは、周囲の岩石に対して漸移的な産状わ示す花崗岩の総称です。
・原地性褶曲 (げんちせいしゅうきょく)
原地性褶曲とは、元来地層が堆積していた基盤上において形成された褶曲のことです。
・原地性の~ (げんちせいの)
原地性の~とは、古生物においては、生活していた場所で化石になっているものを表す表現です。
現地性の~や、自生的の~などは同義語になります。
・検潮儀 (けんちょうぎ)
検潮儀とは、海面の高さ(潮位)の変化を自動的に記録する器械のことで、浮き(フロート)式と水圧式の2種類あります。
前者は、海岸近くに井戸を掘り、海と細管によって連絡してそこに浮きを浮かべ、その昇降を記録します。
・顕著地震 (けんちょじしん)
顕著地震とは、有感地震の中で、最大の地震で、震央なら300km離れたところでも震度1以上の地震のことです。
・原点走時 (げんてんそうじ)
原点走時とは、弾性波探査での解析時の屈折波の走時の延長と時間軸の交点のことで、この時刻を用いて地層境界の深さを求めることができます。
・堅頭類 (けんとうるい)
堅頭類とは、古生代デボン紀から中生代三畳紀まで繁栄した両生類の一群で、陸生四足(脊椎)動物として最初に現れた大動物群で、堅い頭骨を備え複雑な椎骨をもっていました。
・検土杖 (けんどじょう)
検土杖(けんどじょう)とは、土壌に深く差し込んで、その直下の土柱を調査するための道具です。
杖状で先端(採土部)は金属製の円筒形になっており、人力あるいは落錐の重みで採土部を地面に深く差し込んで土壌を採取します。
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