ビキニ環礁の放射能汚染

福島の原発事故による海への汚染は止まっていません。
科学が発達すればするほど、地球への汚染も広がっていっていると思います。

思えば、海の放射能汚染は、なにも福島だけではありません。
広島・長崎に原爆を投下した1年後の、1946年7月に、アメリカは、「核実験」という名の下に原爆を中部太平洋マ-シャル諸島の、ビキニ環礁で爆発させました。
クロスロード作戦(Operation Crossroads)と呼ばれたこの「核実験」は、以後13年間にビキニ、エニウェトクの二つの環礁で66回も行っています。
中でも、1954年3月1日に、ビキニ環礁で行われた、「ブラボ-」と名づけた「核実験」は史上最大の15メガトンでした。
広島原爆の1,000倍のウルトラ水爆で、周辺海域で操業中のまぐろ漁船、第五福龍丸など日本の漁船1,000隻以上が被曝しました。
ビキニから180km離れたロンゲラップ島民は避難させられずに、激しい衝撃波と爆風、そして放射能を含んだサンゴの粉が島中に降り積もりました。
いわゆる「死の灰」ですが、その当時の子供たちは初めてみる雪のような白い粉を身体にかけて遊んでいたそうです。
やがて激しい嘔吐、皮膚の炎症、脱毛などの急性放射能障害が島民を襲いました。
その後アメリカ艦船に収容され、3年後、「安全宣言」を信じて、実験当時島にいなかった島民も一緒に、帰島しました。
しかし、たった3年では、残留放射能がいっぱいで、島は住める状態ではありませんでした。
実験当時島外で無事だった人も、汚染されたヤシガニやパンの実、魚などの食物などを通じて内部被曝をしてしまいました。
奇形児や流産などの異常出産、甲状腺ガンや白血病などが蔓延したそうです。
今でも、そのビキニ環礁の北西角に、ぽっかりと開いたくぼみが見えます。
通称「ブラボー・クレーター」と呼ばれているこの穴は、直径約2km、深さ約80mとものすごいもので、海底にはすり鉢のように筋状の模様があり、中心に向かって深くなっています。
常夏の海に刻まれた「核の傷痕」で、周囲にあった三つの島が吹き飛んだそうです。

これって、どう考えても福島以上でしょう。
それでも、あれから68年たった現在まで、世界中の人が魚を食べています。
とんでもなく恐ろしいことです。
「のどもと過ぎれば」とはよく言いますが、あれだけの放射能事故がありながらでも、原発を再稼動しようとしています。
今は、ビキニ環礁の「核実験」なんか忘れ去られています。
チェルノブイリも、福島の事故がなかったら忘れ去られていたのでしょうか?
そして、福島も忘れ去るときが来るのでしょうか?
ビキニ環礁も、広島も、長崎もアメリカの仕業ですが、福島は明らかに日本人の仕業です。
文明の発達が、地球崩壊にならないように、私たち一人ひとりが文明をチェックする必要があります。
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